Low cost, Low price & High return

音楽に対してはまじめに、それ以外はゆるゆるとへんなことを。月に何度か、不定期に書き綴ります。

長野県・高山村のバス停がすごい

言いたいことはすべてタイトルに書き切ってしまった。
そうなのだ。高山村のバス停がすごかったのだ。

 

いや、そうは言っても、この記事をご覧になっているかたの過半数

「高山村ってどこ?」とおもっていることだろう。

ということで、高山村についてすこしだけ説明をさせていただこう。

 

高山村は長野県北部に位置し、須坂市小布施町

志賀高原群馬県万座温泉とも隣り合っている静かな村だ。

村の中心部に位置する山田温泉をはじめとして、村内には数多くの温泉があり、

アンチエイジングの里としてPRをしている。

 

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温泉めっちゃあるな。うらやましい。しだれ桜も有名なようです。

 

この村へは温泉を目当てに訪れたのだが、その途中ですごいものを見てしまったのだ。

とにかく、まずこのバス停を見てほしい。

 

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「たかやま」と全力でアピールをしてくるりんご。

 

長野と言えばりんごである。まぁ、それはわかる。異論はない。 

 

だが、道路の脇にいきなりあらわれたこの巨大なりんごに

おれはいったいどう向き合えばいいのか。

心が大きく揺さぶられる。

 

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反対側はりんご in the りんごだった。

 

このバス停があるのは、市街地から温泉へ向かうメイン通り。

なんの案内も、説明もなく急に視界に入ってきたこのバス停は

いち観光客であるおれに大きな衝撃を与えるには充分すぎるほどだった。

って言うか……ナニコレ。

 

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バス停の名前は「千本松入口」。

 

いやあ、すごい。

おもわず車を停めて写真を撮りまくってしまった。

なんともインパクトのあるバス停があったものだ。

なかなかおもしろいものを見ることができた。

 

さて、気を取り直して温泉に向かうとするか。

日頃の疲れを癒して、今日はすこしのんびりするのだ。

 

 

 

 

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と、おもった矢先に、続いて反対車線にあらわれたぶどう。

 

長野と言えばぶどうでもある。まぁ、それはわかる。異論はない。 

 

だが、道路の脇にいきなりあらわれたこの巨大なぶどうに

おれはいったいどう向き合えばいいのか。

心が大きく揺さぶられる。

 

おもわずコピペになってしまった。

ぶどうの粒が風船になっていて、ファンタジーさと親しみやすさを感じるデザインだ。

女の子とうさぎの枠のなかは色が反転しているところもポイント。

しかし、それにしてもアピールが過剰である。

この村にはなぜこんなバス停があるのだ。しかも続けて。

 

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反対側は大空。内側の壁にも風船が飛んでいる。バス停のなかで世界観が統一されている。

 

こちらも同じく長電バスの「堀ノ内上」というバス停だ。

こんなインパクトのあるバス停2連発で観光客をお出迎えとは。

くそっ、なかなかやるじゃないか。高山村。

 

そちらがそうくるならば、よし。いいだろう。

こちらも心の準備をして迎え撃つとしよう。

さて、次はいったいどんなバス停が来てくれるというんだ?

 

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「農協前」バス停

 

次にあらわれたバス停はおれたちのよく知るものだった。

ちがう!たしかにあたらしくてかっこいいが、ちがう!

おれが求めているのはきみではないのだ。

 

あんなに目を引くバス停2つを続けて期待をさせておいて、3つめで裏切る。

なんか高山村の手のひらの上で転がされているような気がしてきたぞ。

 

さて、ここでバス通りは県道を離れて横道にそれてゆく。

一度はそのまま進んでしまったのだが、途中で気づいてバス通りに戻ってきた。 

 

だって、気になるじゃないか。

他にもあんなカラフルでファンシーでおもしろいバス停があるんじゃないか?って。

よし、こうなったらとことんこの村のバス停を追っていこうではないか!

行くぞものども!出会え~!出会え~!!

 

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 「樋沢」バス停。気付かずに進んでしまったので、ここからしばらくは進行方向が逆になります。

 

 

気づかずにまっすぐ進んでしまい、

Uターンするかとかんがえていたときに目に入ってきたバス停。

離れたバス通りがこの付近でふたたび合流するようだ。

一見するとふつうのバス停のようだが、もものデザインが入っている。

 

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ここは反対側もふつうのももだった。こういうパターンもあるのか。

 

小さいながら、金属サイディングをつかったかっこいいバス停である。

くだもの型のバス停とふつうのバス停のハーフといったかんじだろうか。

果普折衷といったおもむきのあるもの。うむ、これはこれでひじょうによい。

よし、ここからバス通りを逆に進んで、県道まで戻ってみるとしよう。

 

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「紫」バス停。おお、おなじりんごでも青りんごだぞ!!

 

さきほど見たものとおなじくだものバス停が戻ってきた。

おお、これだ。きみだよおれが会いたかったのは。

千本松入口とおなじ形だが、色使いがちがう。王林かな。

 

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反対側は白を基調にした緑のデザイン。

 

このバス停はやはり青りんごを意識しているらしい。

ここで、このバス停のとなりで農作業をされているご婦人と目が合った。

不審な男とおもわれはしないだろうか、

という不安もあったがお声をかけさせていただいた。

あまりにも気になるこの村のバス停について、少しお話をうかがうことができた。

 

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中はりんごの木。中のキャラは青りんごじゃないのね。

 

―お忙しいところすみません、この村のバス停ってみんなこんな感じなんですか?

「待合所があるのはみんなこうだとおもうわよ。かわいいでしょ。

上のほうにもいくつかあるから、時間があったら見てきたらいいわよ。」

 

―ほんと、かわいくてすてきですよね。いつくらいからあるんですか?

「そうよー、10年くらい前かな。村の子どもたちと、東京だかあっちのほうの

美大のひとたちとでいっしょに作ったのよ。

ワインとか、同じ美大のひとがデザインしてくれた商品もいくつかあるわ。」

 

―へぇ、そうなんですか。すごい!

「次の、小学校前のバス停がいちばんすごいわよ。見てみて。」

 

農作業でお忙しいなか、手を止めて貴重なお話をしていただいた。ありがたい。

それでは、「いちばんすごい」という次のバス停に行ってみよう。

 

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「高山小学校入口」バス停。おおお、たしかにこいつは規模がちがうぞ!

