Low cost, Low price & High return

音楽に対してはまじめに、それ以外はゆるゆるとへんなことを。月に何度か、不定期に書き綴ります。

ドムドムが街にやってきた

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ドムドムバーガーというハンバーガーチェーンがある。

日本でいちばん最初に展開した、ファーストフードのさきがけにして、

世間一般にはかなり知名度のひくいファーストフードチェーンであろう。

しかし、コアなファンに人気のチェーンでもある。

昨年2月に6軒同時閉店という衝撃的なニュースが飛び込んできたが、

ドムドムファンの団体のかたがたのツイートで注目が集まったそうだ。

 

nlab.itmedia.co.jp

 

おもえば、おれの生まれた、大阪の茨木市という街にもドムドムがあったのだ。

阪急の駅にほど近い、商店街の入り口に建っていた。

両親がファーストフードがすきではなく、実際に食べることはなかったのだが。

子ども心にあこがれていたお店だったのだ。

あのお店も今はないようだ。いつ閉店してしまったのか、調べても出てこない。

ネットに記事がないのだから、きっと相当むかしのことなのだろう。

 

そして、いまおれが住んでいる町の最寄りのドムドム

2016年頭になくなってしまった。

そういえば、もう2年以上行っていない。

さいきん店舗の数がどんどん減ってしまっているのだ。

これはとてもかなしいことだ。

そこまで「ドムドム、めっちゃ大好き!」というわけではないが、

やつのことは憎からずおもっているのだ。

このまま消えてなくなってしまうのだろうか……いや、それはあまりにも惜しい。

 

などと嘆いていたら、どうやら近くの街にドムドムが新規出店をするらしい。

6年ぶりの新規出店、しかもフードコートじゃなくて路面店ですってよ。

おいおい、ちょっとこれは行くしかないだろう。

 

ドムドムバーガー厚木店のオープンは昨年の12月8日。

気合いを入れすぎて、オープン日に来てしまった。

しかも、学生時代ドムドムでバイトをしていたという友人を連れての来店だ。

ドムドムの新規出店を祝いながら、クルーの裏話を聞こうというさくせんである。

どれだけおれのテンションが上がっていたか、よくわかる。

厚木店の閉店は23時、ラストオーダーは22時である。

なんとか仕事を早めに切り上げ、20時に友人たちと待ち合わせをした。

 

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おお、まごうことなきドムドムバーガー!

ちなみにこのぞうさんは「どむぞうくん」というそうだ。

試験に出るので覚えておくように。

さて、さっそく店内に突撃するとしよう。

 

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まじかよ。

 

スタッフのかたに話をうかがうと、大量のお客さんが来店して、

16時すぎには用意していた材料をすべて使い切ってしまったとのことだった*1

おいおいみんな、ドムドムすきすぎるんじゃないか。

 

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スタッフのかたからは「申し訳ありません、ぜひまたご来店ください」と

クーポンをいただいた。

300円引きとはなかなか太っ腹である。

ドムドム店員の友人も「300円はなかなかないですよ!」と興奮していた*2

これはまた再訪しなくてはなるまい。

 

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日を改めてやってきた。

なんせドムドムのことであたまがいっぱいで、仕事も手につかなかったのである。

いや、それは言いすぎた。うそだ。すまん*3

 

新商品の「ビッグドム」というなにやらモビルスーツっぽい名前のやつも気になるが*4

やはりここは思い切ったラインナップで行ってみたい。

たのしみだ。テンションが上がっていくのを感じる。

 

 

テンションにまかせてこんなツイートをした。クリスマスの夜だった。

普段の4倍強のいいねがついたことからも、ドムドムの愛されっぷりがよくわかる。

 

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ビッグドムシリーズの「2番人気」って情報、いる?

ともあれ、正直なチェーンなんだな、という気持ちが伝わってきた。

 

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まずはこちらだ。甘辛チキンバーガー。

ドムドムを語る上では決して外せないバーガーであろう。

 

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ジューシーなチキンに、甘辛いタレがかかっている。

揚げたチキンをはさんだハンバーガーはよそのチェーンにもあるが、

噛んだ瞬間に肉汁がとびだすほどのジューシーさはそうそうないではないか。

さすが往年の人気メニュー、うまさは健在だ。

さ、笑顔になったところで次のメニューに行きましょうかね。

 

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厚焼きたまごバーガーである。なんだそれ。

厚焼きたまごとハンバーガーって、円が重ならないとおもうんですけど。パワポ上で*5

いや、ちがうのだ。

ドムドムというのは昔からそういう突飛なことをするチェーンなのだ*6

だが、勝算もなくこんなことをするわけがないのだ。

さて、お手並み拝見といこうじゃないか。

 

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あっはっは、おもわず笑っちゃったよ。

なんなんだきみは。関西のたまごサンドじゃないか。(参考画像)

だが、これがウマイ。たまごがふわっふわ、ほどよくきいた出汁の味と、

からしマヨネーズが全体をうまく包んでいる。

見た目はちょっとビビるが、これはふざけてるどころか大マジだ。

厚焼き玉子、合うぞ!!

 

さて、最後はこいつだ。

 

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デビュー当時に賛否両論を巻き起こしたという伝説のメニューが帰ってきた。

どうしてお好み焼きとハンバーガーを合わせよう、とおもったんだろう。

厚焼きたまごもそうだけど、このドムドムの攻めっぷりはなんなんだ*7

 

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パティはない。キャベツと玉子、そしてその奥に問題のお好み焼きが待っている。

ほんのり甘いお好みソースがたまらない。

 

お好み焼きのなかにもキャベツが入っているのがおもしろい。

いや、しかしうまいのだこれが。

キワモノはキワモノかもしれないけど、それをちゃんと成立させる商品力。

厚焼きたまごもお好み焼きも、どっちもまた食べたいなとおもうもの。

これってすげーことですよ。

 

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と、結びのような文章を書いておいて、また別の日に再訪した。

いや、だってビッグドムも気になるじゃないですか。あえての2番人気って。

そして17時~22時半までは「ビアドム」としても営業をしているようだ。

オニオンリングがたくさん食べれるの、ちょっといいな。

お酒が好きなかたはぜひ試してみてはいかがでしょうか(キュレーションサイト風に)

 

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2番人気のビッグドムシリーズのなかから、トマト&チーズを選択。

しかしビッグドムってやたらつよそうな名前だな。

 

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なるほど、ワンランク上のやつだ。

シャキシャキのレタスやみずみずしいトマト。

一瞬ここがどこだかわからなくなってしまった。

ほら、ドムドムって「ちょっとチープで変わり種をぶっこんでくるチェーン」

というイメージがつよくて、こんな正統派のおいしいやつが出てくるとは

これっぽっちもおもわなかったんですよ。失礼ながら。

中学の同窓会に行ったら、イモっぽかったあの子が

めっちゃキレイになっていてドキドキするようなかんじでしょうか。

いや、同窓会行ったことないけど*8

 

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 最後に控えしは厳選ナチュラルチーズバーガー。

ハイカロリー好きにはたまらない一品である。

 

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純粋にパティとチーズのみ。

ピクルスや野菜などはまったく入っていない。

圧倒的なうまさとカロリーで殴ってくる系のバーガーだ。物理で殴る系。

絶品と評判の某チェーンのチーズバーガーにコンセプトが似ているが、

あちらとちがってピリッとしたスパイス感がない。

また、そちらの方はかなり濃いチーズで、食った!という満足感があるのに比べ、

こちらのチーズはやさしい味わい。ナチュラルという表現がよくわかる。

気取ったちょっとお高い有名なお店のチーズハンバーグと、

「ボーナス入ったから、今日はちょっといいチーズ使っちゃったぞ~!」ってかんじの

家庭のチーズハンバーグ。

このへんはかなり好みの差になってきそうですが、個人的にはこちらがすきかなぁ。

うまいんだけど、やさしい味なんですよ。お子さまも安心。

 

 

以上、3日に渡ってのドムドムレポでありました。

ドムドムは元々ダイエー系列のハンバーガーチェーンだったのだが、

昨年買収され、新体制での再始動ということになっていたのだ。

その流れで。今回の新店オープンや、お好み焼きバーガー再登板、

ビッグドムシリーズ・厚焼きたまごバーガー等の新商品投入の

テコ入れ策が行われたわけだろうが、

ちゃんと既存のいい点は残してのブラッシュアップという、

新体制のドム愛が伝わってきて、よかったなぁ、という印象でしたよ。

2年ぶりのドムドムでしたが、また通ってみようかなぁ、とおもわせてくれました。

いや、ほんともっとチープなイメージがつよかったんですが、

こんなにうまかったっけ?と驚きました。まじで。

 

今回食べたなかでは、どれもうまかったんですが、

しいて言うなら厚焼きたまごバーガー、あれはぜひ食べてもらいたいです。

まさかの厚焼きたまご、しかもそれが合う!というのは新鮮な驚きでした。

もちろん、定番の甘辛チキンバーガーもおすすめですけどね。うん。

 

色々と目が離せないドムドム、よかったらぜひ行ってみてね。

*1:いや、「なんかちょっと看板暗いな」とはおもったんだ。 

*2:マクドナルドでバイトをしていた別の友人も「これは相当やらかしたときじゃないと配らないレベルのすげぇやつだ!!」と驚いていた。まさかクーポンひとつでこんなに盛り上がるとは思わなかった。

*3:そうじゃなくてもだいたいいつも手についていない疑惑がある

*4:即座に友人に「それはビグザムだ」と訂正されたのでファンのかたは安心されたし。

*5:フォトショ上で、と表現すべきか迷ったところはある。

*6:ギョウザバーガーやチキンクリームシチューバーガー、チーズフォンデュバーガーといった謎の商品を開発した実績がある。なお筆者は食べていない。

*7:以前はお好み焼きバーガーだけで、ノーマル・豚玉・チーズ玉・玉子・全部乗せのミックスという5種のラインナップを展開。狂ってる。(褒め言葉) 

*8:筆者は友達が少ない。

2017年12月を振り返るまとめ ~記事紹介と没ネタ~

さて、先月末「更新頻度はたぶん落ちる、とおもう……!」と書いたところ、

今月初更新が28日とほぼ1ヶ月ブログを放置。

なんだおめー、もうブログ飽きたのかよ、と言われそうですが、

今月は仕事の繁盛期でして、29日の仕事納めまで休日が2日、という

なかなかにハードな月でして……

とてもブログにまで手が回る状況じゃなかった 、と言い訳をしておきます。

ああ見苦しい。

しかも休日2日は両方ともライブの予定入れちゃったしね(それは知らねぇ

 

さて、どんな記事を書いたのか、どんな思いで書いたのか、という

おれ以外誰得なかんじの1ヶ月振り返りです。

あとついでに没ネタ供養もしておきます。

 

興味があったらどうぞ。

 

 

 

・食べたぶどうを記録していました。(12/28)

raira21.hatenablog.com


Twitterで交流のあるかたはご存じだとおもうんですが、

まぁおれぶどうがすきなんですよ。

「夏にはぶどうbotと化す」とか「身体が肉と麺とぶどうでできてる」とか、

そういうことをよく言われるのです。なんなら自称している。

 

で、世間一般的にはぶどう好き=ワイン好きじゃないですか。

品種がどうこうとか、産地がどうこうとかこだわるひと、いますよね。

 

それがいいことかわるいことかはまぁ置いておいて。

でも食用のぶどうって、品種がたくさんあるのに、

そこに注目してどうこう言うひと、ぜんぜんいなくないですか?

