Bちゃんアワード2017~今年出会った音楽たち~
毎年勝手にBちゃんアワードというものをやっている。
なんのことはない、ただ今年買ったCDアルバムのうち、
気に入ったものの上位10枚を発表しているだけである。
権威なぞはまったくない。
そもそも音楽はすきだが、語れるほどの音楽知識など持ち合わせていないのだ。
完全なる自己満足の世界なんだけど、
「おー、おまえがそんなに言うならちょっと聴いてみてやろうやんけ」って
思ってもらえたらうれしいなとおもう。
全国流通版もM3で売っている同人音楽も、ライブ会場で手売りしているCDも、
新譜も旧譜もぜーんぶいっしょくただ。
条件はただひとつ、おれが今年初めて聴いたアルバムである、ということ。
4曲以上収録されているCDが対象です。
それでは行ってみよう!
10位
Breaking News/POLLYANNA 2017年
POLLYANNAの2ndミニアルバム。
Vo、Drの脱退というファンからするとショッキングな出来事を乗り越え、
生まれ変わったPOLLYANNAの新体制初となる作品。
前作よりもロック色が強まった印象。
特に2曲目の「いない・いない」のイントロのギターは
おれのTwitterのTL上に中毒者を大量発生させていた(笑
試聴はこちらから。
9位
S.N.S/藤岡みなみ&ザ・モローンズ 2015年
今年の頭にご結婚というおめでたいニュースで話題になった
藤岡みなみさんとザ・モローンズのユニット。
リード曲の1曲目、「ウインク・キラー」がね、ほんとめちゃくちゃいいんです。
サビのおわりの「100年早いよ」って歌詞、ぞくぞくしちゃう。
3曲目の「ド忘れin the night」も一度聴いたら忘れられないほどの強烈さ。
このアルバムに限らず、藤モロのMV曲はどれもめちゃくちゃいいんですけど、
アルバムとしてのトータルではこれが一番気に入ったので、
こちらのアルバムをランクインさせていただきます。
でも、どれもほんとにいいんですよ……!
試聴はこちらから。
8位
à la mode/TWEEDEES 2017年
我らが沖井礼二(についてはこちらから)と清浦夏美による
2人組のバンド・TWEEDEESのミニアルバム。
アルバムで通算すると3枚目の作品になりますね。
ミニとは言うものの、本編6曲にボーナストラックが3曲の計9曲。
いや、ふつうにフルアルバムじゃん!!ってなボリューム。
リード曲の「à la mode」のMVは解散したカラスは真っ白のVo.ヤギヌマカナさんが
出演したことでも一部で話題となりました。
個人的には5曲目の「君は素敵」がイチオシ。サビの荒ぶるベースラインを聴け!!
8曲目(ボーナストラック)の「PHILLIP」は2ndアルバムのバージョン違い。
どちらもさいこうにいいので、ぜひ聴き比べてみては?
試聴はこちらから。
7位
胸キュン'14/ふぇのたす 2014年
※DL購入のため画像はありません
ふぇのたすの2ndミニアルバム。
メンバーの不幸で解散してしまったふぇのたすですが、
このアルバム、ほんとうにすごくいいです。
Twitterの相互さんと「今さら聴いて感動してる」なんて話をしましたっけ。
1曲目の遊び心たっぷりの歌詞が魅力の「すしですし」から
最後の「ありがたす」まで一気に聴かせてしまう、
圧倒的なパワーを持ったアルバムです。
個人的には2曲目の「たびたびアバンチュール」と4曲目の「おばけになっても」が
すきだなぁ。ボーカルのMICOちゃんは「SHE IS SUMMER」名義で活動中なので
そちらも要チェックです。
試聴はこちらから。
6位
モノノケ・ナイトフィーバー/マッカチン企画 2013年
東方系アレンジバンド、マッカチン企画の旧譜。
東方自体は残念ながら知らないのですが、
ギターポップレストランで知って以来、一目惚れして追いかけています。
東方もちゃんと勉強しておかないとだめだな……
マッカチン企画は昨年末に2枚組ベストアルバムを出したのですが、
このアルバムの8曲のうち、4曲までがベストに収録された
まさに代表作ともいえる作品。
特に1曲目の「ケロちゃんタイフーン」のポップさ、
2曲目「弾幕の中でHOLD ME TIGHT」では男女ボーカルの掛け合いとユニゾンが、
6曲目の「ダンスホールは眠らない」は身体が勝手に踊りだすような楽曲に
仕上がっていて、どれもノれることまちがいなしの作品。
試聴はこちらから。(ベストアルバムのクロスフェードです)
5位
Music Cardフルセット/ときめきエキスプレス 2015年
マッカチン企画の作曲・Gt.シンゴさんの別バンド、ときめきエキスプレス。
「ポップでキッチュなネオキラキラ系バンド」を自称するだけあって、
どいつもこいつもポップでさいこうにノれる曲ばっかりなバンドです。
6回に分けて販売されたミュージックカードのフルセット+オリジナルトランプ