 

でかい!いままでのバス停の3倍くらいはあるだろうか。

なんでも、この村でいちばん利用されるバス停であるため、

スペースを多く取っているのだそう。

内側のデザインが動物さんたち大集合でわいわいなところもいいなぁ。

子どもたちは喜びそうだ。ほのぼのした雰囲気。

緑のぶどうは長野でもたくさん作られているシャインマスカットかしら。

 

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反対側は紫のぶどう。

 

こっちは長野県でしか作ることがゆるされていない「ナガノパープル」だろうか。

このバス停は外側は本来のぶどうそのまんまのデザインだけど、

色がちがうだけで、ずいぶん雰囲気がちがって見えるなぁ。

 

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同じく「高山小学校入口」。ここは反対側にも待合所があった。

 

このバス停はいちばん利用されるというだけあって、上り/下りともに待合所があった。

こちらは、この形では初めてとなる桃のかたちだ。

 

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反対側は子どもの描いたイラスト。

 

 

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内側は美大生のかたが描いたのだろうか。かわいらしい女の子のキャラクターが。

 

上下線でバスに乗る子どもたちの数に差があるのだろうか。

こちらはほかのバス停とおなじサイズだった。

 

さて、ここで「農協前」のバス停まで戻ってきた。
それでは気持ちを新たに、「樋沢」から先に進んでいくとしよう。

 

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「YOU遊ランド入口」。りんごの形は3つめだが、こんどは非実在タイプ。

 

YOU遊ランドとは、温泉やプール、ゲートボール場などの複合施設であるらしい。

あまりにものどかなバス停周辺の風景に驚いたが、

このバス停は名前こそついているが、施設最寄りではないようだ。

 

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反対側は一変して宇宙のイメージ。惑星がりんごの形!

 

 

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左右の色使いのちがいを内側でうまく繋げている。左上にあるのはりんごの太陽かな。

 

ここでバス路線は2つに分かれる。

そのまま直進し、山の中を通っていくルートと、

YOU遊ランドの前を通り、川の反対側の集落を通っていくルートだ。

山の中のルートは途中まで進んだが、このようなバス停がなかったので、

川を渡って反対側の集落ルートから進むことにした。

 

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「中塩」。りんごなんだけど、桃にも見えるようなデザイン。

 

あった!

結果から言うと、こちらのルートには2つのくだものバス停があった。

先ほどのご婦人がおっしゃっていた「上のほう」というのはここのことなのだろう。

 

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反対側は2つめの青りんご。ここのバス停は美大生さんの作品かな。

 

 

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このバス停はおしゃれな雰囲気で統一されている。

 

ここの「中塩」バス停は照明がついていて、ストーブまで置いてあった。

先ほどまでよりもバスの本数が減りバス停で待つ時間が増えるなか、

地域のかたの心遣いなのだろうか。

 

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「宮村」バス停。窓を活用した車のデザインがいい!

 

いよいよ最後のバス停、「宮村」だ。

もしかしたら他にもあるのかもしれないが、おれが現地で探した範囲では

これ以上くだものバス停は見当たらなかった。

 

個人的にはここのデザインがもっとも気に入った。

窓をうまく活用して、車を走らせている遊び心がすごくいい。

小さな子どもが、きっと中から外に向けて手を振ったりするんだろうな。

 

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反対側は虹のアーチ。これも非現実タイプの空色のりんごだ。

 

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上から下がっている飾りも地域のかたがつくったのだろうか?

 

いかがだったでしょうか。くだもの型のバス停をめぐる旅。

おもった以上に多くの種類があり、次はどんなデザインのバス停があらわれるのか、

わくわくしながら散策をすることができた。

この胸の高鳴りがみなさまに少しでも伝われば幸いである。

 

見つけたくだものバス停は計9か所。

かたちはりんごが5、ぶどうとももが2つずつ。

もものうちひとつはハーフなので、

村の推しくだものは、りんご→ぶどう→ももということになるだろうか。

 

美大のかたがデザインを手がけたワイン等も気になったが、

残念ながら品切れで手に入れることができなかった。

 

さて、帰宅後調べたところ、このようなサイトを見つけることができた。

 

 

このバス停をデザインしたのは、東京と神奈川にキャンバスを持つ

女子美術大学という大学のようだ。

また、上のページは第二期のものらしく、

第一期のページが別にあった。

 

このサイトによると、ご婦人にうかがったお話の通り、

くだものバス停たちは主に10年前(2008年)にリニューアルし、

その後「高山小学校前」の大きなぶどうバス停が2011年に完成したらしい。

「樋沢」バス停については触れられていなかったため、

これはこのプロジェクトとは別にできたものなのかもしれない。

 

ただ、このサイトを見ると、10年前の時点で

このバス停の建物自体は存在していたようだ。

 

ではこのバス停の建物はいったい誰がどのようにして建てたのだろうか……?

謎は深まるばかりである。まだまだ調査をする必要がありそうだ。

 

……なーんて、それを口実にまたこの村に遊びに行きたいだけってのはもちろん内緒だ。

 

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温泉もめっちゃ気持ちよかったです。こっちも再調査のひつようがあるな。

自分を教祖にした宗教ができたお話

タイトルからして、こいつはなにを言っているんだ、とおもうだろう。

うん、自分でもそうおもう。おれはなにを言ってるんだ。

まったくもって意味がわからない。 

 

でも、これにはちゃんとしたわけがあるのだ。

嘘じゃないんだ。ほんとうなんだ。

とりあえず、経緯を聞いてください。

 

 

 

おれは、決してスリムなほうではない(最大限自分に甘くした穏やかな表現

そして、さいきんちょっとガタイがよくなってきた気がする(最大限(ry

 

このままではまずい。そうだ、ダイエットだ。

まずは大好物のラーメンを禁止しよう。それならきっと痩せられるはず。

そうおもったのだ。

 

研究熱心だから仕方ない

 

占いを信じた結果だから

 

この状態で「食べない」なんて言える人間がいるだろうか(いや、いるはずがない)

 

亀からの感謝の意はしっかり受け取らなくては。

 

弟を見捨てるなんてできないッ!僕にはできないよ……ッ!

 

バレンタインデーのできごと。

 

 勝手に口に入ってきたら対策のたてようがない。

 

「別腹に入る」という点でラーメンは広義のスイーツであると言える。

 

「そのうち闇金ラーメンに手を出しそう」というリプライが飛んできた。

 

これは誰がなんと言おうとセーフ。

 

何事にも例外はつきものである。

原則があれば例外もあるのが世の常なのだ。

おれはラーメンを禁止している。ただちょっと例外の回数がおおいだけだ。

 

そんなわけで、このタグが「なぜにセーフであるか」という大喜利になるのに

さして時間はかからなかった。

誰もが想像した通りの結末である。

おれは、自分に甘いのだ。

 

 

 

さて、このようにラーメンを食べたときに、ひたすらゴリ押しでセーフをした結果、

第一段階として、フォロワーさんにこのようなツイートが見られた。

 

 それならしかたない。セーフ

 

えびそばならセーフでしょ

 

模倣犯の登場である。

おれのすきなライブイベント・Guitar Pop Restaurant主宰のなかむらさんだ。

模倣犯とか失礼なことを言っているが、ふつうにすげーひとが乗っかってきた。

まじかよ。

 

そして第二段階を迎えることとなる。

 

 まさかのタグ化。セーフ

 

グレっちさんにも乗っかられた!セーフ

 

ライブ終わりに、一緒にラーメンを食べに行ったフォロワーさんがセーフをし始めた。

あいつと一緒だからセーフ理論である。便乗商法だ。

まさかこんな現象が起こるとおもわなかったので、

スマホを見ておもわず吹き出した思い出がある。

あと、めっちゃリツイートした。

 

関西在住のゆうさんはこのライブに遠征してきており、

「Bさんと会うたら、これぜったいやろうと思ってたんですわー」と

ニコニコしながら話していた。

ふだん穏やかなゆうさんだが、さすがは関西人である。このノリがすばらしい。

 