って疑問と不満があったのですよ。

これはちょっとおれが書くしかないのではないかと。

 

で、12月に入ってからちょこちょこ書き溜めておいたのをまとめて発表したのですが、

いまおもうと、記事の内容にはけっこう不満の残る出来になってしまいました。

もう少しわかりやすく、興味を惹く文章にできればよかったのにな……と。

 

知識のひけらかし、みたいなものをされると、

たぶんうんざりするかたがほとんどなのではないかとおもうのですが、

この記事の文章ってどう見てもそんなかんじになってしまっているなぁ、と。

今年のネタは今年のうちに書きたかったし、

時間的な余裕のなさや、更新してない!やばい!!みたいな焦りが出てしまったかな、

と反省しております。

心のゆとりってだいじ。

でも、ぶどう愛だけは伝わっているといいなぁ。

来年またリベンジしたいテーマでもあります。

 

 

 

・Bちゃんアワード2017~今年出会った音楽たち~(12/31)

raira21.hatenablog.com


 

去年もTwitterでやってた、まぁ「今年のベストアルバム10選」ってやつです。

それ以上でも以下でもないのですが、

リプがあると、TwitterだとTLに表示されるのがバラバラになってしまう上に

140文字できっちりそのアルバムのよさをまとめられる文才はおれにはないぞ、

というだめな方向への自信と、せっかくだから試聴できるようにしたいよね、

ということで、今年はブログでの発表となりました。

ただ、Twitterだとサーチができるし、TLである程度目に入りやすいですが、

ブログはやっぱり、わざわざアクセスするというひと手間がかかるので、

見てもらいやすさ、反応のされやすさはツイートのほうが勝つのかな、

という印象です。

どっちを取るかはもう、これは書き手の好みですよね。

 

特に、すきなバンドがエゴサをよくするひとたちだった場合、

「あんたらのこと、こんなにすきなんだよ!」ってアピールするわけじゃないけど、

アーティスト側も自分たちがよく書かれてるのを見ると、

ぜったいうれしいとおもうんですよね。

なので、サーチワードうまく入れる必要が出てくるのかな。

書き手としても、よさをみんなに伝えたい!とおもうから書くわけで。

Twitterから他への誘導するハードルをどう下げていくか、ってのは

たぶん弊へなちょこブログだけじゃなくて、創作活動をされてるかたに

共通の悩みなんじゃないかな、という気はしますけど。

 

でも、多くのかたがRTをしていただいたおかげで、

この記事はけっこう見ていただけたようです。

当日のアクセスも月平均の4倍以上ありましたしね。

観ていただいたかた、拡散していただいたかた、ほんとうにありがとうございました。

 

 

 

今月の記事は以上です。

こまかいアクセス数は出ないので体感ですけど、アクセス数ベスト3は

 

もっと売れたいバンドマン、たのむ。今すぐ読んでくれ。

沖井塾生のノートの走り書き

Bちゃんアワード2017~今年出会った音楽たち~

 

次点で

食べたぶどうを記録していました。

といったかんじでしょうか。

先月記事も含めて音楽系が強いですね。

Twitterの相互さんも、音楽関係のかたがいちばん多いからでしょうか。

あと、先月記事が多いのは、やっぱり書き続けないといかんなぁ、

と反省すべき点ですよね。

もし気になったら読んでみてね。お願いします。

 

 

さてそれでは没ネタ供養の時間です。

 

 

 

ドムドムバーガーがやってきた

 

わが町から車で30分くらいのところに、ドムドムが出店したんですよ。

新規出店は6年ぶりだそうです。

時事ネタだしこいつは行くしかないじゃん!!

意気揚々とオープン当日に仕事を早く切り上げて行ってみたのですよ。

 

見事に材料切れで閉店しておりました……

23時まで営業と聞いていたので、20時ごろに着いたのですが、

16時にはもう営業できなくなるほど、お客さまが殺到していたとのこと。

まじかよ。みんなドムドムすきすぎだろう。

 

その後、何とか来店を果たすことに成功したので、

1月にちょっと内容を変えて書くつもりです。

 

 

 

 ・さらばヤマトよ

 

もっとも需要がなさそうな野球ネタです。

わたくし、じつは大の阪神タイガースのファンでして、

今年のオフに入団当初から見守ってきた大和(前田 大和)選手が

FA権を行使してDeNAベイスターズへ移籍してしまったのですよね。

 

戦力分析をできるほどの知識も能力もないのですが、

せめてものはなむけに、大和を送り出す記事が書けたらなぁ、とおもっていたのですが

ちょっと時間と心の余裕がなさすぎました。残念。

 

時事ネタだけに、来月書くのもちょっときびしいかなぁ。

ただ需要はなさそうですが、野球ネタも書いてみたいテーマではあるので、

また別のことでちょっと何か書くかもしれません。

 

 

さて、こんなかんじで2018年もマイペースに色々書いていけたらとおもっています。

暇つぶしにでも見に来ていただけたらうれしいです。

どうぞよろしくお願いしますね。

 

Bちゃんアワード2017~今年出会った音楽たち~

毎年勝手にBちゃんアワードというものをやっている。

なんのことはない、ただ今年買ったCDアルバムのうち、

気に入ったものの上位10枚を発表しているだけである。

 

権威なぞはまったくない。

そもそも音楽はすきだが、語れるほどの音楽知識など持ち合わせていないのだ。

完全なる自己満足の世界なんだけど、

「おー、おまえがそんなに言うならちょっと聴いてみてやろうやんけ」って

思ってもらえたらうれしいなとおもう。

 

全国流通版もM3で売っている同人音楽も、ライブ会場で手売りしているCDも、

新譜も旧譜もぜーんぶいっしょくただ。

条件はただひとつ、おれが今年初めて聴いたアルバムである、ということ。

4曲以上収録されているCDが対象です。

 

それでは行ってみよう!

 

 

10位

Breaking News/POLLYANNA 2017年

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POLLYANNAの2ndミニアルバム。

Vo、Drの脱退というファンからするとショッキングな出来事を乗り越え、

生まれ変わったPOLLYANNAの新体制初となる作品。

 

前作よりもロック色が強まった印象。

特に2曲目の「いない・いない」のイントロのギターは

おれのTwitterのTL上に中毒者を大量発生させていた(笑

 

試聴はこちらから。

soundcloud.com

 

 

9位

S.N.S/藤岡みなみ&ザ・モローンズ 2015年

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今年の頭にご結婚というおめでたいニュースで話題になった

藤岡みなみさんとザ・モローンズのユニット。

 

リード曲の1曲目、「ウインク・キラー」がね、ほんとめちゃくちゃいいんです。

サビのおわりの「100年早いよ」って歌詞、ぞくぞくしちゃう。

3曲目の「ド忘れin the night」も一度聴いたら忘れられないほどの強烈さ。

このアルバムに限らず、藤モロのMV曲はどれもめちゃくちゃいいんですけど、

アルバムとしてのトータルではこれが一番気に入ったので、

こちらのアルバムをランクインさせていただきます。

でも、どれもほんとにいいんですよ……!

 

試聴はこちらから。

www.youtube.com

 

 

8位

à la mode/TWEEDEES 2017年

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我らが沖井礼二(についてはこちらから)と清浦夏美による

2人組のバンド・TWEEDEESのミニアルバム。

アルバムで通算すると3枚目の作品になりますね。

 

ミニとは言うものの、本編6曲にボーナストラックが3曲の計9曲。

いや、ふつうにフルアルバムじゃん!!ってなボリューム。

リード曲の「à la mode」のMVは解散したカラスは真っ白のVo.ヤギヌマカナさんが

出演したことでも一部で話題となりました。

個人的には5曲目の「君は素敵」がイチオシ。サビの荒ぶるベースラインを聴け!!

8曲目(ボーナストラック)の「PHILLIP」は2ndアルバムのバージョン違い。

どちらもさいこうにいいので、ぜひ聴き比べてみては?

