お茶漬けに合う「あられ」しらべ
お茶漬けがすきだ。
おコメとお茶という、日本の主食と飲みものが合わさった料理だ。
日本のこころ、と言ってもいい。
これをきらい、というひとはそうそういないだろう。
しかし、先日たまたまお茶漬けにかんしていろいろと検索をしていて、
サジェストに気になる言葉を見つけた。
「お茶漬け あられ いらない」
な、なんだと……!あのあられがまたいいというのに。
ようし、わかった。
そんな君たちに、「ほしい!」といわせる、
お茶漬けにぴったりのあられを見つけてやろうじゃないか。
わけあって、いま我が家には山ほどおかき・あられ・おせんべいの類がある。
よりどりみどりとはこのことだ。
さっそくこの中から、お茶漬けに合うあられを選んでやろうじゃないか。
茶-1グランプリの開催である。
みなのもの!であえー!であえー!!
・タニタ食堂監修のおせんべい 甘塩味(栗山米菓)
今年初めて買ったなかではいちばんのヒットであるこちら。
塩味なんだけどほんのり甘くて、アーモンドの香りがたまらない。
歯ごたえもあって、かなりうまい。
ようし、じゃあさっそく行ってみようじゃないか。
違和感がすごい。
かなり硬めのハードな食感がわるい意味で目立ってしまっている。
そしてほんのり甘いアーモンド風味の味と、しゃけ茶漬けの合わなさもすごい。
アーモンドと食塩って鉄板の組み合わせじゃなかったのか。
お互いの自己主張がつよすぎた。ごめん、きみのいる場所はここじゃなかったようだ。
きみはやっぱりお皿の上が似合う。
お茶漬けと合う度★☆☆☆☆
・よくばりあられ(三幸製菓)
三幸製菓の新商品。来月発売だそうですよ、奥さん。
あっさり軽い食感で、これまたうまい。
TVを観ながら食べていると、いつのまにかなくなってしまっている系のやつだ。
3つのあられがどれもご飯に合いそうな気がする。
塩味がついているので、しゃけとの相性もばっちりのはずだ。
しょっぱい。
うま塩で、しゃけ茶漬けの塩分との相乗効果を狙ったが、
裏目に出てしまったようだ。
元々のしゃけ茶漬けもしゃけの塩がきいてるもんな……
なにごとも過ぎたるはなお及ばざるが如し、ということだ。
きみもここにいるべきではなかったようだ。
こんな使いかたをしたおれを許してくれ。
お茶漬けと合う度★☆☆☆☆
・マヨネーズおかき(加藤製菓)
みんなだいすきマヨネーズ味のおかき。
毎年これを買いに新潟に行っているところもあるくらい、すきなおかきだ。
しゃけとマヨネーズのコンビネーションといったらないだろう。
ほら、ムニエルとか、マヨネーズ焼きとか。
これはどうかんがえても勝利を約束された味ではないか。
マヨネーズの風味が全体をまろやかにしている。これは……うまいぞ!
おかき本体のサクサク感も申し分なく、お茶漬けに合う感がすごい。
この記事を書くために改めて調べたら、このマヨネーズおかき、
伊勢丹のおつまみお菓子ランキングで第一位を獲得しているそうだ。
わわわ、とんでもないものをお茶漬けにぶち込んでしまった。
お茶漬けと合う度★★★☆☆
・ふんわり名人 もも味(越後製菓)
これ入れたらどうなるのか、気になるじゃないですか。
ちなみに、そのままたべると本当にももの味がして笑えてくる。
でも、いい意味でおかきっぽさがないので、
そういうスナックだとおもえばぜんぜん違和感ないし、おいしいのです。
そういえば何年か前に、ポテチのもも味って出てたよね。
意外や意外、食感がさいこうにいい。
ただ、水分を吸ってしまうとかんぜんに溶けてしまうので、
時間との勝負だ。一気にかきこめ!!