そしてここから流れが一気に加速し始める。

 

はいセーフ

 

もちろんセーフ 

 

キングサイズでもセーフ

 

セーフ、という言葉の響きと、ひたすらに自分に甘い意識のひくさがうけたのか、

はたまたゴリ押しによる洗脳なのか、どんどん広がるセーフの輪。

 

「セーフになろうぜ」とかいう謎の誘い

 

セーフ理論が確立した。

その結果、同時多発セーフが発生する。

もう何書いてんのか自分でもわかんねぇ。

 

雑穀米ならとうぜんセーフ

 

シーズン最後だからセーフ

 

野菜ならセーフでしょ。あたりまえじゃないですか

 

みんなでセーフならこわくない理論

 

ライブはカロリーを使うからセーフ

 

塩ラーメンはあっさりしてるからセーフ

 

みんなでセーフなら(以下略

 

景気づけならそりゃもうおおいにセーフするしかない

 

「セーフしてくれるひと」という認識を彼氏さん共々持たれている、という衝撃の事実。セーフ

 

証拠不十分でセーフ

 

みんなセンスがすばらしい。期せずして大喜利会場がTwitter上に生まれた。

おもしろいので片っ端からリツイートした。

飯テロがまた新たな飯テロを産むセーフの連鎖である。いいぞもっとやれ。

 

セーフが多発する第三段階を過ぎたところでまた新たな流れができる。

 

こんなお言葉を。はいセーフ

 

音楽業界で言うところのスルメセーフである。

最初聴いた時はそうでもないのに、聴き込んでいくとどんどんよさがわかってきて、

じわりじわりと好きになっていく曲を「スルメ曲」というあれだ。

いやスルメセーフってなんだよ。

 

診断メーカーまで。胃もたれしなきゃ、いくらでもセーフできるねっ 

 

ついに気づいてしまったようだな…… セーフ

 

贖罪のセーフをしたまえ 

 

 はやりのコピペ。時間停止についてはツッコまないでください。あと阪神関係ないやろ!!

 

もはやラーメンを食べたとかそういう問題じゃなくなってきた。

ラーメンといえばセーフであるという共通認識がフォロワーさんの間に生まれた。

おもしろいからと片っ端からリツイートした結果、

「他にも便乗してセーフしてるひとがいるんだな」という

謎の安心感が皆をこれほどまでにセーフに駆り立てたのだろうか。

 

音楽、イベント、野球……みんなぜんぜんちがうところでつながった、

それぞれはまったく縁のないはずの数多くのフォロワーさん同士なのにだ。

おいなんなんだ、この一体感は!

たんに「確実に1RT+1いいねが見込める」ってだけだったらうける←

 

 はいセーフ……ん!?

 

一体感が高まったあまり、ついに宗教化した。

「立ち上げた」のではなく、「気づいたら教祖に祭り上げられていた」のである。

一ヶ月前には想像もしなかった未来がそこに待っていた。

 

!?

 

さらに知らない間にハッシュタグ セーフ教が誕生している。

おいおいそんなの聞いてないぞ。まじか。こんなんうそやん。

 

 子会社ならぬ子宗教という新しすぎる概念

 

たのしかったお花見がまさか新興宗教の隠れ蓑だったとは

 

セーフのギターソロができた。もはや意味がわからないを通り越して爆笑するしかない 

 

どんどん認知が進むセーフ教。ありがたや

 

教祖がセーフと言えばアウトでもセーフになります。カルトってそんなもんだ(適当

 

競馬にも応用がきくセーフ教。汎用性が高い。無駄遣いしていないからセーフ

 

逆に宗教の勧誘を断るのにも使えます

 

どんどん増える信者

 

 じゃあくな野望を持って入信する輩もいる模様

 

気がつくと拝まれていた。なんなんだこれは

 

「ハーフとセーフは似てるからセーフ」とほかのかたからリプが来ていた

 

 あとお経もできた。元ネタがぜんぜんわからんけど、一切セーフとか守護セーフっていい響きだな

 

 対立する過激派が出てきた。宗教戦争の予感

 

最終的に和解しました。セーフと和解せよ

 

おれ自身はなんにもしてないんだけど、乗っかってくるひとのセンスが高すぎる。

なにがなんだかわからないが、勧誘したり、断る理由に使われたり、

お経も生まれ、集いも開催し、邪教と対立したり和解したり……

とにかく一般的な宗教っぽいことはだいたい済ませた気がする。

そのうちおれ、お布施で生活するんだ←

 

なのでの使いかたがおかしいけどセーフ 

 

おつかれさまでした。がんばってるならセーフでしょ

 

 ああもううまそうだなぁくそう!セーフセーフ!

 

シンガーソングライターの小林しのさんまで!!果物はセーフですよね。まちがいない

 

共にセーフを守っていきましょう

 

「世界はラーメン(とセーフ)を求めてる」という渋谷系っぽい曲までできた。野宮さーん!!
ほんとなにやってんだこのひと。かんぜんにあたまがおかしい(褒め言葉

 

ラーメンとはだんだん離れていったような気がするが、

とにかく愚直なまでに自分に甘いのが セーフ教の教義である。

これほどまでに意識のひくい宗教がいまだかつてあっただろうか。

自己肯定感を得られない現代の闇から逃れるため、

人々はセーフを追い求めるのだ。

 

逃れられない苦しみから救済されたいというこの欲求。

原始的な宗教の成り立ちを再現してしまった趣すらあるような気がする。

ふざけてるけど。

 

 方向性は変わっても、「自分に甘い」芯はまったくブレていない

 

教祖はひたすらセーフしているだけだが、セーフ教は勝手に今日も回り続ける。

世界で最も自由で、気ままで、ゆるくて、意識のひくい宗教の登場だ。

よろしければ、あなたも一緒にセーフしてみませんか(勧誘

 

 

 

最終的にはおこられた

2018年4月を振り返るまとめ ~記事紹介と没ネタ~

相変わらず誰得なかんじの記事まとめ。4月です。

 

今年は初めてお花見に行きました。

陰キャなもので、いままで人生でお花見なんてやったことがなかったんですよ。

たのしかったです。来年もまたやりたいですね。

お花見の時に、記事のネタを持って行こうとおもっていたんですが、

仕事が立て込んでて準備どころじゃなかったです。

うーん、書きたいネタだったんだけど、来年に持ち越しかな……

その話はのちほど。

 

あと、グルコミにも友人のもひもひさんを冷やかすべく参加しました。

料理×同人誌即売会ってなかなかシュールでおもしろいイベントでした。

今月は忙しかった割に、めっちゃたのしかった月でしたね。

ブログ記事数はすくないけど ……

 

さて、どんな記事を書いたのか、どんな思いで書いたのか、という

おれ以外誰得なかんじの1ヶ月振り返りです。

あとついでに没ネタ供養もしておきます。

 

興味があったらどうぞ。

 

 

 

・mighty pop music!「マッカチン企画」のメロディに酔え!(4/15)

 

 

 

music!シリーズ第4弾。

ライブイベント「Guitar Pop Restaurant」で出会って一目惚れした

東方系アレンジユニット・マッカチン企画について書きました。

Twitterで書いたアオリ文、

「かっこいい、かわいい、きれい―
いろんな曲があるのに、そのすべてがどうしようもなくポップ。」

ってのは自分でもちょっとお気に入りの紹介文だったりします。

ほんと、明るい曲も暗いのも、ぜんぶポップなの。

パインさん曲が紹介できなかったのが残念だったんだけど、

ケロちゃんタイフーン」とか、ほんとやばいぐらい突き抜けたポップだから

みんなぜひ聴いてほしいぜ!!