 

試聴はこちらから。

www.youtube.com

 

 

7位

胸キュン'14/ふぇのたす 2014年

 

※DL購入のため画像はありません

 

ふぇのたすの2ndミニアルバム。

メンバーの不幸で解散してしまったふぇのたすですが、

このアルバム、ほんとうにすごくいいです。

Twitterの相互さんと「今さら聴いて感動してる」なんて話をしましたっけ。

 

1曲目の遊び心たっぷりの歌詞が魅力の「すしですし」から

最後の「ありがたす」まで一気に聴かせてしまう、

圧倒的なパワーを持ったアルバムです。

個人的には2曲目の「たびたびアバンチュール」と4曲目の「おばけになっても」が

すきだなぁ。ボーカルのMICOちゃんは「SHE IS SUMMER」名義で活動中なので

そちらも要チェックです。

 

試聴はこちらから。

www.youtube.com

 

 

6位

モノノケ・ナイトフィーバー/マッカチン企画 2013年

 

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東方系アレンジバンド、マッカチン企画の旧譜。

東方自体は残念ながら知らないのですが、

ギターポップレストランで知って以来、一目惚れして追いかけています。

東方もちゃんと勉強しておかないとだめだな……

 

マッカチン企画は昨年末に2枚組ベストアルバムを出したのですが、

このアルバムの8曲のうち、4曲までがベストに収録された

まさに代表作ともいえる作品。

特に1曲目の「ケロちゃんタイフーン」のポップさ、

2曲目「弾幕の中でHOLD ME TIGHT」では男女ボーカルの掛け合いとユニゾンが、

6曲目の「ダンスホールは眠らない」は身体が勝手に踊りだすような楽曲に

仕上がっていて、どれもノれることまちがいなしの作品。

 

試聴はこちらから。(ベストアルバムのクロスフェードです)

soundcloud.com

 

 

5位

Music Cardフルセット/ときめきエキスプレス 2015年

 

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マッカチン企画の作曲・Gt.シンゴさんの別バンド、ときめきエキスプレス。

「ポップでキッチュなネオキラキラ系バンド」を自称するだけあって、

どいつもこいつもポップでさいこうにノれる曲ばっかりなバンドです。

 

6回に分けて販売されたミュージックカードのフルセット+オリジナルトランプ

というはたしてアルバムと呼んでいいのか微妙な作品ながら、

「でもめっちゃ良かったからいいよね」と強引にノミネート。

個人的には第1弾メインの「トーフ!ステップ!ジャンプ!」もさることながら

c/wの「愛の微熱が止まらない」の昭和歌謡感がたまりません。

古くてダサいんだけど、なのにポップでカッコいいってどういうこと。

このあまりに絶妙なさじ加減よ。

あと、第3弾はメイン、c/wとも正統派ポップでおすすめです。

 

試聴はこちらから。

www.youtube.com

 

 

第4位 

WATER/SHE IS SUMMER 2017年

 

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ふぇのたすVo.のMICOちゃんのソロプロジェクト。

2枚の先行シングルがどれもこれもすばらしい出来で、

アルバムを待ち望んでいたのだけども、満を持しての1stアルバムです。

 

先行シングルからの曲「とびきりのおしゃれして別れ話を」

「出会ってから付き合うまでのあの感じ」なんかはもちろん言うまでもなく、

「私たちのワンピース」、「NIGHT OUT」と破壊力満点の曲が続き、

アルバムタイトルのWATERが入ったメイン曲「WATER SLIDER」、

とどめに「待ち合わせは君のいる神泉で」。

やばいですよ、ヤバイ。耳がしあわせすぎて死ぬ。

 

試聴はこちらから。

ふぇのたすの時とぜんぜん雰囲気のちがうMICOちゃんにも注目。

www.youtube.com

 

 

それではベスト3の発表です。

 

 

3位

パン・ダ+(1)/エイプリルズ 2004年

 

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旧譜も旧譜で13年前の作品なんですけど、ほんと色褪せないですよね。

他のアルバムはいくつか持ってたし、

表題曲の「パン・ダ」は当時はやった、「いたずらぐまのグル~ミ~」の作者

森チャックさんの手がけたキャラで(一部では)話題になってたし、

ずっとYouTubeで聴いていたんですが、

この2ndアルバムは今年はじめて買ったんですよ。

たぶん、今年いちばん聴きこんだ1枚なんじゃないかなとおもいます。

 

2曲目「ネットサーフミュージック」の多幸感あふれるポップさ。

いまは「ネットサーフィン」なんて言わないから、

そのへんはちょっと時代も感じますけど。でも褪せない。これっぽっちも。

そして「STRO-B(ストロボ)」、表題曲の「パン・ダ」となだれこんで

「space-D」に「サントス通りで恋をしよう」という名曲のオンパレード。

なんと言っても「パン・ダ」の突き抜けた明るさでしょう。

歌詞の意味はまったくわからないけど(笑

上野動物園のパンダも産まれたことだし、この機会にぜひ聴いてみては。

クセになることまちがいなしの名盤だとおもいます。

 

試聴はこちらから。

www.youtube.com

 

 

2位

カラートフル/ボタントビート 2017年

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マッカチン企画・ときめきエキスプレスの作曲・Gt.シンゴさんの別ユニット。

ついに待望の1stミニアルバムの登場です。

 

コンピレーションアルバムに収録されていた「夜ノデリューション」に

音ゲーに提供されていた「ワンダーワンダーシンクロニシティ」、

「ノンストップ☆イレーション」の2曲のフルバージョンも。

この3曲だけでお腹いっぱいになるくらいの完成度なのに、

さらに2曲も。これがまたいい曲なんだ。

シンゴさんのバンドはどれもボーカルがちがうひとなんだけど、

ほんとその人その人に合った曲になるんですよね。

これはこっちのバンドだろ?って言いたくなる曲、ひとつもないの。すげぇよ。

とりあえずもういいから、だまって聴いてくれ。たのむ。

 

試聴はこちらから。

soundcloud.com

 

 

1位

Faster,POP! Kill! Kill!/ポップしなないで 2016年

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ポップしなないでの1stミニアルバム。

対バンでなんの事前情報もなく観に行って、1曲目のイントロの時点で

「あっ、これぜったいすきなやつだ」って確信したバンド。

 

Vo.Key.とDr.の2人編成という最小単位のバンドにもかかわらず、

サポートも入れずに音の不足感を感じさせないすげーひとたち。

リード曲の「エレ樫」はその名の通り、エレカシをはじめ、吉幾三パフィー

インスパイアした名曲。

サビの「昔はやった歌を口ずさむよ 今夜の月のように」って歌詞は聴いた瞬間に

やってくれたな!!ってかんじでした。

ぜんぶがぜんぶすきな曲なんですが、特に3曲目の「ロケットダンサー」、

ラストの「早く帰りたい」なんかはもうめっちゃだいすきです。

閉店間際の蛍の光の代わりに流してくれないかな、「早く帰りたい」(笑

 

試聴はこちらから。

www.youtube.com

 

 

さて、いかがだったでしょうか。

惜しくも10傑には入らなかったけど、

これもめっちゃすきだなぁ、とおもったアルバムは以下の通りです。

 

ROMEO/ぬるぽっぷ楽科

ミスタープリンセス/フーリンキャットマーク

つじギフト 10th Anniversary BEST/つじあやの

WONDER/ときめきエキスプレス

15ans! chansons!/waffles

IRODORI/イエロー・シアン・マゼンタ

 

どれもこれも素晴らしくいいアルバムたちなので、

ぜひよかったら聴いてみてくださいね。

食べたぶどうを記録していました。

くだものがすきだ。

そのなかでもとくにぶどうがすきだ。

 

山梨のぶどう園に遊びに行ったら、想像以上におおくの種類があったのだ。

世界には1万を超える品種が存在するのだという。

そのぶどう園にも50種類ものぶどうが植わっていた。

 

色・かたち・大きさ・味、そして収穫の時期。どれもこれも、ぜんぜんちがう。

おもしろいなー、とおもって、気づいたらハマっていた。

 

というのがじつはもう7年ほどまえのことだ。

 

毎年夏になると、いろんなぶどうをたくさん食べて食べて食べまくってきたのだ。

そして今年、食べたぶどうを写真に収めてきたので、まぁちょっと見てください。

 

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昔から、個性的なものがすきなのだ。

 

ぶどうとりんごとみかん、それはちがってあたりまえだ。

これらを繋ぐのは「くだもの」というくくりだ。

ひとと犬とワオキツネザル。みんな「ほ乳類」というのとおなじである。

 

「ぶどう」というひとつの果物のなかで、さまざまな個性が見えるのだ。

ひたすら甘いやつもいる。さっぱりしたやつも、でっかいやつも。

ひとりだけ大きく時期をずらしてやってくる、のんびり屋さんもいる。

なんかちょっと人間に見えておもしろいじゃないか。

 

みんなちがって、みんないい。

とはいえ、さすがに7年もぶどうを食べていると、好みもある程度はっきりしてくる。

香りが強かったり、ちょっとくせのあるやつはあまり得意じゃないのだな、

ということもさすがにそろそろわかってくるのだ。

 

なので、今回載せるぶどうはすべて、おれ基準でまた食べたいと思うものばかりだ。

もし来年、どっかで見かけたら食べてみてください。おもしろいよ。

 

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デラウェア

 

ご存じぶどう界のトップバッター。

こいつが出てくると、ああそろそろシーズンだな、とおもう。

開幕投手みたいなやつである。

甘くておいしい。粒がちいさくて、食べづらいのが唯一の難点。

なぜかわが町産のデラウェアはふつうのやつの1.5~2倍はあるのだが、

どういう育てかたをしているのかがすごく気になる。なんなんだ。

右が山梨産、左がわが町のデラである。親子みたいだな。

 

好み度:☆☆☆

 

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サニールージュ

 

デラウェアはうまいけど、ちいさくて食べづらい……という欠点を解消すべく、

デラウェアの親分みたいなやつと、ピオーネをかけあわせてつくられたぶどう。

デラと巨峰のいいとこどり、味はかなりデラ寄りというかんじ。

巨峰よりも小さいものの、デラの3倍はあろうかという大きさ。

今年は偶然、「生育が遅れたのでほっといたら完熟になってしまった」という

サニールージュを食べることができたのだが、信じられないくらい甘くてうまかった。

スーパ―でもよく見かけるので食べてみてください。うまいよ。

 

好み度:☆☆☆☆

 

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キングデラ

 

デラウェアはうまいけど、ちいさくて(以下略)という欠点を解消すべく、

デラウェアの親分みたいなやつと、マスカットをかけあわせて作られたぶどう。

デラの1.5倍くらいの粒で、まさにキング!とおもわれていたのだが、

最近は後継品種のサニールージュにお株を奪われて、どんどん見なくなってきた。

ぶどうの世界にも世代交代があるのだ。

大きさではかなわないキングデラだが、

こいつはほのかにマスカットのいい香りがする。

ちょっとお上品なやつなのだ。

もう一花咲かせてほしいな、とおもうのだが、むずかしいだろうか。

 

好み度:☆☆☆☆

 

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サマーブラック

 

一目見て巨峰だとおもっただろう。そうだ、巨峰のなかまだ。

ただこいつ、めちゃめちゃかたいのだ。

巨峰だとおもって口に入れると、予想外の食感につい笑ってしまう。

歯ごたえがある、というか、音にすると「パキッ」というかんじだ。

巨峰をちょっとお上品にしたような味。サイズは巨峰よりやや小ぶりかな。

あまり一般には売っていないので、ぶどう園や直売所をさがしてみるといいとおもう。

 

好み度:☆☆☆☆

 

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黒いバラード

 

8月あたまごろに「ベニバラード」という品種が

売られているのをご存じだろうか。あれの仲間だ。

育てるのがむずかしい上に手間もかかるらしく、スーパーでは売られていないが、

一部のぶどう園で栽培されては人気がでているらしい。

食べるとこれがめちゃめちゃ甘い、というか、黒糖のような風味があるのだ。

これがぶどうなのか!?とおもうくらいの味なので、ぜひ一度は食べていただきたい。

すっごくうまいよ!