というはたしてアルバムと呼んでいいのか微妙な作品ながら、
「でもめっちゃ良かったからいいよね」と強引にノミネート。
個人的には第1弾メインの「トーフ!ステップ!ジャンプ!」もさることながら
c/wの「愛の微熱が止まらない」の昭和歌謡感がたまりません。
古くてダサいんだけど、なのにポップでカッコいいってどういうこと。
このあまりに絶妙なさじ加減よ。
あと、第3弾はメイン、c/wとも正統派ポップでおすすめです。
試聴はこちらから。
第4位
WATER/SHE IS SUMMER 2017年
元ふぇのたすVo.のMICOちゃんのソロプロジェクト。
2枚の先行シングルがどれもこれもすばらしい出来で、
アルバムを待ち望んでいたのだけども、満を持しての1stアルバムです。
先行シングルからの曲「とびきりのおしゃれして別れ話を」
「出会ってから付き合うまでのあの感じ」なんかはもちろん言うまでもなく、
「私たちのワンピース」、「NIGHT OUT」と破壊力満点の曲が続き、
アルバムタイトルのWATERが入ったメイン曲「WATER SLIDER」、
とどめに「待ち合わせは君のいる神泉で」。
やばいですよ、ヤバイ。耳がしあわせすぎて死ぬ。
試聴はこちらから。
ふぇのたすの時とぜんぜん雰囲気のちがうMICOちゃんにも注目。
それではベスト3の発表です。
3位
パン・ダ+(1)/エイプリルズ 2004年
旧譜も旧譜で13年前の作品なんですけど、ほんと色褪せないですよね。
他のアルバムはいくつか持ってたし、
表題曲の「パン・ダ」は当時はやった、「いたずらぐまのグル~ミ~」の作者
森チャックさんの手がけたキャラで(一部では)話題になってたし、
ずっとYouTubeで聴いていたんですが、
この2ndアルバムは今年はじめて買ったんですよ。
たぶん、今年いちばん聴きこんだ1枚なんじゃないかなとおもいます。
2曲目「ネットサーフミュージック」の多幸感あふれるポップさ。
いまは「ネットサーフィン」なんて言わないから、
そのへんはちょっと時代も感じますけど。でも褪せない。これっぽっちも。
そして「STRO-B(ストロボ)」、表題曲の「パン・ダ」となだれこんで
「space-D」に「サントス通りで恋をしよう」という名曲のオンパレード。
なんと言っても「パン・ダ」の突き抜けた明るさでしょう。
歌詞の意味はまったくわからないけど(笑
上野動物園のパンダも産まれたことだし、この機会にぜひ聴いてみては。
クセになることまちがいなしの名盤だとおもいます。
試聴はこちらから。
2位
カラートフル/ボタントビート 2017年
マッカチン企画・ときめきエキスプレスの作曲・Gt.シンゴさんの別ユニット。
ついに待望の1stミニアルバムの登場です。
コンピレーションアルバムに収録されていた「夜ノデリューション」に
音ゲーに提供されていた「ワンダーワンダーシンクロニシティ」、
「ノンストップ☆イレーション」の2曲のフルバージョンも。
この3曲だけでお腹いっぱいになるくらいの完成度なのに、
さらに2曲も。これがまたいい曲なんだ。
シンゴさんのバンドはどれもボーカルがちがうひとなんだけど、
ほんとその人その人に合った曲になるんですよね。
これはこっちのバンドだろ?って言いたくなる曲、ひとつもないの。すげぇよ。
とりあえずもういいから、だまって聴いてくれ。たのむ。
試聴はこちらから。
1位
Faster,POP! Kill! Kill!/ポップしなないで 2016年
ポップしなないでの1stミニアルバム。
対バンでなんの事前情報もなく観に行って、1曲目のイントロの時点で
「あっ、これぜったいすきなやつだ」って確信したバンド。
Vo.Key.とDr.の2人編成という最小単位のバンドにもかかわらず、
サポートも入れずに音の不足感を感じさせないすげーひとたち。
リード曲の「エレ樫」はその名の通り、エレカシをはじめ、吉幾三、パフィーを
インスパイアした名曲。
サビの「昔はやった歌を口ずさむよ 今夜の月のように」って歌詞は聴いた瞬間に
やってくれたな!!ってかんじでした。
ぜんぶがぜんぶすきな曲なんですが、特に3曲目の「ロケットダンサー」、
ラストの「早く帰りたい」なんかはもうめっちゃだいすきです。
閉店間際の蛍の光の代わりに流してくれないかな、「早く帰りたい」(笑
試聴はこちらから。
さて、いかがだったでしょうか。
惜しくも10傑には入らなかったけど、
これもめっちゃすきだなぁ、とおもったアルバムは以下の通りです。
ROMEO/ぬるぽっぷ楽科
ミスタープリンセス/フーリンキャットマーク
つじギフト 10th Anniversary BEST/つじあやの
WONDER/ときめきエキスプレス
15ans! chansons!/waffles
IRODORI/イエロー・シアン・マゼンタ
どれもこれも素晴らしくいいアルバムたちなので、
ぜひよかったら聴いてみてくださいね。