東方はおれ、正直ぜんぜんわかんないんだけど、

そんなやつが聴いてもいいんだから、東方好きなひとはほんと、ぜひ!

 

相互さんでこのバンドをすきなかたがあまりいらっしゃらなくて、

これはおれが書かなきゃ誰が書く!くらいの勢いで書いた文章です。

公式さんやギタポのなかむらさんにも拡散していただいて、

ほんとありがたかったです。よさが少しでも伝わればいいなぁ。

 

あと、タイトルの「mighty pop」は「力強い」と「すばらしい」の

ダブルミーニングの意味で使いました。

ふつうに「パワーポップ」だとおもしろくないもんね。

あたまがわるいので、文法的に合ってるかどうかはつっこまないでください(

 

 

 

・街歩きのススメ(4/24)

 

 

 

 

街を歩いて、旅行先で、

気になった看板やお店をひたすら紹介する記事。

ブログを書くといつも必要以上に熱(と圧)がこもってしまいがちなので、

今回は意識してさくっと書きました。どうだったでしょうか?

 

言うて休みのすくない社畜なもんで、

あと笑いのツボが他人とちょっとずれてるひとなので、

どこまでこのおもしろさ、すてきさが伝わるのかが不安な部分はありましたが。

 

あと、基本的にお店にツッコミを入れまくってるので、

失礼になっていないかな?と不安になったところはあります。

ついつい悪乗りしてやりすぎてしまう部分がどうもありまして。

うまいバランスで書きたいんだけど、それがなかなか難しいなー。

 

 

今月の記事は以上です。

こまかいアクセス数は出ないので体感ですけど、アクセス数ベスト3は

 

mighty pop music!「マッカチン企画」のメロディに酔え!

新潟県はラーメンもすごいぞ

街歩きのススメ

 

 

次点で

hilarious music?「学園祭学園」がやばすぎる!

といったかんじでしょうか。

 

1位のマッカチンは、上にも書きましたがほんとうにいい音楽サークル。

 

上にも書きましたが。色々と拡散していただいたこともあって、

記事公開日のアクセス数は月間でトップでした。すごい!

もっともっと、人気になってほしいな~!

 

2位の新潟ラーメンはほんと強いですね。

前月の流れのままに、検索エンジンからの流入がめっちゃ安定してあるので、

公開からだいぶ経ってますが、地味にアクセスの多い記事です。

前半ほぼラーメン関係ないけど……(看板に偽りあり

 

3位の街歩きの記事は、どうだろうかとおっかなびっくり更新したんですが

思いがけずたくさん☆をいただいてびっくりしました。

さいきん音楽記事に寄ってる気がしますが(そうでもないか?

おもしろい記事、おもしろいものを収集するような記事も

たくさん書いていきたいなとおもいますよ。

 

次点の学園祭学園の記事は相変わらずアクセスがおおかった記事です。

「どインディーズ」と自称しながら、単独ライブイベントのチケットは10分で完売、

ライブは入場制限がかかるなどと、人気がとどまるところを知らないバンドです。

みんなもぜひ見てくれよな!6月にはアルバムも出るよ!

 

 

さてそれでは没ネタ供養の時間です。

 

 

 

・3色団子に代わるご提案

お花見と言えば3色団子ですが、もっと他の3色があってもよくない?

というご提案。

冒頭言った通り、お花見でネタにすべく、材料を買ったまではよかったのですが、

仕事が死ぬほど忙しく、結局作る間がなく当日を迎えたのでした……

そのあと結局自宅で作ってひとりで食べたのですが、

やっぱりみんなの感想とか、食べてるとこの写真欲しいよね?ってことでボツ。

来年(覚えてたら)やります。

色変ネタはいくつかやってみたいものがあるので、そのうち記事にしたいです。

 

 

お仕事に忙殺されてたのに、お休みはやたらと遊びに行ったりしてて、

なかなかネタ自体が浮かばない4月でした。5月病先取りってことはないよね……?

来月は書きたいネタがいくつかあるので、

書く時間さえ確保できればもうちょっと更新できるはず……!(だと信じたい

 

 

ブログ以外にこちらのサイトもゆるりと意識ひくく書いていく予定、

と言いつつ今月は1回も書いてませんが。

どうぞ、合わせてよろしくお願いいたしますねー!

街歩きのススメ

さいきん外に出て行かない日が増えた。疲れ切っているのだ。

なにかしら理由をつけないとひたすら家でだらだらしてしまうのだ。

これはとてもよくないことだ。

そうだ、ちょっと近場でもいいから出かけてみよう。

なにかおもしろいものがあるかもしれない。

 

そう思って出かけてみたら、あったのだ。たくさん。

今日はドライブ中や散歩中に、街で見かけたすてきなお店の看板たちをご紹介したいとおもう。

よかったら見てください。

 

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顔ハメの定義を問いかけてくる顔ハメ。(神奈川県愛甲郡愛川町

 

さっそく以前ブログで紹介したもので申し訳ない。

愛川町あいかわ公園に出かけたときに見かけたものだ。

顔をハメる位置が斬新すぎる。僕らはこのキャラになり切れているんだろうか。

言いようのない思いがこみ上げてくる名作だとおもう。

 

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顔ハメの定義を問いかけてくる顔ハメ2。(北海道小樽市

 

昨年夏に北海道旅行に行ったときに見つけたもの。

いか太郎というお店の前にあった顔ハメだ。

とてもかわいらしいいかのキャラクターだが、

なんか顔をハメると十面鬼みたいに見えてしまうのは気のせいか(→画像検索)

 

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剣士募集のお知らせ(神奈川県相模原市)

 

ごめん。面をかぶってるから、あなたの教え通りにはできないんだ。

 

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まねきもあい(長野県上田市)

 

カラオケかとおもったらちがった。なぜモアイ。なぜひらがな。

 

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仏恥義理な美容室(神奈川県秦野市)

 

「びゅーてぃーるーむ」って読むらしいぜ。夜露死苦

※お店が開いてる時に通ったら、普通にすてきな雰囲気の美容室でしたよ。念のため!

 

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レッドロブスターインスパイアな美容室(神奈川県秦野市)

 

かわいいけどさ、かわいいけどさ……なぜそこをインスパイアしたんだと小一時間(

※いま調べたら、「子どものための美容室 レッドハムスター」は3店舗あるらしいです。

 

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いや、田舎だろ(神奈川県秦野市)

 

秦野市東海大学のちかくにあった看板。

……ものすごくのどかでいいところですよ、うん。

やたらと秦野市がおおいのは、おれの住んでるところからそう遠くないからです。

 

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伝説の勇者だけが引き抜くことのできるアパート(神奈川県秦野市)

 

秦野市ってのはなかなかおもしろいところで、

せまいエリアに気になる物件が集中してるんですよね。

なんだろうこの中2心をくすぐられる物件。ここに住みたい。

伝説の勇者ってか、サイズ的にロボットものかな。

 

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では今までは何だったというのか(静岡県御殿場市)

 

御殿場市時之栖(ときのすみか)という施設にあるパン屋さん。

これもいま調べたら「手作りパン工房」って名前があったのね。

この看板があまりにも強烈すぎて、お店の名前があたまに入ってこなかったよ!!