 

好み度:☆☆☆☆☆

 

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安芸クイーン

 

赤いぶどうだが、巨峰のなかま。

色がつきにくいという大きな欠点があって、なかなかスーパーには出回らないのだが、

これがまぁ甘くておいしいんだ。洗練された巨峰ってかんじ。都会に出た巨峰。

ひとは見た目によらないんだぜ、そんなことを教えてくれるようなぶどうだ。

後継品種に色づきを改善した「クイーンニーナ」というぶどうもあるのだが、

こっちの味の方がすき、というかたもおおいらしい。

 

好み度:☆☆☆☆

 

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シャインマスカット

 

ご存じ、みんなだいすきシャインマスカット。

・めちゃめちゃおいしくて皮ごと食べられて種なし、でも病気によわくてすぐ割れる

・めちゃめちゃおいしくて皮ごと食べられるけど、病気によわくて種なしにならない

・めちゃめちゃおいしいけど、ガラス温室のなかで手をかけないと育てられない

・めちゃめちゃ丈夫で育てるのは楽だけど、皮が食べられずに種なしにならない

という長所と欠点をもった4つのぶどうをかけあわせた結果、長所だけが残ったという

まさに奇跡のぶどう。

 

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青いほうがツヤツヤしていて、きれいでおいしそうに見えるけど、

じつはツヤのない黄色くなっているやつのほうが、ぜったいにおいしいです。

見た目と味が一致しないので、ほんとうにおいしいシャインを食べたい方は、

黄色いやつを選んでみてね。砂糖菓子みたいな味がします。うまいよ!

 

好み度:☆☆☆☆☆

 

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 オリエンタルスター

 

シャインマスカットの異母兄弟。

かたい歯ごたえ、強い甘味。シャインの兄弟だけあってかなりバランスのとれた

おいしいぶどうなんだけど、なぜだかあまり市場に出ないのだ。

見たかんじ、巨峰とキャラがかぶってるからだろうか。

食べたらぜんぜんちがうんだけど……

スーパーでたまーに売られてるので、見かけたらぜひ買ってみてほしい。

シャインと食べ比べてもおもしろいかも。

 

好み度:☆☆☆☆☆

 

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ウインク

 

バッキバキの食感が特徴のぶどう。嚙んだ瞬間わらってしまうほど。

冗談みたいな歯ごたえなのだ。かわいい名前の割にいかついやつである。

味はかなりあっさりしていて、特に特徴はないのだが、

このおもしろい食感はぜひ試してほしい。たまーにスーパーで売ってるよ。

 

好み度:☆☆☆

 

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あずましずく

 

福島県でしか作られていないぶどう。巨峰のなかま。

かなりやわらかくて、ウインクとは逆にとろっとした、とろける食感が売り。

甘みもつよいんだけど、巨峰の強烈な甘さとはちがった、お上品な甘さ。

お盆~9月半ばくらいまで売られているので、

福島に遊びにいくことがあったらぜひ買ってみてほしい。個性的でうまいよ。

 

好み度:☆☆☆☆

 

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ニューナイ

 

中国からきたぶどう。

ミルクのような、濃厚でコクのある甘さが特徴的。

個人的には3本の指に入るくらいすきなぶどう。

ただしめちゃめちゃ珍しくて、日本では限られたぶどう園でしか栽培していないので、

注意が必要です。

でもぜひ食べてほしいぶどうのひとつ。

 

好み度:☆☆☆☆☆

 

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京早晶

 

チンチャオチン、と読む。中国のぶどう。

種なし皮ごと食べられる。シャインマスカットの皮ですら気になるおれが

まったく気にせず食べられるほどの皮のうすさ。

ものすごく甘いとか、際立った特徴があるわけじゃないのだけど、

TVを観ながらとか、何かしながら食べていると気付いたらなくなっているという

「消えるぶどう」。

こちらも国内では限られたぶどう園でしか栽培されていない一品です。

 

好み度:☆☆☆☆☆

 

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ちちぶ山ルビー

 

秩父でしか作られていないぶどう。

変わった形に強烈な甘さとうまさ、さらに種なし皮ごと食べられる人気品種。

おれも今のところ、食べたぶどうのなかでいちばんすきかもしれない。

休日は午前中ですぐに品切れになってしまうこともあるそうなので、

ぜひとも予約をしていくことをおすすめします。めちゃめちゃうまいよ。

 

好み度:☆☆☆☆☆

 

 

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カッタクルガン

 

でかい、種なし、皮ごと、甘い、うまいとものすごく優秀なぶどう。

その代わり、「割れるのが趣味」と言われるくらいに繊細で育てにくいそう。

買ったぶどう園では収穫前日の雨で全滅した、なんて話も聞きました。

シャインマスカットの祖父母にあたる品種で、味は抜群のため、

育種の親としてもよく使われているらしい。

直売やぶどう園ではたまに見かけるので、買えたあなたはきっとラッキー!

 

好み度:☆☆☆☆

 

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リザマート

 

ロシアのぶどう。ぜんぜん似てないけど、カッタクルガンの子どもらしい。

カッタクルガンほどじゃないけど、そこそこ大きくて、おいしさは抜群!

個人的にはカッタクルガンよりもこっちがすき。

種なしで皮ごといけちゃいます。

こちらも育種の元になっていて、黒いバラードやちちぶ山ルビーの

ご先祖様でもあるそうです。

で、病気に弱くて割れやすいデリケートなところも親譲り。

勝沼に行けば、カッタクルガンよりは見つけやすいかも。ほんとおいしいです。

 

好み度:☆☆☆☆☆

 

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翠峰

 

すいほう、と読みます。緑だけど、巨峰のなかま。

一般に売ってる緑のぶどうだと、たぶんいちばん大きいんじゃないかな。

巨峰の味とは少しちがって、お上品なんだけどしっかりした甘さが特徴。

あずましずくよりもうちょっとしっかり甘いかな。

こちらはたまにスーパーでも売ってます。迫力のある大きさ。

安芸クイーンと並んで、巨峰系のなかではかなりすきなぶどう。

 

好み度:☆☆☆☆

 

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ゴルビー

 

巨峰のなかま。

安芸クイーンよりもちょっと苦みと渋みもあって、大人の味かな。

甘みも濃厚で、エッジが立っていておいしいぶどうです。

名前の由来はこの品種が生まれた当時来日したゴルバチョフ書記長で、

赤い大粒のぶどうから、彼の赤っ鼻をイメージしたとか。

……それってじつはちょっと失礼じゃない?(笑

これはけっこうメジャーなので、スーパーでも買えますよー。

 

好み度:☆☆☆

 

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甲斐路

 

ざわ……ざわ……!(ちがう

比較的昔からある品種で、日本生まれの赤いマスカット。

皮ごといけるけど、品種の特性で種なしにならないのが玉にキズ。

育てるのもむずかしくて、この品種を作りこなせるとプロ、みたいなかんじだそう。

シャインマスカットの祖父母にあたる品種で、ウインクの親でもあります。

スーパーで売られているのは色づきがいい改良品種で、

本来の甲斐路は色が来ないかわりにもっと濃厚な味だそう。

そっちもぜひ食べてみたい!

 

好み度:☆☆☆

 

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黄玉

 

おうぎょく。巨峰のなかま。

房もそれほど大きくなく、粒も巨峰とおなじくらい。

とりたてて特徴のなさそうな緑のぶどうだけど、

じつはめちゃくちゃ甘いのです。糖度はなんと最高で26度になるのだとか……!

市販のぶどうのなかでは断トツの1位。

あまりの甘さに、のどが焼けるような感覚になることも……

さいきんではスーパーでも見かけるようになりました。

 

好み度:☆☆☆☆

 

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クイーンセブン

 

新・甘みの女王。

シャインマスカットの子ども。

まだまだ新しい品種なので、一般の流通はなく、

栽培は一部のぶどう園だけにとどまってるようですが、

糖度は黄玉を越えてまさかの27度を記録したなんて話も……!

見た目は小ぶりな甲斐路ってかんじですが、

ほんとめっちゃ甘くておいしいのです。

 

好み度:☆☆☆☆☆

 

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雄宝

 

シャインの子どもシリーズその2。

こちらも新品種でスーパーなどの一般の流通にはまだ乗ってないのですが、

翠峰を越えるほどのばかでかいぶどう。

同じ品種なのにいい苗木とわるい苗木があって、

めっちゃおいしい「いいほう」と、味のない「だめほう」に分かれているらしい。

なので、ぶどう園でも「うまい」「まずい」と意見が割れてるそうですが、

「いいほう」に当たるとナシのようなシャクシャクしたおいしいぶどうが食べれます。

試してみてはいかがでしょうか。

 

好み度:☆☆☆☆☆(いいほうの場合)

 

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バイオレットキング

 

シャインの子どもシリーズその3。

雄宝が緑の王様なら、こちらは紫の王様。

シャインはやや大きいくらいの品種なのに、

子どもがこんなに大きくなるなんて不思議です。

まだ流通に乗ってない品種のはずなのに、なぜか近所のスーパーで売られてて

びっくりして買ったもの。

ただし、味はちょっといまいちだったかな。大きさも本来はもっと大きくなるそう。

今後の出会いに期待したいです。

 

好み度:☆☆(暫定)

 

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マイハート

 

シャインの子どもシリーズその4。

でかかったり、甘かったり、特徴のありすぎるシャインの子どものなかで、

こいつのウリはその形。

なんともかわいいハート型のぶどうなのです。

 

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歯のかたちに似てるとか言っちゃいけない。

 

形だけじゃなくて、味のほうも甘くて、さわやかな味わい。

まだまだめずらしいぶどうだけど、贈り物にはきっとよろこばれるとおもいます。

 

好み度:☆☆☆☆

 

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恋人

 

シャインの子どもシリーズその5。のはず。たぶん。

これもまだ流通に乗ってないはずなのに、なぜか近所のスーパーで見かけて

おどろいて買った系のぶどう。

他の子どもたちに比べると際立った特徴はないのだけど、

正統派というか、赤いシャインってかんじのぶどうですね。

個体差がどうなのかわからないけど、

食べたやつはシャインよりちょっと大きめの粒でした。

おいしかった!