事前に気になった、ももの味はほのかに後味としてあらわれる。
気にならなくはないけど、なくはない、といった味わい。
でもせっかくだから、こんなもったいない食べ方はするべきじゃないですね。反省。
お茶漬けと合う度★★☆☆☆
・ゆかり棒(新野屋)
これねぇ、ほんとすきなんですよ。
ほんのり甘くて、ちょっと酸味のある赤しそ味。
まさしく「ゆかり」の味のおかき。
じゃっかん変化球気味だけど、これも毎年新潟で必ず買って帰る
レギュラーメンバーなんです。
さて、ゆかりとご飯の相性はだれもが知るところ。その実力をみせてくれ。
これはうまい!
ゆかりの風味がお茶漬けを包み、マイルドになって一体化している。
さすがはゆかり、やはり君を信じてよかった!
やや甘めの仕上がりにはなるが、これは大多数のかたに支持いただけるのではないか。
隠し味にきかせてあるえび粉も、
魚介つながりでいい風に作用してくれたのかもしれない。
お茶漬けと合う度★★★★☆
・天然甘えびあられ(山文)
これも毎年必ず買うレギュラーの一角。
マヨネーズ味がついていて、名前に反してちょっとジャンクな味わい。
でも歯ごたえもあって、えびの風味がたまらないんですよ、これ。
ほんとにうまいので、ぜひ買ってみてください。
全国の三越や東急百貨店に出店してるらしいですよ。
しょっぱい。
しょっぱさ再び、である。
単体ではものすごくおいしい甘えびあられなのに、まさかの展開だった。
あまり塩気がないもののほうがうまくいくのかもしれない。
主演の俳優と女優が両方魅力的でも、いい映画になるとはかぎらない、ということだ。
お茶漬けと合う度★☆☆☆☆
・マカダミア ソフトおかき プレーン味(岩塚製菓)
まさかのマカダミアナッツの投入で驚かされた一品。
でも、柿の種にはピーナッツも入っているし、
チーズアーモンドというおばあちゃん家で出てくる定番のおかきもある。
そうかんがえると、マカダミアナッツのおかきが生まれたのも必然だとおもわないか。
ひじょうに軽く、サクサクふわふわした食感でうまいこのおかき、
お茶漬けの中でどんな化学反応を見せてくれるだろうか。
きみ、けっこうフツーだね……
硬すぎても違和感がのこるが、やわらかいとすぐに水分を吸って
食感がなくなってしまう、という気付きを得た。今後の役にはきっと立たないけど。
素材を味わうというだけあって、かなりあっさりさっぱりとした味付けが、
お茶漬けにかんぜんに飲まれてしまっている。
とおくでマカダミアが手を振っているような味わいだった。
お茶漬けと合う度★★☆☆☆
・柿の種(浪花屋製菓)
試供品で申し訳ない。
抽選でめちゃめちゃいただいたんですよ、この柿の種。
でもこの柿の種はすごい。柿の種を初めて作った元祖のメーカーらしく、
しょうゆと唐辛子のからさのなかにも、お米の味がしっかりします。
ちなみに、ピーナッツは入っていませんでした。
ついに出たベストカップル!!
ほら、柿の種って冬にこたつでお茶を飲みながら食べるだろう。
元々お茶との親和性がひじょうに高いのだ。たぶん。
甘辛い味付けがしゃけとけんかをしないかと不安になっていたのだが、
ぜんぜんそんなことはなかった。
ほんとめちゃめちゃうまいんですよ。
柿の種、おまえがナンバーワンだ……!
お茶漬けと合う度★★★★★
意外や意外、いろんなおかきを試してみたけど、
いやー、案外いいひとって身近にいるもんなんですね。
柿の種のお茶漬け、手軽だしうまいし、
ほんとうにおすすめなので、ぜひ試してみてください。
おれたちのたたかいは、まだまだこれからだ!