 

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ちなみに、中では骨パンを売ってました。パン屋らしさとは。

 

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やってるお店(東京都新宿区)

 

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やってないお店(東京都新宿区)

 

休日出勤のさなかに見つけた張り紙。おなじビルの1階と3階だったんですよ。

あまりにも対照的だったのでつい撮ってしまった。

鶏料理のお店の力強さと、せくしーなお姉ちゃんのお店とはおもえない、

この脱力しきった、おじいちゃんが書いたと思わしき文字。いい味出してるなぁ。

 

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本当にあります(神奈川県伊勢原市)

 

実はなかったってケースはあるのか。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

ふだん見落としがちな街の風景も、ちょっと気にして見てみると、

面白いものってけっこうあるんですね。

これからも小さなおもしろさをたのしみに、街を歩いていきたいとおもいます。

よかったら、みなさんもいかがですか?

mighty pop music!「マッカチン企画」のメロディに酔え!

音楽がすきだ。ライブがすきだ。

 

理論めいたこととか、むずかしいことは正直よくわからない。

ただ、小さいころから音楽がすきで、歌うのがすきで、

-ざんねんながら、そんなにうまくはなかったけど-

ずっと音楽と一緒に生きてきた。

たのしいとき、つらいとき、わすれられないあの日、苦い思い出、

ぜんぶがぜんぶ、音楽に彩られた人生を歩んできた。

「Do You Believe In Magic?」

音楽という、魔法のチカラを信じている。

わからないなりに、いいものはいい、と言えるだけの耳は持っているつもりだ。

 

またこの時間がやってきた。

第4回・おれのすきなインディーズバンドについて語る企画。

またちょっとだけ、おれのために時間を使ってくれないか。

いい曲だから、ちょっと聴いてください。たのむ。

 

 

渋谷系パワーポップサークル「マッカチン企画」。

東方アレンジバンドのひとつであり、ポップンミュージックをはじめ、

各種音ゲーにも楽曲を提供しているサークルです。

女性ボーカルのパインさん

男性ボーカルのケニー・ザ・ハードボイルドさん

アレンジャーのシンゴさんの3人体制。

パイン曲、ケニー曲、ツイン曲、外部ボーカルとのコラボ曲と

曲によってさまざまなアレンジで調理しているのが特徴。

基本的には東方のアレンジがメインですが、オリジナルの楽曲もあります。

 

CDを入手する方法はM3、コミケ等の即売会でのCD販売、ライブ会場での手売り、

またはとらのあな等のショップで委託販売となります。

ちょっと音源を手に入れるハードルは高いかもしれませんが、

ぜひとも聴いてほしいバンドなのですよ。いやほんとまじで。

 

自分は正直、東方とはまったく縁がなく、ましてや曲などまったく知らず。

たいへん失礼ながら「ああ、名前は知ってる。流行ってるんだよね」くらいの

認識だったのですが、たまたま他のバンド目当てのライブで

出てきた彼らの楽曲を聴いて、衝撃を受けたのでした。

 

突き抜けたポップさ。

 

まさに「パワーポップ」と呼ぶにふさわしい、存分に暴れるギターサウンド。

ケニーさんとパインさんの目まぐるしく変わる緩急自在のボーカル。

次々に出てくる曲がまたぜんぶ好みどストライクで、

気付いたら、物販のCDをまとめて全部買っていました。

一目惚れってこういうやつなのかな。

 

上の動画の「宵闇パラドックス」は原曲「砕月」の特徴的なメロディーを

フィーチャーした、さいこうにクールでポップなバンドサウンド。

外部ボーカル・sisiさんのしっとりした透明感のある歌声と力強いギターが

浮遊感のある、中毒性のつよい曲に仕上げています。

原曲の「砕月」ではもっと和風の曲のイメージだったんですが、

アレンジでここまで雰囲気が変わるものなんですね。おもしろい!

おれも、東方をぜんぜん知らずに聴いたので、

知らずに聴いてもぜんぜんたのしめるとおもいます。

(でも、知ってたらもっともっとたのしめるかもしれません)


しっかしこの変態的な(褒め言葉)メロディーライン、よく歌えるなsisiさん。

 

 

続いても外部ボーカル起用のオリジナル曲、

「ユメユメアラウンド ~だってYou&Me~」。

こちらでボーカルを担当されているAIRIさんは、シンゴさんが手掛ける別のバンド、

「ときめきエキスプレス」のボーカルさんです。

ときめきもこれまたすばらしく素敵なバンドですが、それはまた別の機会に。

 

おなじ女性ボーカルでも上のsisiさんの曲とはまたちがって、

キラキラしたかわいらしさが強調された楽曲に仕上がっています。

渋谷系のテイストというか、ギターポップな雰囲気がつよいかも。

こちらは「ポップンミュージック エクラル 」に収録されていた曲で、

音ゲーがすきなかたはプレイしたことがあるかもしれません。

自分はこれまた音ゲーには全く縁のない人生を歩んできたのですが、

まぁ人生どこで何に出会うかわからないものです。ふしぎだよね!

 

底抜けに明るい楽曲で、音ゲーがすきな友人たちからの評判も高いようですよ。

1曲目に紹介した「宵闇パラドックス」とは雰囲気もぜんぜんちがうんですが、

どちらも骨太なサウンドが支えるポップ、というのが共通している気がします。

 

この曲はもう、キメが完璧でめちゃめちゃかっこいいし聴いててたのしいんです。

Aメロの「数秒間で」「始まる ほら!」や

Bメロの「真実で」「feel my heat」「can you feel」

サビの「ハイスピードで」のところ。

一瞬楽器がストップして、歌詞とユニゾンするような特徴的な部分。

かわいらしい曲なんだけど、要所要所でぐっと惹き立てるようになってるんですよね。

最後の一音もユニゾンして終わりますし。

 

間奏の渋谷系を思わせる綺麗で飛び跳ねるようなメロディーラインも魅力だし、

最後のサビの「代わる代わる」のタメとか、ものそいかっこよくないですか。

ふわふわしててかわいらしいんだけど、それだけじゃないぜって曲なのです。

 

 

女性ボーカル曲が続いたので、男性ボーカルのケニーさん曲を。

この「レモン」はマッカチン企画のオリジナル曲のなかでも代表的なポップチューン。

東方アレンジのイメージがつよいマッカチン企画ですが、

オリジナルの楽曲もかっこいいんですよ~!