 

好み度:☆☆☆☆

 

 

ということで、いかがでしたでしょうか。

ざっくりとした24品種の紹介でした。じつはもっと食べてるんですけどね。

語彙力がないのでなかなか伝わらないのですが、

ぶどうの魅力をちょっとでも感じていただけたらうれしいです。

 

スーパーで売られているのだと、シャインマスカットとサニールージュ、

黄玉と今回は載せてないですが、ナガノパープルあたりを食べ比べてみていただけたら

おもしろいんじゃないかなとおもいます。

 

でも、できたらぶどう園に足を運んでいただけたらうれしいなぁ。

 

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おんなじ日に撮った写真(群馬 11月中旬)なんですけど、

品種によって紅葉のしかたがちがうのです。

ぜんぜん色が変わらないやつもいれば、赤くなったり黄色くなったり。

ほんと個性がちがっておもしろいのですよ。

 

ぶどう狩りに行くのならば、8、9、10月とがらっと品種もちがうので、

ちょっと時期をずらして何度か行ってみるとたのしいです。

ぜひ色んなぶどうを食べてみてくださいね。

 

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我が家で毎年見られる夏の光景です。

2017年11月を振り返るまとめ ~記事紹介と没ネタ~

さて、構想は今までもあったものの、ずーっと先送ってたブログ、

重い腰を上げて今月ようやくはじめました。

始めて1ヶ月、予想もつかなかった色々なことがありまして、

けっこう新鮮な気持ちで楽しかったです。

 

さて、どんな記事を書いたのか、どんな思いで書いたのか、という

おれ以外誰得なかんじの1ヶ月振り返りです。

あとついでに没ネタ供養もしておきます。

 

興味があったらどうぞ。

 

 

 

・どこよりも早い、2018年の地味ハロウィン参加者へ3つのポイント(11/5)

raira21.hatenablog.com

 

はじめてのブログ記事です。

せっかくなので地味ハロウィンの記事書きたいな、ということで、

デイリーポータルZの記事が公開されたタイミングで公開。

 

portal.nifty.com

 

色々分析とかもしてみたかったのですが、

それならもひもひさんの記事読めばいいんじゃない?

と内なる声が聞こえてきたので、切り口を変えて

来年初参加してみたいと考えるかたに向けてのアドバイス的な記事にしました。

 

もひもひさんの記事、2016年。

mohi.hateblo.jp

 

もひもひさんの記事、2017年。

mohi.hateblo.jp

 

もひもひさんは地味ハロウィンの同人誌も出されています。

洞察力、分析力がすごいかたなので、地味ハロクラスタ(って言いかたあるの?)は

欠かさずチェックだ!

 

記事の内容としては、「ぎゃー!身バレしたー!!」という声を

Twitterでよく目にしていたので、そのへんをうまいこと隠しつつ、

面白かった仮装の紹介など、こうやったら初めてでもきっと楽しめるな、

というポイントをまとめました。

 

あと、初回だしめっちゃ急いで書いたので、文章量ひかえめですね(

 

 

 

・集えおかき!煎餅の楽園が新潟にあった(11/6)

raira21.hatenablog.com

 

正直、これを書きたい(あと自由ポータルに投稿したい)ってのが

今月ブログをはじめた理由のひとつだったりします。

だってたのしいじゃないですか、新潟じゅうのおかきメーカーが

みんな集まっておまつりするんですよ。こんなおみこし担ぐしかないでしょ。

5年連続の参加ですけど、毎回すげーなー、おもしろいなーとおもいます。

ふつうのイベントなんだけど、ふつうじゃないっていうか。

やってる側としてはたぶんふつうの真面目なイベントじゃないんだけど、

おれとしてはおもしろイベントだなってかんじてて。

それをもっと伝えたいなー、とおもってたんですよ。

 

で、想いとは裏腹に、笑っちゃうくらい記事読まれなくて。

まじかよ、こんなにアクセス数低いのかー、うわー!と。

地味ハロウィンの記事がイベントの知名度でそこそこ読まれてただけに、

ちょっとかなしかったりもしたんです。

次の記事もめっちゃ読んでもらえたし。なのにこの子は……って。

 

で、そしたら自由ポータルに採用されたんですよ。

 

portal.nifty.com

 

石川さんのコメントがまぁほんと、すごい気持ちわかってくれるなぁってかんじで。

あれはうれしかったですねー。

で、載った日のアクセスが1000近くまで上がって、

それから4日感はかんぜんにバブルになってましたね。アクセスバブル。

一時期はデイリー経由のアクセスが98%を占めていたくらいです。

デイリーポータルZ、なんておそろしいサイト……!


 

・もっと売れたいバンドマン、たのむ。今すぐ読んでくれ。(11/7)

raira21.hatenablog.com

 

何気に3日連続更新なんですね。

おれの最初だけやる気出すところが色濃く出ている気がします。

 

唯一の(?)音楽についてのまじめな記事。

これね、ほんと公開するか迷ったんですよ。

 

だってさ、結局これ改善してくれって不満を述べる記事じゃないですか。

その不満についても、愛ゆえに、ではあるんですけど、ね。

あと、じぶんってけっこう変わりものだな、って自覚はあって。

なのでこういう真面目な記事だと、自分の感覚が支持してもらえるのか、って

そういう不安はあったんですよ。

「沼にはまりたいんだよ!だから広げて待っててよ!!」ってのが

この記事の主題なんですが、そうおもってる音楽ファンが

はたしてどれくらいいるのかな……て。

だからすっごい、読んでほしい気持ちと、読んでほしくない気持ちが

おなじくらいあったんですよね。どうなんだろう、と。

 

 

ポップバンド「ときめきエキスプレス」のVo,G,Key担当のAIRIさん。

 

 

 

ライブイベント「ギターポップレストラン」主催のなかむらかずみさん。

RTのあとにご意見をいただきました。

しっかりちゃんと音楽と向き合っている関係者のかたがたから

こういう意見をいただけて、これはほんとすっごくうれしかったです。

 

 

 

音楽ファンのかたからも。

よかった、そう思ってくれているかたいたんだな、って。

いまのところ、このブログで唯一異彩を放ってる真面目な音楽の記事ですが、

ほんと書いてよかったな、とおもいます。

Twitterからのアクセスはたぶん、これがいちばん多かったんじゃないかな。

ほんと、こういう取り組みをしてくれるバンドがもっと増えてほしい。
(そしてどうか報われてほしい)

 

 

 

新潟県はラーメンもすごいぞ(11/12)

raira21.hatenablog.com

 

あられ・おせんべいまつりのために新潟に行った時の、

おかき以外のことをまとめて作った記事。

いわゆる、一粒で二度おいしい的な取材方法ですよね。

 

杭州飯店」は実はあられまつりの初回に参加したときに行って以来、

気に入って毎年行ってるお店なんです。

いつも夜微妙な時間に行ってるので、こんなに並ぶとは知らなかったですが。

 

で、一般的な知名度は低くても、ラオタには話題(常識?)の

「新潟5大ラーメン」の話も聞いてたもんで、

毎年同じものを食べるのはな……でも杭州食いたいしな、ってことで

今回は連食で「こまどり」にも行ってみました。

 

商業媒体の記事ならたぶん全部回ってレポるんでしょうが、

趣味のブログなんで許していただこうかな、と。

もしかしたら何年かかけて5種類全部回るかもしれません(笑

深夜の微妙な時間に記事アップツイートをした割には比較的アクセス数がよくて、

やっぱりみんなラーメンすきなんだなー、と再認識した次第。

Googleさんからのアクセス数はこの記事がトップでした。

 

 

 

・お茶漬けに合う「あられ」しらべ(11/14)

raira21.hatenablog.com

 

あられ・おせんべいまつりで大量に買い込んだので、

なんかネタにしてやろうとおもった記事。

いわゆる、一粒で三度(

 

お茶漬けもすきですけど、ちょっと高級なお茶に入っているあられもすきです。

ああいうヘルシーの皮をかぶったカロリーってまたうまいんですよね。

そりゃ瘦せないわけだ。

 

これも自由ポータルに投稿しようかな、ともおもったんですが、

それだったら近場のスーパーで売ってるやつで試したほうがおもしろそうだよな、

とおもってやめました。

でも柿の種のお茶漬けはほんとうにおいしいのでおすすめ。

調べたら、柿の種ふりかけってのがあるらしいですね。

わさび風味なので、からいもの苦手なおれはぜったい一生食べないとおもいますが。

 

 

 

・いま、宮ケ瀬が熱い!(11/23)

raira21.hatenablog.com

 

学生時代からの友人後輩とお盆に行った宮ヶ瀬が

めちゃめちゃたのしかったので聞いて!ってだけの記事。

いま、と言いつつぜんぜんいまじゃないのがポイント。

 

当時はブログにしようとかまったくかんがえてなくて、

建物の外観写真の撮り忘れとかめっちゃあるんですけど、

とりあえずたのしさだけは伝わるといいな、というかんじで書きました。

 

ふつうにめちゃくちゃたのしいし、友達やご家族と遊びに行くの、おすすめです。

ぜひ行ってみてください!

でも友達と行って、普通は電車に乗ったりしないですよね。

そのへんのタガが外れてる連中と行ったので、

逆にここまでたのしかったのかもしれません。

そういう意味で、友人たちに感謝!

 

あまりメジャーなスポットではないかもしれないけど、侮れないですよ、宮ケ瀬。

湖畔園地のほうではパターゴルフなんかもできるし。

 

 

 

・沖井塾生のノートの走り書き(11/27)

raira21.hatenablog.com

 

ベーシストの沖井礼二がすきだ!!!ってだけの記事。

要はただのライブイベントの感想と紹介なんですが、

このイベント自体おれにはかなりむずかしい内容だったので、

なんとか無理くりまとめようとしたらこんなかんじになりました。

というか、まとまってるのか?これ。

あと、デイリーポータル文体で音楽の記事を書く、

ってのが自分で書いててなんかおもしろかったです。

沖井さん愛とデイリー愛が混ざってふしぎな記事になっている。

 

実は昨年の地味ハロウィンでもネタ案として

「沖井礼二」ってのはかんがえていたんですが、伝わらないよなーとおもって

結果「うるう秒を見にきたひと」になったんですよね。

一般的な知名度は決して高くないんですが、

ほんとうにいい曲を書くかたなので、この記事の▶ボタンだけは

ぜひ押してほしいなとおもいます。君に音楽を。

 

愛が炸裂しすぎて、文章が6500字を越えるちょう長文になってるのもポイント。

そしてその割に中身がうすいところまでがセットです。

 

 

 

今月の記事は以上です。

こまかいアクセス数は出ないので体感ですけど、アクセス数ベスト3は

 

集えおかき!煎餅の楽園が新潟にあった

もっと売れたいバンドマン、たのむ。今すぐ読んでくれ。

新潟県はラーメンもすごいぞ

 

次点で

どこよりも早い、2018年の地味ハロウィン初参加者へ3つのポイント

といったかんじでしょうか。

 もし気になったら読んでみてね。お願いします。

 

 

さてそれでは没ネタ供養の時間です。

 

 

 

・ライブのand more……ってなに?