新潟県はラーメンもすごいぞ
新潟、という言葉からどんなイメージをうけるだろうか。
魚沼産コシヒカリ、米どころ、日本酒……
ちがう、ちがうのだ。たしかにお米がうまいのはみとめる。
ただ、やつのすごさはそれだけじゃない。
新潟県はラーメンもすごいのだ。
前々回の記事
の前後に新潟県のラーメン屋さんをめぐってみた。
麺→米菓→麺の旅である。見事なまでに炭水化物しか食べていない。
糖質制限ダイエットへの強烈なアンチテーゼだ。
関東から北上して、まずは燕市にむかう。
インターの出口に道の駅の広告が出ていたのでつい寄り道してしまった。
「地場産」という単語は「ただそれだけでひとを引き付ける言葉ランキング」の
ベスト3に入ると個人的にはおもっている。
燕市はものづくりのまちらしく、さまざまな道具・工具が展示してあった。
5色のスプーンとフォークだ。
塗装はしておらず、玉虫のように、光の加減や見方で色が変化するらしい。
なんだよこれ。子どものころにもらったら、ぜったい食事がすきになるにちがいない。
飛び出す手紙「ポップアップレター」。
細かい切れ目がたくさん入っていて、ちょうど3Dのようにでてくるようになっている。
社長の顔が飛び出してくるとちょっとびっくりするけど、使い道がたくさんありそう。
おもしろい、おもしろいぞ新潟!!
アルミ缶クラフトセット。
板金屋さんが加工につかうハサミや掴み箸のセットなんだけど、
こういう売り出しかたがあるんだなぁーとおどろいた。
ちゃんとした工具だけあって、お値段もそれなりにするけど、
日曜大工をする家庭にはいいんじゃないでしょうか。
夏休みの宿題とかにもよさそうな気がする。
スコップ型のスプーンと片側がスパナになっているスプーン、カラビナマグ。
ああー、おしゃれじゃないですか。
こういうのがさりげなく出てくるカフェはぜったいにいいお店だとおもう。
スパナスプーンには「【注意】スパナとして使用しないでください」の文字が。
「ナットを回したいけどこれしかない」って状況はそうそうないような気がするけど。
いかん、寄り道がすぎた。
おもしろそうなものを見つけるとついつい長くなってしまうのが、僕の悪い癖。
あ、アフィリエイトはやり方がわかんないので設定してないです。
気になったら見てみてくださいな。
そんなわけで、お昼はこちらへ。
80年以上続く老舗らしいんだけど、お昼時には30人くらいの行列ができていました。
すごい人気だなー。
とりあえずチャーシューメンをたのんでみた。
うおあ。
昔はやった背脂チャッチャ系もおどろくビジュアルのしょうゆラーメン。
さりげなく餃子もめちゃめちゃでかいんですけど。
麺もめちゃめちゃ太いんですけど。
背脂のバリアを突き抜けて、一気に湯気が吹きあがってくる。
めっちゃ熱々じゃないか。だまされたぜ。
しかしこの見るからに濃厚そうなスープ。
いやー、ぜったい濃いよな、これ。
まただまされた。
なんだよ、魚介系のダシがきいためっちゃあっさりなスープじゃないか。
背脂と一緒に飲んでもちょうどいい濃さ。
人は見かけによらないってやつだ。
燕市に住んでいるひとはきっとこのラーメンからこういうことを学ぶのだろう。
めっちゃからそうな見た目の牛すじ煮込みも、すごくおいしかったです。
そしてまただまされた。(ぜんぜんからくなかった。お子さまも安心)
どうでもいいことだけど、水を入れるコップが
関西人御用達のモロゾフのプリン容器だったのでなんかおちつきました。実家か。
さてさて、おかきもたくさん買ったので、帰路につきますよ。
すっかり暗くなったので、晩ごはんを食べて帰りますか。
新潟市のはずれ、旧巻町にある「こまどり」。
こちらのお店も、夕食時ということもあって、20人以上の行列ができていました。
新潟県民、ラーメンすきなんだねぇ、なんておもったのだけど、
いや、どうかんがえても昼夜食べに来てるやつのほうがラーメンすきだろう。
玉子とバターコーンをトッピングしたところに気持ちの高ぶりをかんじてほしい。
まずはひとくち……スープが濃い!!なんだこれは!?
そう、このお店はついてきた割りスープで、
味噌ラーメンの濃さを自分のすきなように調節して飲むというお店だったのだ!
割りスープを入れるごとに、かなり味が変わっていくのもおもしろかったです。
あたらしいエンターテイメントに遭遇したような気持ち。
つけめんならともかく、まさかラーメンでスープ割りをするなんて、
おもってもいなかったぞ。すごいな、新潟!
あと、さすがにここでは頼まなかったんですが、
このお店でもギョーザがめちゃめちゃでかかったです。
新潟県ではラーメン屋のギョーザはでかくなきゃいけない条例でもあるのだろうか。
すごいな、新潟!!