 

「青色をしたその期待感と / あの頃の気持ちがマッチして /

手を伸ばして掴めないものは / ないなんて思わなかったんだ /

好きな曲がキミとはちょっと違う / あとで少し調べておこう /

そう言えばギターをちょっとだけ / 弾けるから聴いて欲しいんだった」

青春時代を懐かしむような、甘酸っぱい歌詞と

なにごとにも前のめりになってしまいがちな、あの頃の衝動を表すような

疾走感にあふれるナンバーです。


これ、ギターとドラムがリズムを合わせてるのかな、

けっこうドラムがおとなしく聴こえるんですが、

2番で急にドラムが暴れだすんですよ。時間で言うと1:12からかな。

ちょっと地味なポイントかもしれませんが、こういうのすごく好きなんです。

くぅー!たまらんー!

 

ちなみに、3:12からはパインさん曲の「ジェームズ・ディーンみたいに」。

これもいい曲なのでおすすめですよ~!

 

 

でも、マッカチン企画の真骨頂と言えば、

やっぱりメンバーのツインボーカル曲ではないでしょうか。

 

この「スターライト・スターライト」は彼らのオリジナル楽曲。

イントロから軽快なギターリフが印象に残る曲です。

メインボーカルはケニーさんなのですが、

Bメロからパインさんが入ってきて、交互に掛け合いながら

サビになだれ込んでいって2度目の「スターライト・スターライト♪」で

ふたりの声が重なるんですよね。

クールでやさしいケニーさんの声と、ゆるふわなパインさんの歌声も

すごくバランスがよくて心地いいんです。

ケニーさん、パインさん個別の曲ももちろんいいんですが、

個人的には「ツインボーカル、さいこうだぜー!」と叫びたくなってしまいますよ。

「レモン」もそうだけど、間奏のパワフルなギターソロもたまらなくかっこいい!

 

ちなみに、ライブでは「次はちょっとしっとりした曲を……」とMCした後に

この曲に入ってましたからね。しっとりって!当社比!!

普通に聴くとじゅうぶんにポップなキラーチューンだとおもうのですが、

この曲がしっとりにかんじてしまうくらい、ポップで踊れる曲がおおいのが

このマッカチン企画の強みだとおもいます。

 

さて、パワフルで緩急自在、つかみどころがないようでいて、

必ず芯にポップを抱いているサークル、マッカチン企画。

いわゆる「インディーズバンド」というかんじではないかもしれませんし、

もしかしたら聴くまでのハードルもすこし高いかもしれません。

でも、素直にもっともっと多くのかたに知ってほしいな、とおもえるかたがたです。

この機会に、ぜひとも聴いてみていただけたら幸いですよ。

 

 

 

前回までの記事はこちら 音楽連載過去記事

2018年3月を振り返るまとめ ~記事紹介と没ネタ~

もう3月も終わり。2018年も4分の1が終わってしまったわけです。早いねー!

と、先月とほぼおなじ挨拶ですけど。手抜きスミマセン。

 今月もなかなか忙しく、記事数は少なめでした。

いや、その割にサンクリにもひもひさんのお邪魔をしに行ったり、

グレっちさんのお手伝いしてるライブに遊びに行ったり、

町山さんの個展に行ったり、そこそこ楽しんでたような気もしますが。

……まぁ、それはそれで。

 

さて、どんな記事を書いたのか、どんな思いで書いたのか、という

おれ以外誰得なかんじの1ヶ月振り返りです。

あとついでに没ネタ供養もしておきます。

 

興味があったらどうぞ。

 

 

 

・「エモさ」の研究(3/13)

 

 

鶴見線ツアー」の記事のときに「文章がエモい!」と褒められたので

調子に乗って書いた記事です。

エモさの正体をさぐる、というもっともらしいスタートでおきながら、

最終的にふざけにふざけているだけという。

こういう言葉であそぶ系というか、かんがえをこねくり回す記事は何気に初ですね。

先月の没ネタですが、まとめかたがおもいついたので、本ネタとして書きました。

 

ちなみに、ボルゾイは元ネタがありまして、学園祭学園の市川さんだったりします。

真ん中の、「すげぇサムネイル」をクリックしていただければ見れるかと。

「ボルゾい」という言葉を思いついたときにこの記事は方向性が決まった気がします。

 

他の文体はデイリーポータルライターの地主さん文体。

地主さん体もすごく特徴的なので、ぜひ真似してみたいなーとおもってました。

でも自分の文体はデイリーの西村さん、大山さん、安藤さん、古賀さんあたりの集合体

なので、基本ぜんぶデイリーですよね。

この記事に関しては、アンケートの部分や話の進めかたは大北さんの影響もつよいし。

まぁ、デイリー愛と音楽愛のつよい記事でした。音楽要素はほぼないけど。

 

あんがいTwitterでの評判もよく、facebookでもシェアされてたりして(なぜだ)

調子に乗って、前半のエルレが微妙かな?とおもいつつ、

自由ポータルに投稿してみました。

事前に「投稿少なめ」とのアナウンスがあったので、ちょっといけるのではないか?

と、おもっていたのですが、結果、不採用。

前回不採用だったときは、2本同時に送っていたので、

(後からもっといいなとおもえる記事が書けたので、

同一週にもう1本送ったところ、後者が掲載というパターン)

純粋な落選は今回初めてだったのです。うわー、くやしい!

 

しかも掲載された2本の記事がどちらも素晴らしい出来で。

自分が落ちたので、なーにどれどれといやらしい気持ちで読んでみたのですが、

2本とも、いやこれかなわねぇな、と素直に認められる名作でしたよ。素晴らしい!

これ、2本とも記事を書くにあたって、

すごく時間をかけて丁寧に書いていらっしゃるんですよね。完敗です。

取材、構成、文章力……どちらも「これプロじゃないの!?」とおもうくらいの作品。

海底クラブさんははてなだったので読者登録してしまったくらい。

 

おれももっともっと、いい記事書かなきゃいけないな、と

おもわせていただいた一件でした。がんばろう!

 

あと今月から、CRAZY STUDYというサイトで

記事を書かせていただくことになりまして。

こちらの記事を編集の上、載せていただくことになりました。

編集長のじきる氏が校正をしてくれたのですが、

文章がほとんど変わってないのに、雰囲気がずいぶん変わってるので、

おもしろいなー、とおもいました。

よかったらこっちも見てやってくださいね。

 

 

・fantastic music!「イエロー・シアン・マゼンタ」のライブを観ろ!(3/19)

 

 

music!シリーズ第3弾。

対バンで観に行ってすごくよかった、ライブで笑顔がめっちゃはじけてるバンド

「イエロー・シアン・マゼンタ」について書きました。 

そのあとに3回くらい観に行っているかな。

仕事がいそがしいから、なかなかライブに足を運べないんですけども。

ほんとたのしそうに演奏するんですよ。さいこうなんですよ。

 

でも相互さんでこのバンドをすきなかた、というひとがいなかったので

ちょっとどうなのかなぁ、とおもっていたのですが、

公式さんやメンバーのかたがRTしてくださって、ファンのかたに届いたようです。

うれしい!

そうなんですよ。めっちゃたのしいステージなのでみんな見たらいいとおもう。

フェスとかにもよく出ているようなので、都合がついたらぜひ見に来てください。

 

あと、ついにCDが全国流通に乗ったそうで、4月6日からディスクユニオンさんで

取り扱いが開始になるのだとか。めでたい!

限定でライブDVDが付くそうなので、これは買いですよ~!

ご自宅であのライブの空気感を体感するチャンス!