 

ライブイベントの告知に関する苦情と改善案について。

物販とセットリストについて書いた「もっと売れたいバンドマン~」と一緒に

まじめな音楽記事として書いてみようかなとおもったのですが、

じつは12月に行きたいライブイベントがあるんですよ。

ギターポップレストラン」って言うんですが。

 

twitter.com

 

主宰のなかむらかずみさんが選んだ、すばらしいアーティストばかりが出演する、

すばらしいライブイベントで、ここで出会ったバンドさんもいます。

ほんと、できることなら毎回欠かさず参加したいライブなんですよ。

バンドだけじゃなくて、音ゲー好きなかたにもぜひおすすめです。

 

なかむらさんはTwitterでもちょこちょこやり取りをするかたで、

ライブ情報やCD情報を教えていただいたりもしていて、ほんとうにありがたいです。

まぁ半分くらいは阪神の話題なような気もしますが。

 

これ、時期が時期だけに、下手に書くと

なかむらさんの機嫌を損ねてしまわないか?

というビビリでボツにしました。

 

いつかタイミングを改めて書くかも。

 

 

 

 ・さいきんのバンドマン、ホスト化してない?

 

バンドマンへの距離感についての記事を書こうかな、とおもいました。 

これね、たぶんタイトルだけでアレですけど完全ボツです。

 

基本的にあまりひとのわるぐちは言いたくないな、とおもってます。

リアルでは口がわるいほうなんですけど、文章だとほら、

そういうニュアンスとか表情で伝わるものがないじゃないですか。

批判的な記事についても、基本的に愛情がなきゃ

書く意味はないよな、とおもいます。

だってただの罵詈雑言なんてだれも見たくないでしょ。

 

でもダメでした、どうやったって悪意満載の記事にしかならない(笑

いや、べつに悪意を書いてるつもりはないんですよ。

でも結果的にできた文章を見ると、

どう見ても悪意にしか見えないなにかが書いてあるんですよね。

というか、もしこれ書いてたら二度と口を聞いてくれないひととかいそう。

 

愛情不足の原因は、タイトルの疑問が自分のすきなバンドには当てはまらない、

というところがもしかしたらでかいのかも。

 

今後も書く予定はないです。もっとすてきな文章を書けるようになりたい。

 

 

 

・君は開拓おかきを知っているか

  

北海道みやげでいただいた開拓おかきがめちゃめちゃうまかったので、

ブログで書こうかなぁ、とおもってました。

周りの友人たちはみんな知らなかったので、

北海道人とそれ以外の地方のかたにTwitter知名度アンケート取って、

ほかの味のおかきも通販で買って、

ちゃんとまじめに書こうかな、と。

 

でもさ、今月「集えおかき!」書いたばっかりじゃん。

さらに「お茶漬けに合うあられ調べ」も書いてるのに。

どれだけおかきすきなのよ、おれ。

ということでボツに。

 

記事のバランスってだいじですよね。

でも書きたいネタなので、たぶんそのうちいつか書くとおもいます。

ボツっていうか、寝かしておく系ですよね。おつけもの。

あ、でもアンケートの結果、おれと友人たちが知らないだけで

じつはみんなとっくに知ってるよってなったら、はずかしいので書きません(

いつかアンケートまではやるつもり。

 

 

 

・一度ぐらいは推されたい~自分推しの誕生日~

 

11月はおれの誕生月でもありました。

アニメやゲームで「推し」の文化ってあるじゃないですか。

キャラの誕生日に祭壇作って飾る、みたいなやつ。

友人にもいるんですが、なんかそういう愛情のかけかたすげぇな、とおもって。

 

いやね、愛されたいんですよ。

愛されるより愛したい、じゃないんです。愛されたいの。まじで。

それだけの愛情を受けることができたら、どんなにしあわせかっておもいません?

ぜったいうれしいですよ。しあわせになれますよ。インスタントしあわせ。

 

なので、作ろうとおもいました。自分の祭壇。究極の自画自賛

自己顕示欲のかたまりですよね。遠慮のかたまりの真逆にあるような。

だって、自分以外にこんなことやってくれるひといないじゃないですか。

恋人ほしい

 

と、ネタはけっこうアリかな、とおもったんですが、

ちょっと冷静になってかんがえたらこれ、

イタすぎるな。

 

たぶんこれは、おもしろさより、イタさが勝つ。

 

デイリーポータルZだとか、オモコロだとか、商業ベースのサイトでやるぶんには

きっとおもしろいネタだろうなーとおもったんですが、

個人の弱小ブログでやるにはちょっと……うん。

それで読まれもしなかったらギャグにもならない(笑

 

文章力を磨いて、突き抜けたおもしろさが表現できる自信がついたらやりたいです。

たぶん、書いたら書いたで賞を狙いに行くかんじになりそう。

それくらいの気合いがないとたぶんこのネタはできない気がする。 

 

 

 

さて、そんなこんなで、来月もまた色々書いていこうとおもいますので、

みなさまどうぞよろしくお願いします。(更新頻度はたぶん落ちる、とおもう……!

沖井塾生のノートの走り書き

沖井礼二というベーシストがいる。

 

古くはCymbalsという「ポスト渋谷系」のバンドで作曲をほぼ一手に引き受け、

バンドの解散後には作曲した「NOVAうさぎのうた」でお茶の間の人気を博し、

現在はTWEEDEESというバンドでおじゃる丸の「プリン賛歌」をカバーし、

6時のEテレで数多くの子どもたちに良質のポップを聴かせている。

一般的な知名度こそ高くないが、

いまだに数多くのフォロワーを抱えるソングライターでもある。

ようするに、わかりやすく言うとなんかすげーひとだ。

 

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ほら、後光が差している。

 

個人的にこのかたがめちゃくちゃ大好きなので、

逆になんか嘘くさいなと感じさせてしまうくらい不自然に褒めたたえてしまった。

おれはひとを褒めるのがへたくそなのだ。申し訳ない。

 

そんな沖井礼二氏が主催するイベント「押忍!沖井塾」に行ってきた。

 

 

たいした音楽の知識もない男が沖井塾にちょこっとだけ顔を出してきた。

塾長の話はただのにわかには少々、いやかなり難しかったところもあるが、

ほんの少しだけレポートと感想のような何かをしてみようとおもう。

まぁ単なるノートの走り書きだとおもっていただければ幸いである。

 

www.youtube.com

 

さっそくだが、そもそもこの拙ブログのタイトル自体、

Cymbalsの曲名から取っている。

シングルでもなければ、決して代表曲とも言えない曲なのだが、

おれはこの曲が大好きなのだ。

もしもいまあなたの耳が空いているならば、

このブログの続きは▶ボタンを押してから読んでいただければ幸いである。たのむ。

 

これは君の引き出しの中の魔女を 
目覚めさせる魔法の呪文 
星一つない闇夜に 
ひとこと囁きさえすれば 
すぐに効き目が判るはず

ロウコスト・ロウプライス・ハイリターン 
胸にしまって、絶対に誰にも喋らないこと 
大物になりたいなら 
一夜にして成功したいなら 
忘れてはだめ

ロウコスト・ロウプライス・ハイリターン 
空の箱に素敵なリボン 
それに美しい言葉と"心からの"スマイル 
すなわちそれが"利口である"ということ 
すぐにお金の方からやってくる

ロウコスト・ロウプライス・ハイリターン 
ちっぽけな"誇り"なんて 
すぐ焼き捨ててしまいなさい! 
ばかばかしい誠意なんかより 
嘘は元手がかからない 
充分儲けたらいくらでも買い戻せるもの

これは君の引き出しの中の魔女を 
目覚めさせる魔法の呪文 
星一つない闇夜に 
ひとこと囁きさえすれば 
すぐに効き目が判るはず

ロウコスト・ロウプライス・ハイリターン!

 

「かわいくっていじわるな感じのバンド。ただしパンク」という

バンドコンセプトにぴったりの歌詞、音楽なのだ。

ああ、わかっている。

君はいま、「おおよそお前には似つかわしくない音楽」だとおもってる。

オーケー、それは認めよう。

沖井礼二はおしゃれである。

 

だがこのおしゃれですてきな音楽の裏には彼のバックボーンがある。

彼の通ってきた音楽的なルーツのようなものである。

幸か不幸か、おれはただ沖井礼二の曲を聴いていればただそれだけでしあわせなので、

ルーツ探しの旅に出たことはなかった。

旅に出ずとも、部屋の中でただ彼の音楽を聴いていれば満足だったのだ。

こういうところに、こういうイベントでの話の理解力のなさが現れるのである。

可愛い子には旅をさせよとはきっとこういうことだとおもう。たぶんちがう。

 

48歳になる沖井氏と、20代の若いバンドマンのセッションと、

音楽ライターの黒田隆憲氏との対談でこのイベントは行われたようだ。

ようだ、というのはおれが仕事を終えて渋谷に駆けつけた時点で

イベント開始から1時間が経っていたからである。前半戦のことは何もしらない。

それでよくレポートやら感想のようなものを書くなどと言ったものだ。

おれのその無駄な度胸だけは褒めてほしい。

 

 

 おれが到着してしばらくしてからのこと。

沖井氏の幼少時代の話から、

「(先ほど演奏した)バンプはむずかしかった」という話になった。

 

「彼らは僕と年齢が離れているんですよ。僕が通った曲を彼らは通っていないし、

彼らが通った音楽を僕は通っていない。このベースは僕のなかにはない。

だから難しい。」

 

 「今の30代の子たちはそういうところがあって、逆に20代の子のほうが

ビートルズとか、僕たちが聴いていた音楽に詳しかったりする。」

 