さてさて、こんなわけで新潟のラーメン屋さんをめぐってみたのですが、
新潟県のすごさはこんなものじゃないのですよ。
新潟のご当地ラーメンはなんと5つもあり、通称「新潟5大ラーメン」というらしい。
・新潟市旧巻町の「割りスープ付き濃厚味噌」→こまどり
・新潟市の「煮干し風味のあっさり醤油ラーメン」
・長岡市の「こってり生姜醤油ラーメン」
ちょっと!そんなにたくさん食べられないんですけど!!
次に来たときは別のラーメンを……いや、でも今回食べたお店もまた食べたいぞ。
いや、そもそも米どころなのだからご飯もおいしいに決まっている。
日本海で獲れた新鮮な魚介類も……
うーん……こんなになやむことになるとはおもわなかったぞ。
いままであまり詳しく知らなかったけど、ラーメン王国……
いや、たべものの帝国じゃないか。勝てっこないぞ、こんな県。
すごいな、新潟!!!
妙高とん汁ラーメンなるものも売り出そうとしているらしい。
たのむからこれ以上おれを惑わせないでほしい(食べたくなっちゃうから)
もっと売れたいバンドマン、たのむ。今すぐ読んでくれ。
音楽がすきだ。ライブに行くのがすきだ。
ノーミュージック・ノーライフ。音楽のない生活なんてかんがえられない。
ライブは生き物。一期一会。
ざんねんながら、そのかんがえと生活スタイルは一致しない。
おれの休日は週1日、日曜のみ。
その休日もそこそこつぶれる。
職場も家も都内まで約1時間半。平日夜のライブにはどーやったって間に合わない。
行きたいライブと行けないライブが≒なのがかなしいところ。
なので、たまに行きたいライブに行けたときのうれしさは半端じゃないし、
なんならライブハウスのなかでいちばんたのしんでやろう!とおもっている。
メジャーなアーティストやバンドもすきだけど、Twitterで仲良くなった方々の影響で、
(世間的には)マイナーな、インディーのバンドや
M3やコミケなどといったイベントに出展する方々、
いわゆる同人音楽といわれる界隈の音楽を聴くことも増えてきました。
こういったライブのたのしみと言えば、やっぱり対バンです。
スリーマンは当たり前、4組のバンドが集まることもざら。
自分のすきなバンドが企画で呼ぶバンド、なんてことになると、
やっぱりセンスであったり、根底に流れているものが近かったりして、
「おお、ぜんぜん知らなかったバンドだけど、でもこれめっちゃええやん!!」
ってことがけっこうあるんです。
こういったかたがたにおねがいしたい。
「あなたの作ってる曲、もうちょっと教えて?」
いや、正直ぶっちゃけていうと不満なんです。
今日のライブでやって気に入ったあの曲、
どうして家で聴かせてくれないの?
もちろん、限られた時間と予算のなかで、
働いて練習もして、そのうえ録音してCD出してってのは
きっとおれなんかが想像する以上にたいへんなんだろうな、とはおもう。
でもさ、おれがお客としてほんとうに残念なのは、
「○曲目にやった曲、どれに入ってますか?」ってライブの物販で聞いて、
「まだ録音してないです」とか言われるならまぁまだ諦めもつくんだけど、
たまに「今日持ってきてないです」って言われるとほんとうにがっくりきてしまう。
あんたほんとに売れたいって気あんのか。
自分たちでHPの運営をやってる方々のなかには、
新譜の告知は熱心だけど、旧譜の情報が少ないところもあって。
ライブで定番になっている曲の入ったアルバムが、あとから入った新規さんは
なかなか手に入れられないって状況のバンドもあるんですよ。
信じられないです。なんという欲のなさ!!
