Low cost, Low price & High return

音楽に対してはまじめに、それ以外はゆるゆるとへんなことを。月に何度か、不定期に書き綴ります。

もっと売れたいバンドマン、たのむ。今すぐ読んでくれ。

 

音楽がすきだ。ライブに行くのがすきだ。

ノーミュージック・ノーライフ。音楽のない生活なんてかんがえられない。

ライブは生き物。一期一会。

 

ざんねんながら、そのかんがえと生活スタイルは一致しない。

おれの休日は週1日、日曜のみ。

その休日もそこそこつぶれる。

職場も家も都内まで約1時間半。平日夜のライブにはどーやったって間に合わない。

行きたいライブと行けないライブが≒なのがかなしいところ。

なので、たまに行きたいライブに行けたときのうれしさは半端じゃないし、

なんならライブハウスのなかでいちばんたのしんでやろう!とおもっている。

 

メジャーなアーティストやバンドもすきだけど、Twitterで仲良くなった方々の影響で、

(世間的には)マイナーな、インディーのバンドや

M3やコミケなどといったイベントに出展する方々、

いわゆる同人音楽といわれる界隈の音楽を聴くことも増えてきました。

 

こういったライブのたのしみと言えば、やっぱり対バンです。

スリーマンは当たり前、4組のバンドが集まることもざら。

自分のすきなバンドが企画で呼ぶバンド、なんてことになると、

やっぱりセンスであったり、根底に流れているものが近かったりして、

「おお、ぜんぜん知らなかったバンドだけど、でもこれめっちゃええやん!!」

ってことがけっこうあるんです。

 

こういったかたがたにおねがいしたい。

「あなたの作ってる曲、もうちょっと教えて?」

 

いや、正直ぶっちゃけていうと不満なんです。

今日のライブでやって気に入ったあの曲、

どうして家で聴かせてくれないの?

 

もちろん、限られた時間と予算のなかで、

働いて練習もして、そのうえ録音してCD出してってのは

きっとおれなんかが想像する以上にたいへんなんだろうな、とはおもう。

 

でもさ、おれがお客としてほんとうに残念なのは、

「○曲目にやった曲、どれに入ってますか?」ってライブの物販で聞いて、

「まだ録音してないです」とか言われるならまぁまだ諦めもつくんだけど、

たまに「今日持ってきてないです」って言われるとほんとうにがっくりきてしまう。

あんたほんとに売れたいって気あんのか。

 

自分たちでHPの運営をやってる方々のなかには、

新譜の告知は熱心だけど、旧譜の情報が少ないところもあって。

ライブで定番になっている曲の入ったアルバムが、あとから入った新規さんは

なかなか手に入れられないって状況のバンドもあるんですよ。

信じられないです。なんという欲のなさ!!

 

おれはもっと聴きたいんですよ、あなたの曲をさ。

YouTubeSoundCloud、いいですよ。いいんですけども。

ウォークマンに入れて、ギガを気にせず何度も聴きたいんです。

友達に貸したり借りたりしたいんですよ。

歌詞を眺めて、あーだこーだかんがえたいんです。

ほんとのことを言うと「○曲目の曲」じゃなくてタイトルも知りたいです。

あなたの音源が手元に欲しいんですよ。

 

さらに言わせていただくなら、ですよ。

手に入らないならせめて、タイトルだけでも知りたいんです。

ライブ後に「○○って曲よかったです!」ってTwitterでリプを飛ばせるじゃないですか。

そしたら、また演奏してくれるかもしれない。次の機会に聴けるかもしれない。

あなたのその曲、もう一度聴きたいんです。

 

そんな不満を解消してくれたアーティストさんがいたので、ぜひ紹介させてください。

 

・ワタナベタカシさん

twitter.com

ドラムボーカルという一見イロモノ風の紹介になってしまうんですが、

ほんとうにいい曲歌うんです、このかた。

侍文化というバンドのVo,Dr、POLLYANNAのサポートドラムとしての活躍も。

浜ロンさんを愛するあまり、勝手に作ったというファンソング「I'm Alone」は

必聴の名曲です。

 

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ライブ当日限定、「本日のセトリCD」、500円(当時)。

歌詞はないけど、ライブの曲順になってるミニアルバム。

聴きながらライブを思い返して、やっぱり気に入った曲があれば、

それが入ったアルバムを買えばいいです。

入門編とか、おためしとしても最適。価格も安いし。

 

個人的にはほんとこれ、理想のかたちです。

でも、毎回となると作るのもたいへんだし、

いくつ売れるかって予測もたいへんだろうとおもうんですよ。

(ここまでやってくれるワタカシさんには、ほんと頭が下がる思いです)

 

・QOOLANDさん

twitter.com

TwitterのTLでお名前をお見かけしてたバンド。

たまたまサーキットライブで出演されてたので、

他の観たいバンドと時間が被ってなかったってのもあって、

どんな方々なんだろう?と覗きに行ってみました。

迫力のあるサウンド、と大暴れするステージ、

「ああ、なんてライブ映えのするバンドなんだろう」とおもいました。

またぜひ観に行きたいです。

 

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本日のセットリスト。(ライブ後、物販で無料配布)

これ、できるとおもうんです。

 

タイトルもわかるし、どのアルバムに収録されてるかも一目でわかるようになってる。

QOOLANDさんはCDが全国流通しているので、たとえ物販で売り切れていても

これさえ持ってれば、欲しいCDを近くのショップやネットで買えるわけです。

出待ちをしなくてもセトリがもらえて、Twitterとかにも上げやすいですし。

手間は手間だとおもうんですが、

このひと手間って、お客としてはものすごくありがたいなっておもいます。

 

きっとこういう工夫を凝らしてるアーティストさん、おれが知らないだけで

たくさんいるんだとおもいますが、周りにはいままでいなくて、

あまりにもありがたくて涙が出そうになったので書かせていただきました。

 

要望をまとめると、

・HPには旧譜の情報もしっかり載せてほしい。

 (この曲はこういう曲~ってちょっとした紹介があるとうれしい!

 通販もやってくれたらほんとうにありがたいです)

・物販には、ライブでやった曲の入っているCDがあれば、

 旧譜を含めてできるだけ並べてほしい。

・セトリを公開するなどして、曲についてくわしく教えてほしい

 (終演後にTwitterに書く、というのもひとつの手だとおもいます。

 収録アルバムまでわかればほんとうにうれしいですよ!)

てなかんじですかね。(あれ、ブログの内容これだけでいいのでは……)

 

だってさ、もったいないんですよ。

ライブのあと、「ああ、なんかよかったなー」ってだけで終わってしまうの。

あなたの曲ってすごいんだから、いいんだから。

対バン相手のファンをかっさらうくらいの気概できてほしいんです。

その1曲を突破口にして、お客の胸に飛び込んできてくれたらうれしいです。

 

 

だからね。あなたのその曲、もっとくわしく教えてください!おねがいします!!