「この前若いバンドの子が

ビートルズ借りてきたんですよ、めっちゃいいですね!』

って言うんですよ。いや、買えよ!!って思ったんだけど(会場爆笑)」 

 

この話は坂本真綾さんの「木登りと赤いスカート」の話の流れでも。

 

「僕はYouTube以前、YouTube以後って感じてるんだけど、

それまでは色んな村があって、自分の村のことはわかっていても、

他の村のことは知らなかったわけです。

だからこの曲(木登りと赤いスカート)を知ったのは5年くらい前だったわけですけど、

アニメや声優さんに詳しいかたは20年くらい前にもう

この素晴らしい曲を知っていたわけですよね。それがとてもくやしい!」

 

この話は非常にわかりやすいなー、とおもう。

たとえばポップ村、ロック村、ゲーム村にアニメ村なんてものがたくさんあって

(もしかしたらゲーム国の任天堂村、エニックス村という分け方がいいのかもしれない)

30代以上のひとはいくつかの村をずっと歩いて回っていたのではないか。

そんななか、おれは渋谷系村の沖井商店に入り浸っていただけということなのだろう。

大多数の音楽に興味のあるひとは、沖井商店から

洋楽村のダイナー・ザ・フーに出かけていったのかもしれない。

隣の北川食堂(ROUND TABLE)の定食を食べたかたも多かったのではないか。

 

そこにYouTube街道が整備され、村と村の間の交通が飛躍的に便利になった。

今まで遠いと思われていた、渋谷系村とアイドル村もかなり行き気がしやすくなった、

ということだとおもう。

そして10代、20代のかたがたは色んな村に色んなお気に入りのお店を持ち、

洋食が食べたければあの村のどこ、洋服が買いたければどこ村のあのお店がいい、

という風に自由に行ったり来たりするようになったということだ。

 

自分の村にこもって、お店を順番に開拓していくのもいいけど、

あまりそういう時代じゃなくなってきたのだ。

自分がよく行く村の地図を書いてみるのもおもしろいかもしれない。

しかしYouTube街道とか渋谷系村ってなんだ、この違和感しか生まない言葉は。

(おれが勝手に言ってるだけです)

 

そして、「渋谷系の定義」についてのお話も。

 

「『渋谷系』ってよく言われるんだけど、

僕はこれジャンルじゃないと思うんですよね。

渋谷HMVのあの、新譜も、そのルーツになった旧譜も、ぜんぶ一緒に並べる

あのコーナー、売り場こそが渋谷系だったんじゃないかなと。

ピチカート・ファイブだとか、フリッパーズ・ギターだとか、

Cymbalsもその末席に入れていただいたりもしたけども、

どういう音楽を聴いてきてこうなったか、というものまでが。

あの頃はルーツが60年代、70年代だったけど、

今は1週回って90年代がフューチャーされてますよね。」

 

渋谷系の当事者からのこういうお話を聴けたのもうれしかったなぁ。

渋谷系のアーティストさん、渋谷系のすきなかたの作品って、

元ネタ、というか、インスパイアで曲を作ることが多くて、

たとえばM3で買ったCDとかを聴くと、

あ、沖井節!これ北川さんの好きなやつ!とか見つけて、

ついついニヤリとしてしまったりする部分がある。

そもそもタイトルやジャケットからしてニヤニヤしてしまうものも多いのだが。

 

元々の渋谷系がそういう音楽の作り方をしているわけで、

ルーツが90年代になってくると、おれにも元ネタがわかってくるようになってきて

聴いていて非常にたのしいのだ。

もしかしたら20年後にはいまのM3に出ている渋谷系ミュージックをルーツとした

あたらしい渋谷系(のような何か)が生まれているのかもしれない。

 

幼少期の話から、音楽のルーツについての話もたくさんされていた。

というか本来それがメインだったような気もするのだが、

さんざん書いてきていたように、さっぱり話がわからなかったのだ。

ビートルズとか、ザ・フーとか、まぁ数曲有名なのは数曲知っているが、

基本的におれは洋楽に対する知識がまったくない。

このあたりのお話は、

どなたかすばらしい知識をお持ちの方がまとめてくれることを願う。

そのへんに期待してこのブログに来ていただいた方にはたいへん申し訳ない。

 

それから、沖井氏の発言を2つほど紹介したい。

 

「音楽をやるなら初めからベースをやるしかないと思っていた。

ほら、ビートルズの方々は英語がお上手だから英語で歌うじゃないですか。

僕は英語わかんないから、歌いたいけど歌えなくて、

ベースラインを口ずさんでいたんですよね。」

 

「バスドラとベースを合わせるって基本を知ったのが、

ベース始めてから2年くらい経ってからなんですよね。遅ぇ!って。

でもそれくらいになるともう、自分のスタイルができてくるじゃないですか。

だから僕はもうドラムなんか聴いちゃいない(笑

今でも一切聴いてない。ボーカルは聴いてますよ。でもドラムは聴かない。」

 

おしゃれトラックメーカーの沖井礼二は、

口を開くとおもしろおしゃべりおじさんでもある。

会場をどっかんどっかん爆笑の渦に巻き込んでいた。

ビートルズは英語がお上手ってどういうことだ。

我々はみんなもれなく日本語がお上手ってことなのか。

 

ただ、こういう半分冗談のような話の中でも、沖井氏のすごさが

伝わってくるのがおもしろい。ただ笑えるだけじゃないのだ。

おれなんか耳を澄まさなきゃ(澄ましても)ベースラインなかなか聴き取れないのに。

あとドラムも聴いてあげて。ちょっとでいいから。

 

 

だいぶ長くなった。

ここまで駄文にお付き合いいただき感謝である。

 

幸いなことに、写真や動画をアップしてくれたTwitterの相互さんの

ご協力を得ることができたので、最後に紹介したいとおもう。

 

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セッションバンド(2回目)のボーカルの伶菜さん、ギターのクロサワさんは

POLLYANNA」というバンドのメンバーである。

この晴れの舞台で、クロサワさんは伶菜さんが水の飲む間、

マイクスタンドとして使われていた。

演奏のカッコよさと扱われかたの雑さのギャップが半端ない。

こちらのバンドも今後ぜったい出てくるバンドなので、

今から注目しておくのがおすすめだ!と強く推していきたい。

 

soundcloud.com

 

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ドラムはざんねんながら今年解散してしまったが、

おれの大好きな「カラスは真っ白」というバンドのメンバーだったタイヘイさん。

現在はジャズバンド「Shunské G & The Peas」のメンバーとして活躍している。

 

www.youtube.com

 

このバンドも非常に素晴らしいので、聴いたことがないというかたは

ぜひ一度聴いてみていただきたい。

いやほんとまじでちょうカッコいいから。うるせぇ、だまって聴け。

 

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写真には写っていないが、キーボードは「ブルー・ペパーズ」の井上さん。

 

www.youtube.com

 

今月新しいアルバムを出したばかりだ。おれも当然買った。

むしろ今聴きながらこの記事を書いている。

この井上さんは前回のTWEEDEESトークイベントに参加していたが、

なぜか関係者席ではなく客席に座っていた。さらに言うとおれの隣の席だった。

席番号のくじ引きで当たって、賞品をもらいつつ、

「お前は関係者だろう!」と沖井氏にツッコまれていた。

 

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ちなみに、1回目はボーカルとベースの沖井氏以外全員他のかたがただったのだが、

一切見れていないのでコメントができない。

でもきっと素晴らしかったはずだ。見たかった。

見れなかったのがざんねんでならない。

 

写真提供はゆうさん。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 カバーももちろん素晴らしいが、今回のハイライトはこれだろう。

Cymbalsの名曲「Highway Star,Speed Star」。

 

www.youtube.com

 

「誰一人として車の免許を持っていないシンバルズが放つ

至高のドライヴ・ミュージック!(一般道を走る際には使用をひかえてください)」

 

この選曲はボーカル伶菜さんの希望だったそうだ。

「二度とこの曲のベースは弾かないと思っていたんだけど」と沖井氏。

 

10年前、とっくに解散した後のCymbalsを知り、そこから沖井礼二にハマり

現在進行形でTWEEDEESを聴いているおれにとって、

ライブでCymbalsの曲を聴く、というのは決して叶わないはずの悲願だった。

 

この夜、その夢が叶ったのだ。

 

 

 

ただのカバーじゃない。

ベースはオリジナルメンバーだ。

その他のメンバーも、作曲者が認めた才能あふれる若いバンドマンだ。

最高だった。今までの想いが、愛が、すべてが爆発して目頭が熱くなった。

この曲がもしあと30秒長かったら、あの場で号泣していたとおもう。

 

TWEEDEESはすばらしいバンドである。

沖井礼二の演奏技術には磨きがかかり、よりロックな迫力の音色に進化を遂げた。

ボーカルの清浦夏美の歌声は素晴らしく、彼女の詞も心に沁みる。

 

ただ、Cymbalsが伝説の、偉大なるバンドゆえに、

それと比べてああだ、こうだという意見もまれに目にする。

偉大なるものの後に現れたものの宿命として、

比較され続けるのは仕方ないことなのかもしれない。

 

だが、いまこの曲を聴くことができたことで、

逆によりいっそう、TWEEDEESにも寄り添えるような気がしたのだ。

この夜、おれのCymbalsへの想いは成仏できた、と言ってもいい。

 

www.youtube.com

 

清浦夏美は以前ライブでこう言った。

「みんなCymbals好きでしょ? 私も好きだよ。

でもね、私がCymbalsのこと忘れさせてあげるから!

Cymbalsよりもほかのバンドよりも、

TWEEDEESをもっともっといいバンドにしていくから!」 

 

そうだ。君に音楽を。

 

 

 

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ちなみに、塾長要素はあまりなかった。

いま、宮ヶ瀬が熱い!