おれはもっと聴きたいんですよ、あなたの曲をさ。
YouTube、SoundCloud、いいですよ。いいんですけども。
ウォークマンに入れて、ギガを気にせず何度も聴きたいんです。
友達に貸したり借りたりしたいんですよ。
歌詞を眺めて、あーだこーだかんがえたいんです。
ほんとのことを言うと「○曲目の曲」じゃなくてタイトルも知りたいです。
あなたの音源が手元に欲しいんですよ。
さらに言わせていただくなら、ですよ。
手に入らないならせめて、タイトルだけでも知りたいんです。
ライブ後に「○○って曲よかったです!」ってTwitterでリプを飛ばせるじゃないですか。
そしたら、また演奏してくれるかもしれない。次の機会に聴けるかもしれない。
あなたのその曲、もう一度聴きたいんです。
そんな不満を解消してくれたアーティストさんがいたので、ぜひ紹介させてください。
・ワタナベタカシさん
ドラムボーカルという一見イロモノ風の紹介になってしまうんですが、
ほんとうにいい曲歌うんです、このかた。
侍文化というバンドのVo,Dr、POLLYANNAのサポートドラムとしての活躍も。
浜ロンさんを愛するあまり、勝手に作ったというファンソング「I'm Alone」は
必聴の名曲です。
ライブ当日限定、「本日のセトリCD」、500円(当時)。
歌詞はないけど、ライブの曲順になってるミニアルバム。
聴きながらライブを思い返して、やっぱり気に入った曲があれば、
それが入ったアルバムを買えばいいです。
入門編とか、おためしとしても最適。価格も安いし。
個人的にはほんとこれ、理想のかたちです。
でも、毎回となると作るのもたいへんだし、
いくつ売れるかって予測もたいへんだろうとおもうんですよ。
(ここまでやってくれるワタカシさんには、ほんと頭が下がる思いです)
・QOOLANDさん
TwitterのTLでお名前をお見かけしてたバンド。
たまたまサーキットライブで出演されてたので、
他の観たいバンドと時間が被ってなかったってのもあって、
どんな方々なんだろう?と覗きに行ってみました。
迫力のあるサウンド、と大暴れするステージ、
「ああ、なんてライブ映えのするバンドなんだろう」とおもいました。
またぜひ観に行きたいです。
本日のセットリスト。(ライブ後、物販で無料配布)
これ、できるとおもうんです。
タイトルもわかるし、どのアルバムに収録されてるかも一目でわかるようになってる。
QOOLANDさんはCDが全国流通しているので、たとえ物販で売り切れていても
これさえ持ってれば、欲しいCDを近くのショップやネットで買えるわけです。
出待ちをしなくてもセトリがもらえて、Twitterとかにも上げやすいですし。
手間は手間だとおもうんですが、
このひと手間って、お客としてはものすごくありがたいなっておもいます。
きっとこういう工夫を凝らしてるアーティストさん、おれが知らないだけで
たくさんいるんだとおもいますが、周りにはいままでいなくて、
あまりにもありがたくて涙が出そうになったので書かせていただきました。
要望をまとめると、
・HPには旧譜の情報もしっかり載せてほしい。
(この曲はこういう曲~ってちょっとした紹介があるとうれしい!
通販もやってくれたらほんとうにありがたいです)
・物販には、ライブでやった曲の入っているCDがあれば、
旧譜を含めてできるだけ並べてほしい。
・セトリを公開するなどして、曲についてくわしく教えてほしい
(終演後にTwitterに書く、というのもひとつの手だとおもいます。
収録アルバムまでわかればほんとうにうれしいですよ!)
てなかんじですかね。(あれ、ブログの内容これだけでいいのでは……)
だってさ、もったいないんですよ。
ライブのあと、「ああ、なんかよかったなー」ってだけで終わってしまうの。
あなたの曲ってすごいんだから、いいんだから。
対バン相手のファンをかっさらうくらいの気概できてほしいんです。
その1曲を突破口にして、お客の胸に飛び込んできてくれたらうれしいです。
だからね。あなたのその曲、もっとくわしく教えてください!おねがいします!!