 

ちなみに、このmusic!シリーズには裏テーマがありまして、

第1回の「ポップしなないで」は楽曲の掘り下げ、

第2回の「学園祭学園」はトークを含めた、バンド全体のおもしろさ、

そして今回はライブの空気感を記事の主題にして書いてみました。

もちろんポしなのライブもすごいし、YCMの楽曲もすごくいいのですが、

バンドによって、ちがう切り取りかたをしてみたいなー、とおもって

見どころをしぼって書いてみたんですが、伝わっているでしょうか。

今後ももっと色々なバンド・アーティストさんについて書いてみたいなぁ。

 

 

 

・この一人称がすごい!2018(3/23)


 

一人称についてかんがえてみた記事。

この春、使いたい一人称はこれでキマリ!ってコピーをつけた気がします。

 

国語の成績がそんなによかったわけでもなく、

学校を卒業してだいぶ経っていて、かんぜんに中学生レベルの知識で書いたので、

じつは用法とか色々間違ってるところもあるかもです。気にしたらダメだよ!(

 

『一人称は自分の属性というか、立場をひじょうに明確にする言葉なのである。』

というか、「こんなの知ってたよ」「何をいまさら」って意見が来そうでこわい。

 

でも小説で「おれは~」とか書かれているだけで、

ああ、これはきっと男性のセリフだな、とわかるのって便利ですよね。

日本語っておもしろい。

 

元々はなんかこんなネタツイートをしていまして。

なにきっかけだったかなぁ、忘れましたが。

 ふと思い出して、これなんかネタにできないかな、とおもって書いてみました。

ちなみに内容をかんがえているときのツイートがこちら。

 こういうわけのわからないことを言い出したら、

8割くらいブログのことだとおもってください。

いや、ブログにしたってわかんねーよ!って話ですけども。

 

しかし、すきなバンドのライブがすごい!の記事のあとに一人称がすごい!って

我ながらわけがわかんないですよね。

そういうとこがおれのいいとこだとおもいます(ポジティブ

 

 

今月の記事は以上です。

こまかいアクセス数は出ないので体感ですけど、アクセス数ベスト3は

 

「エモさ」の研究

新潟県はラーメンもすごいぞ

hilarious music?「学園祭学園」がやばすぎる!

 

 

次点で

fantastic music!「イエロー・シアン・マゼンタ」のライブを観ろ!

といったかんじでしょうか。

 

1位の「エモさ」の研究は、上にも書きましたが色々と話題になった問題作。

フォロワーさんにもちょこちょこ拡散していただいて、

けっこう安定した反響があった気がします。ありがとうございます。

みなさまに感謝。ボルゾい!

 

2位の新潟ラーメンの記事、元々検索エンジンでは上位エントリーでした。

今月は何をしたわけでもないのに、なぜか平均アクセス数が増えた月で、

その原動力となったのが検索エンジンからの流入の増加でした。

YahooもGoogleも、特にどの記事が人気というわけでもなく、

まんべんなくアクセスがあるのですが、なぜかこいつだけは人気なのです。

やっぱりラーメンは強い!母数が増えたことでランクインしました。

 

3位の学園祭学園の記事はファンのかたが相互さんにはあまりいないのですが

先月に引き続き、アクセスが比較的おおかった記事です。

「どインディーズ」と自称してはいますが、やっぱり人気ですよね。

とってもおもしろいバンドです。おすすめですよ!

 

次点のイエロー・シアン・マゼンタの記事も公式が拡散してくださったおかげで、

ファンのかたを中心に、けっこう読んでいただけたようです。

この愛がみなさまに届けばいいなぁ。まだ聴いたことないよ、ってかたもぜひ!

 

あとは、「地味ハロウィン 2018」で検索するとうちのブログがトップに来るらしく、

じわじわとアクセスを伸ばしてたりします。

もちろん読んでいただけるのはうれしいんですが、最初の記事だから恥ずかしいなぁ。

こっそりと修正してやろうかしら←

もし気になったら読んでみてね。お願いします。

 

 

さてそれでは没ネタ供養の時間です。

 

 

 

・読まれない本を読んでみる

夢に出てきた記事案。

 

いや、うそだとおもうでしょ。ほんとなんですよ。

なんで夢の中でブログ書いてんだって話なんですけど。

 

 

でもまぁ、珍しくしっかり覚えてた夢なので、

せっかくだから形にしてみたいとおもって、かんがえてみたのですが。

 

これ、ちょう難しくない?

「読んでない本をレビュー」というのはもひもひさんがすでにやってらっしゃるし。「読まずに書いた『騎士団長殺し』最速レビュー」とかいうあまりにも戦闘力のたかすぎる掲示

 

「読まれない」という時点でもうものすごいマイナスイメージの言葉じゃないですか。

何人かに聞いていちばん不人気な本を読んでレビューしてみる?

数多くの本の中から?どうやって選ぶ?選ばれた本の作者はどう思う?ファンは?

 

無理でしょう、愛がなさすぎる。

もしかしたらそのどれも絶妙なバランスでくぐり抜けて、

うまく記事にして書けるかたもいらっしゃるかもしれませんが、

これ、おれには炎上案件にしかならない気がします。

(アクセス数的に、炎上さえも起こらない可能性もたかいですが……)

 

これはもう、このまま封印してしまったほうがよさそうです。ボツ!

 

・山ほどかんきつ食べ比べ

夏はぶどうを食べまくってることで有名な(?)おれですが、

冬は基本かんきつをよく食べてるんですよ。

12月にぶどうの記事を書いたので、じゃあみかんもやるかー、とおもったのですが

今年はやたら忙しくて、そもそもそんなにかんきつを食べていなかったという……

 

気付いたら3月、うーん、今でも売ってるものもあるけど、

時期的に手に入らないものもあって、それから書く時間をかんがえると……

と思ってボツにしました。

2月中には食べて感想まとめて、3月頭には書きはじめながら

3月に出た品種をレポっておかないと間に合わないかなー。

もうちょっと計画的にやっておけばよかったです。反省。

来年こそは書いてみたいとおもいますよ。

ぶどうほどマニアックにはならない(つもり)

 

さて、そんなこんなで3月でした。

新年度も、いいかんじに愛と意識のひくさをばらまいていきたいとおもいます。

ちょいとお仕事が忙しくなってきたので、さらに更新頻度が落ちそうな気もしますが。

どうぞ見捨てずに、たまにでいいので見に来てくれたらうれしいです。

 

 

ブログ以外にこちらのサイトもゆるりと意識ひくく書いていく予定なので、

どうぞ、合わせてよろしくお願いいたしますねー!