神奈川県に宮ヶ瀬というエリアがある。

冬になるとちょうでっかいクリスマスツリーができて、

家族連れやカップルでにぎわう、清川村の「宮ヶ瀬湖」があるエリアである。

湖畔園地のあるこちらのイメージで語られることのおおい宮ヶ瀬だが、

今年の夏、そのちょうど反対側、愛川町にある宮ヶ瀬ダムのあたりに遊びに行ったら、

これがまたちょうたのしかったのだ。

 

せっかくなんで聞いてください。

 

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きっかけは学生時代からつるんでいる、友人3人とのLINEからだった。

「お盆にどこか遊びに行こう」との提案に、

後輩Aが「ねぇ、バターづくり体験やりたくない?」と返してきたのだ。

 

バターづくり……そういえば小学生のときやったよな。

あれから10年以上、おれたちはバターづくりから遠ざかっている。

「いいね」「やろう」「おもしろそうじゃん」

速攻で前のめりになるおれたち。そうだ、これはおとなの遠足だ。

いつもは死んだ目をして働いているおれたちが、

この日だけはあの頃の、毎日がキラキラしていた日々を取り戻すのだ。

社会に対する反逆だ。もう誰もおれたちを止められない。

 

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そしていざ当日。おれたち4人は愛川町の「服部牧場」にやってきた。

あいにくの雨だったが、開園時間20分前に到着するという気合いの入りようだった。

その気合いがなぜ仕事に生かされないのか、という野暮なことは言ってはいけない

 

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なぜかめっちゃ気合いの入ったデコトラがあった。

おれの中にある牧場のイメージを全力でぶっ壊しにかかっている服部牧場。

 

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「家畜公園」 という言葉のパワーワード感すごくないですか。

(実際は動物園の鳥さんコーナーみたいなかんじのところでした)

 

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開園時間になったので、工房のなかへ。

「牧場のソフトクリームってぜったいうまいよねー」なんて話しながら、

まずは10時のおやつとしゃれこみますよ。

 

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なによこのジェラート、めっちゃうまそうなんですけど。

99%ソフトクリームを食べる気満々で来たのに、ここにきて気持ちに迷いが生じた。

 

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「迷ったなら、両方食べればいいじゃなーい」と

おれのなかのアントワネットがささやいたので、ついどっちも頼んだ。

後悔はしていない。そしてあいつはきっとアントワネットじゃない。

 

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なぜか全身を装飾されたデコ牛や

 

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牛さんの解説をしているだけのはずなのに、なぜかおなかが空いてくる展示

 

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「とりあえずどっちの鳴き声もめっちゃ濁音がすごい」ということがよくわかる

ヤギとヒツジのちがいの展示を見ながら、

さあ、いよいよバターづくりですよ!

 

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そうだそうだ、こんなだった。

けっこう長いこと振らないとだめだったんだよなー。

 

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振るぞー!

しゃかしゃかしゃかしゃか……!

「どう、ビンの中透けてきた?」

「いーや、まだまだ」

「見て見て!こっちちょっと色薄くなってきたんじゃね?」

「ええー?どこがだよ!ぜんぜん変わってねーじゃん!」

なんてことをわいわい言いながら。

子どものころのようなやり取り。

ああ、そうだ。あの頃は毎日みんなこんなんだったなー。

独身アラサーにもなると、こんなことをする機会ってふつうないもんなー。

 

おれたち以外の体験者は全員家族連れと

大学生のカップルでしたが

そんなことは気にしないことにします。

 

気にしたら負けだって誰かが言ってた。

 

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20分くらいビンを振り続けて、完成!

まだもうちょっと牧場を楽しみたいので、

係のお姉さんにできたてのバターを預かってもらって、そのへんをぶらつきますよ。

 

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べつの建物ではソーセージを売っているお店が。

あらびきソーセージはわかるけど、きぬびきってなんだろう。

色々話しながら歩いてきたので、もうお昼前だし、おなかもすいてきたから

ここでごはんにしましょうか。

 

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「迷ったのなら(以下略)」とにせアントワネットがささやいてきたので、

問答無用で両方買った。なんならフライシュケーゼサンドとポテトも買った。

きぬびきって、ようするにふつうのソーセージなんですけど、

中身がものすごくなめらかなんですね。めっちゃ裏ごししてるのかな。

とにかくうまいです。

あらびきもうまかった。でも食事としてはフライシュケーゼサンドがやばいくらいに

おいしかったですよ。

あー、これ書いてるだけでまた食べに行きたくなってしまった。

 

そんなに大きい牧場ではないので、半日でだいたい目的を達成してしまった。

うーん、このあとはなにもかんがえていなかったぞ。

でも近くに宮ヶ瀬ダムがあるらしい。じゃあとりあえず行ってみるか。

行けば何かしらあるだろう。

そんなかんじでゆるーく次の目的地が決まったのです。

そこに何があるかなんて、そのときはまだだれもぜんぜん知らなかった。

 

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そんなわけで「県立あいかわ公園」に来ましたよ。

すげぇ、電車走ってる。お盆ってことで、めっちゃ親子連れがたくさん。

奥の方になにやら施設があるらしい。とりあえず進むことにしましょうか。

 

www.aikawa-park.jp

 

 

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どっちだよ。

道ないぞ、そっち。

 

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とか看板にツッコミを入れながら、わいわい話して歩いてたら着いてしまった。

あいかわ公園の奥にある施設、「工芸工房村」。

ところでいったいこいつはなんの顔ハメなんだ。

 

www.aikawa-park.jp

 

子どもたちがいっぱいだけど、すみませんね。

ちょっとお兄さんたちも仲間に入れてくれるかな。

 

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出迎えてくれたのはなぞのからくり。

ハンドルを回すと猫が獲物をねらうぞ。

うおー!すげー!!とか言ってグルグル回してたら、後ろに子供が3人並んでた。

ごめん。悪気はなかったんだ。

 

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色とりどりのあんどん。

 

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五輪わなげ。

色んな展示がありましたよ。

そしてなんと体験コーナーも!これはもう、やるっきゃないでしょ。

 

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紙漉き体験に参加してみました。和紙のハガキを作るコース。600円だったかな。

係のかたに話を聞きます。こうやって作るんだねえ。

 

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ぜんぜん関係ないけど、エプロンの愛川町アピールがすごかった。

 

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容器を準備して

 

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セットしたら

 

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和紙のもとが入った水をすくって

 

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Shake! Shake!

 

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水をかけるのはぞうさんジョウロだった。かわいい。

 

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水分を飛ばしますよ。どんなハイテクな機械かとおもったら、

下に業務用の掃除機がセットされていました。そういう使いかたあるんだ!

 

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熱い鉄板に張り付けて、ローラーでコロコロして乾かします。

 

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角が丸くなってしまうので、押して伸ばして。

 

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ハガキのかたちができましたぜ。

 

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郵便番号のスタンプを捺します。

模様のスタンプもあるから、裏に捺せば自分のオリジナルハガキができるよ。

わー!やばいなこれ、ちょうたのしいー!!

 

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お札の原料とおなじ材料でできてるらしいけど、主張がはげしい。

まさかまさかのバターづくりからの紙漉きですよ。

いやおもしろい。ちょうたのしい。

家族連ればっかりのところにいきなり微妙な年齢のお兄さんお姉さんが入ってきて

スタッフのかたにおかれましてはかなり微妙な顔をされていたような気もしますが

そんなことは全力で脇に置いといてめっちゃたのしかったです。

 

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さてさて、今日は宮ヶ瀬ダムの観光放流があるらしい。

間に合うのか、ちょっとあやしいぎりぎりの時間。急ぎましょ。

 

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工芸工房村から10分くらいで着いたかな。

間に合ったー!

 

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おっ!?

 

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おおー!!

4分間に渡るド派手な放流。すごい!これすごいよ!!
アラサー4人で「うぉー!すげぇー!!」とか盛り上がっちゃうくらいにはたのしい!

さて、ダムの上にはエレベーターと、「インクライン」って乗りもので行けるらしい。

エレベーターは無料。インクラインは往復300円(片道は200円)。

いやー、でもここはさ、もうお金払ってでも乗りもの乗る流れでしょ!

 

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のっぺらぼうみたいなケーブルカー「インクライン」。

うおぉぉぉー!こういう乗りものってなんかテンション上がりません?

工事中につかっていたケーブルを活用した乗りものらしいですよ。すげー!!

 

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勾配がヤバイ。

伝わるかなこれ。もう崖ですよ、崖。

 

さて、ダム上についたら何か建物がありましたよ。

行こう行こう、今日はどんどんぐいぐい行くぞ。

そしてやってきた「水とエネルギー館」。

www.miyagase.or.jp

 

宮ヶ瀬の水と、エネルギー(ダムでの水力発電のことだね)について学べる館。

展示もおもしろいですよ。そうそう、神奈川の水源は相模川と酒匂川だって、

小学校のときに聞いたような覚えがある。

 

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それはそれでおいといて、ゆるキャラ大集合なぬりえコーナーがあったのですよ。

そしてダムエレキくんのいかつさよ。

 

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力の入れ具合にじゃっかんばらつきがあるような……

 

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後輩Aは清川村のマスコット・きよりゅんに夢中になってました。

いやこれ、たしかにかわいい。

 

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小学生や未就学児にまじってぬりえをはじめる28歳児。

 

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1階のレストランではダムカレーも発売中!

ざんねんながら営業時間はちょっと前に終わってたけど。

そして全国でこんなにダムカレーを食べられるお店があるらしいですよ奥さん!

 

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ダムカードの存在を知ってたので、ゲット!

水とエネルギー館の係のかたに声をかければタダでもらえます。

おれがカードをもらったあとに、子どもたちが「えっ!なにそれ!?」って

あつまってきて、みんなでめっちゃカードもらってました。

思考パターンが子どもと同じ、とか言ってはいけない

 

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いまいちよくわかんないけど、伝わってくるなんかすごそう感。

ダムカード制覇の旅とかしてるかたもいるんだろうな、きっと。

さて、じゅうぶん満喫したので、そろそろ帰るとしましょうか。

帰りのインクラインに乗って、ダム下へ。

 

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ほらほら、電車型のバスが来ましたよ。あいかわ公園に着いたときに見たやつだ。

 

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ここまで来たら乗っちゃうよね。

ええ、大人だけで乗ってるのはおれたちだけでした。

いいのいいの、今日はおれたち遠足なんだから。

 

そんなこんなで、めちゃめちゃたのしかったのです。

服部牧場はちゃんとサーチして来たんだけど、あいかわ公園、宮ケ瀬ダム、

何も知らずにふらーっときて、めちゃめちゃたのしい。これはやばいですよ。

ここまで全力で童心に帰れ、とは言いませんが、おもしろいです。

家族連れで来るのならほんとマジでおすすめです。

いや、神奈川県、やるじゃん!宮ヶ瀬、すげーじゃん!!

都心から日帰りできる田舎、もしよかったらみんな遊びにきてね。

 

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あいかわ公園で見かけた、顔ハメの定義を問いかけてくる顔ハメ。