集えおかき!煎餅の楽園が新潟にあった
新潟県の道の駅「新潟ふるさと村」で毎年10月末~11月上旬にかけて
あられ・おせんべいまつりというイベントが開催されている。
初めてこの道の駅を訪れた際に、たまたまこのイベント期間中だったので
興味本位でふと覗いたところ、これがまたすごかったのだ。
それ以来、毎年秋になると新潟に出かけるようにしている。もう今年で5回目だ。
このすごさをとにかくだれかに伝えたいので、どうか聞いてください。たのむ。
あられ・おせんべいまつりに参加しているのは新潟県内に会社を構える15社だ。
この15社が半月のあいだ、道の駅の特設会場にブースをかまえて売り上げを競うのだ。
どうだ、わくわくするだろう。
かなりの盛況ぶりなのがわかる。
これだけの人数の人々が、お煎餅を求めてやってくるのだ。
さっそくブースを回ってみることにしよう。
まずはのれんでブースのインパクトを出してきた山文。
個人的にはここの「天然甘えびあられ」がすきだ。毎年2つは買って帰るほどだ。
口に入れた瞬間にお米の香りとえびの風味が一気に広がる。さいこうにうまい。
このお店に限らず、各種おかきはすべて試食ができる。
お店のかたもどんどん勧めてくれるので、
ぜひこの多数のおかきの中からマイ・ベスト・おかきをさがしてほしい。
加藤製菓の「マヨネーズおかき」もうまい。
この世にマヨネーズをきらいだというひとがいるだろうか。いや、いない(反語表現)
濃厚なうまみ、なのに優しい味がする。マヨネーズとおかきがこんなに合うなんて、
これを発見した人は今すぐノーベル賞をもらうべきだとおもう。
新野屋は「フルーツミックスおかき」や、しその入った「ゆかり棒」といった
変化球を多彩にあやつるメーカーだ。
フルーツミックスおかき。どうかんがえてもどんな味だか想像ができない。
しかしここではちゃんと味見をしてから買うことができるのだ。
未知のものに対するハードルをぐっと下げてくれる。なんてやさしいんだろう。
ほんのり甘くてこれがまたうまかった。
大手メーカーはどうだろう。ブルボンが出店しているのにはおどろいた。
おばあちゃん家で出てくるお菓子ランキングのトップランカー・ルマンドや
みんなだいすきアルフォートを封印しての、純粋に米菓だけでの勝負である。
ふとした拍子にあの子の新たな一面を見たような気分になってどきっとしてしまう。
柿の種にチョココーティングをした「柿チョコ」でおなじみの浪花屋製菓である。
ホワイトやカフェオレ、いちごにきなこ、
さらにはなんと、新潟名物・笹だんご風味の柿チョコがあった。
つよすぎる郷土愛が容易に想像できない味の商品を生み出したパターンである。
試食がめちゃめちゃカラフルなのもポイントが高い。
どうだ、気になるだろう。
お得なつめ放題もあった。
3種類のブレンドも自由だそうだ。
栗山米菓は社名はあまりなじみがないが、
「ばかうけ」のメーカーと言えば知らないひとはいないだろう。
タニタ食堂とコラボしたおせんべいを売っていた。
おせんべいもカロリーをかんがえる時代がきたということだろうか。
越後製菓はきなこ餅風味のふわっと消える食感が魅力の「ふんわり名人」を。
なんと「もも味」「甘酒味」を引っさげての登場である。
大手メーカーだから、どこのスーパーでも買えるのかとおもいきや、
「どのスーパーも置いてくれないんですよ。
なので、実質イベント限定商品みたいになってます」
とのことだった。
たしかにスーパーで売っていても、手に取る勇気はないかもしれない。
なぜ、おかきの対極にあるような果物・ももで勝負しようとおもったのだろう。
売り子のお姉さんがなんと開発担当者で(!)、聞いてみたところ
「いやー、だってももしかないでしょ!」とおっしゃっていた。
よくわからないがその熱意におもわず納得してしまった。
第2弾、第3弾の計画も進めているそうだが、
目下最大の課題は「社内会議に通るかどうか」だそうだ。
越後製菓の新商品から目が離せなくなってしまった。
もも味でも試食ができるからこわくないもんね。(結果うまかったので買った)
「雪の宿」でおなじみの三幸製菓は昨年まで関連会社としての出店だったそうだが、
今年はついに本社が乗り込んできた。
来月新発売の「よくばりあられ」の先行販売でなぐり込みをかけてきた。
2袋買えばもれなくつかみ取りチャレンジができる、との誘惑に負けて2こ買った。
おばちゃんがやたらとサービス精神旺盛なかたで、
「いやー、お兄さんもっとつかめましたでしょ」と言いながら、
2つかみ分くらいのおかきを追加で入れてくれた。おもてなし力が半端ない。
そしてオリジナルのショップ袋をいただいた。
ショップ袋というと洋服を買う際にもらえるイメージだったが、
まさかおせんべいを買いに来てももらえるとはおもわなかった。
さすが2017年である。想像もしなかった未来がそこに待っていた。
おせんべいコーナー以外にも常設のTシャツ屋さんなどがあり、
米Tや新潟の「潟の書き順」Tが売られていた。センスがヤバイ。
リアルな意味でのヤバイTシャツ屋さんである。
お会計は店舗別ではなく、最後にまとめて会計ブースで支払うシステムだ。
手間がはぶけてありがたい。(しかもカードも使える!)