この一人称がすごい!2018

いきなりで恐縮だが、みなさんは、自分のことをどう呼ぶだろうか。

「俺」や「私」、ビジネスの場だと「僕」を使う機会もおおいかもしれない。

子どもなら自分の名前や、名前にちゃん付けをすることもあるだろう。かわいらしい。

逆に、自分の子どもに話しかける場合は「お父さんは~」「お母さんと~」などと

自分の「役割」を一人称にして話しかけることもあるとおもう。

今日はこの一人称についてかんがえてみたい。

 

 

 

たとえば「わたし」「わたくし」は男女ともに使える丁寧な一人称だ。

だが、「おれ」「ぼく」になると使用者はほぼ男性に限定される。

子どものころ、「おれ」と自称する女の子に会ったことがあるが、

あれは将来黒歴史にならないかしら?と、当時こっそりおもっていた。

 

逆に、「あたし」はほぼ若い女性にしか使われない。

男性で使っているとするならば、それはきっとほぼ笑点のメンバーではないだろうか。

なお、歌丸師匠の場合は「あたくし」のイメージがつよい。

 

「自分」と実際に名乗るのはおそらく体育会系の男性であろうし、

自分を「わし」と名乗るのは高齢者層がおおいであろう。

 

自分の名前+ちゃん付けのばあい、子どもであればかわいらしくてよいが、

中高生になってくると気軽には使いづらいし、

社会人になるとこれはちょっとイタい気がする。

おれのばあい、自分がラーメンを禁止中であることをアピールするために

ハッシュタグ「Bちゃんラーメン禁」というのを作っているが

これは「おれラーメン禁」だとおれが誰を指すのかがわかりづらい、

「少年Bラーメン禁」だと字面が重すぎてなんとなく気に入らない、

という、まぁおれなりの理由に基づくものだ。

成人男性が自分にちゃん付けをしているのがイタいという自覚はあります。

 

基本的に自分にあまい。

 

一人称は自分の属性というか、立場をひじょうに明確にする言葉なのである。

いや、当たり前のことをなにをいまさら、とおもわれるかもしれないけど。

 

そして、ずっとふしぎだなー、とおもっていたのが。

この言葉が「自分のことを表すためにある」とわかってはいても

現実にはまったく使われない表現があることだ。

 

たとえば「オラ」とくれば大多数のひとは悟空かしんちゃんを思い浮かべるだろうし、

おなじ「おら」でも「俺ら」と書かれれば、おそらく吉幾三以外にはありえない。

「わがはい」とくれば、これはもう猫かデーモン閣下しかいないだろう。

一人称がほぼ独占されている例だ。一人称カルテルである。

新規参入のハードルはきわめてたかい。

 

フィクションでしか使われないであろう一人称としては、

「余」はだいたい悪の皇帝や大魔王の一人称であるような気がするし、

「それがし」や「拙者」は時代劇ドラマの定番である。

同じく古い言い回しである公家言葉の「麿」はあまり聞くイメージがない。

もしかしたら、時代設定において人気不人気があるのかもしれない。

「拙者」はサブカル界隈の冗談で、

自分が侍であることをアピールするのに使われることもある。

Twitterで「拙者○○大好き侍」などというツイートを見かけたことはないだろうか。

野球の侍ジャパンもインタビューでは「拙者」を公式一人称にすればいいのに。

侍としての自覚をもっと持ってほしい。

 

「小生」も使われないことばであると昔はおもっていたのだが、

実際に使っているかたが以前の職場にいたので、この部類からは外しておく。

いや、かなり例外的なケースだとおもうけど。

 

このあたりの一人称は使うとどうもギャグにしかならないところに

問題があるのだろうと思われる。

公家や武士たちの使っていた、由緒ただしい真剣な一人称が、

現代ではかんぜんにギャグ要素なのだ。不憫だ。

我々はもっと先人に敬意を表すべきではなかろうか。

立ち上がれ、麿!今こそ蜂起のときだ、拙者!

 

そして、自分の役割を一人称にする場合だが、これもふしぎなことがあるのだ。

「ママとお出かけしようね」と母がわが子に声をかけることはあれど、

わが子が「子どもといっしょに行こう~!」という例はない。

学校で「先生は怒っています!」と学級会を開くことはあれど、

「なぜ怒っているのか。生徒はわかりません」ということはありえないのだ。

きょうだい間でも「おねえちゃんがついてるからね」と弟をはげますことはあっても

その逆はないだろう。基本的に年長者、目上のひとしか役割を名乗れないのだ。

 

生徒と子どもは多数いるからだ、という理屈もかんがえてみたのだけど、

子どもにおいても一人っ子のことは珍しくないし、先生が家庭教師の場合や、

1対1でお医者さんが「先生」と名乗っても、患者が「患者」と名乗ることはない。

このような理由から、対象がおおいから、というのはきっとちがうような気がする。

やっぱり、目上のひと限定の言葉なのだ、とおもったほうがしっくりくる。

でも自分のことを「先生」と名乗る先生はいても

「部長」と名乗る部長がいないのはちょっとふしぎじゃないですか。いてもよくない?

 

あとは職業限定の一人称としてイメージしやすいものに「本官」がある。

警察官が言っているイメージだ。(ほんとうに言ってるかは知らない)

官と付く職業のかたならばきっと使えるはずだとおもうので、

裁判官や航空管制官のかたがたが使っているのかどうかも知りたいところだ。

 

士業の一人称としては「当職」というものがあるらしい。

おもに弁護士や司法書士のかたが使うような言葉らしいのだが、

ほかの士業は使ってはだめなのだろうか。

おれも介護福祉士を持っているので、明日から当職と名乗ってみようか。

士業としての資格の習得難易度がだんちがいな気もするが、許してもらえるだろうか。

 

 

 さて、世のなかには色々な一人称があり、

それがまたふしぎでおもしろいことがわかっていただけたとおもう。

それでは、ここで今年使ってみたい一人称ベスト3を独断と偏見でかんがえてみたい。

 

 

 

・第3位 「ミー」

マンガで欧米人が使っているイメージのつよい一人称である。

そもそも主格じゃない。

中学生になって、初めて英語を学んで

「アイ ライク ツナ」と書いてある教科書を読まされたときに、

「じゃあミーってなんだ?」と疑問におもったことはないか。

言葉の使いかたとしてまちがっているというところは、かなりポイントがたかい。

 

 ・第2位 「朕」

朕は国家なり」。

始皇帝にしか使えないという、由緒正しい一人称なのに

音のなさけなさのギャップがすごい。

「ちん」ですよ、「チン」。

戦前は日本でも天皇陛下が文章として使っていたらしい。

でも口語では「わたし」を使っていたという。朕の存在意義とは……

だが、皇帝や天皇陛下御用達という歴史、このネームバリューは

自己肯定感を増していくべき現代にこそふさわしい一人称と言えるだろう。

 

・第一位 「おれさま」

第一位は「おれさま」である。ばいきんまんのイメージがつよいが、

かといってばいきんまんしか出てこないわけでもない。

独占はされていないので、参入のハードルもそこまで高くなく、おすすめだ。

「おれ」だけでも成立するにもかかわらずわざわざ「さま」をつけるという丁寧さ。

にもかかわらず、いざ使ってみると、ひじょうにあたまがわるそうに聞こえるという

その落差がとってもすてきだ。

「さま」の丁寧さはすばらしい。「おれ」だけに使わせておくのもなんなので

「ぼくさま」とか「おらさま」みたいな言葉があってもいい。

 

以上、独断と偏見による、この一人称がすごい!2018でした。

みなさまも、どうぞすてきな一人称ライフを。

 

 

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一人称の前に「この」を付けるだけで気品が上がり、

後ろに「め」を付けると尊厳が下がるという事実も発見しました。