そして500円ごとに1回抽選ができる。ハズレでもおかきが一袋もらえる。
首尾一貫したこの姿勢。さすがあられ・おせんべいまつりである。
(「お兄さん、10回もハズレだったからおまけしとくね~!」と言われて
目分量でゴソッと詰めていただいた。抽選会場までおもてなし精神が過剰である)
結果、おかきが1.5倍に増えた。
米菓に対する熱量と過剰なまでのサービス精神が集結したおせんべいの楽園、
あられ・おせんべいまつり。
足を運べば、おせんべいへの認識が新たになることまちがいなしのイベントである。
今年は11月12日までの開催予定となっている。
皆さま、ぜひとも一度足を運んでいただきたい。
だってめちゃめちゃおもしろいから。おれはたぶん来年も行くよ!
会場となった道の駅の笹だんご屋さんにいたゆるキャラ。初代と2代目はどうしたの?
どこよりも早い、2018年の地味ハロウィン初参加者へ3つのポイント
はじめましてのかたははじめまして、そうでないかたはこんにちは。
少年Bと申します。
気づけば11月に入りました。今年もうすぐ終わりですね。
さて、先月末Twitterのトレンドにも上がった #地味ハロウィン こと
地味な仮装限定ハロウィン について書いていこうとおもいます。
「SNSで知り合った男に初めて会いに来た女」
「ギネス認定員」
「会場の誘導スタッフ」
といった
地味ながら笑いが止まらない仮装の方々が一堂に集まりました。
「めっちゃおもしろい!」
「こんなんよく考えたな」
とTwitter上では絶賛の嵐でしたが、
「来年は自分も参加してみたい……」とおもっていらっしゃるかたも少なくないハズ。
そこで、今回は
2018年の地味ハロウィン初参加者へ3つのポイント
を考えてみたいとおもいます。
※写真は一部2016年のものもあります
・「顔は晒すモノ」
まず気をつけておきたいのは、基本的に顔バレします、ということです。
会場は360度地味な仮装でいっぱい。
「SNSに上げてもいいですか?」などと聞いてくれるひともいますが、
基本的には聞かれません。
なので、行ってみたいけど身バレが怖い、という方は仮装で対応しましょう。
「ZOZOTOWNのローディング中」
「パルム」
「セレブ」
顔を隠していても不自然じゃない仮装を選んでみましょう。
そのほうがスマートでおもしろいですよ。
・他のかたとコラボしやすい仮装
他のかたといっしょに映ったほうが、よりおもしろい絵になります。
「報道関係者」
「酔っ払い」
「ギネス認定員」
「有料画像のサンプル」
報道関係者は鉄板のネタです。
「何にでもギネス認定をしてしまう認定員」などのように、
他の参加者と合わせやすいネタがあると、世界観が広がるのでおもしろいです。
(逆に、突飛な仮装をして報道陣に取材してもらう、といった作戦もあり得る)
・急な設定変更もある
会場にいる間に、他のかたに引っ張られてとっさにちがう設定になる場合があります。
たとえば、スーツ姿の男性はいつのまにか東京地検特捜部の一員になったり、
和服の女性は「結婚式の2次会」の仮装をしたひとがいると、
いつのまにか親族の一員になったりします。
他におもしろそうな仮装のかたがいたら、その設定に乗っかってしまうのもアリです。
会場は明るくやさしい雰囲気で、どんな仮装も受け入れてくれる土壌があります。
「スベったらどうしよう……」なんてことを考えずに、
どうぞ気軽に参加してみてください。
来年バズるのは、もしかしたらあなたかもしれません。
実際に行ってきたレポートはこちら。