Low cost, Low price & High return

音楽に対してはまじめに、それ以外はゆるゆるとへんなことを。月に何度か、不定期に書き綴ります。

【ダメです.で記事を書きました】やさしさって、なんだろう

 

 

※今回はただのお知らせです。

 

 

 

ダメです.というサイトで記事を書かせていただいております。

 

本日、2本目の記事が配信されました。

やさしいひとって、けっこうたいへんじゃない?ってお話です。

 

 

わたしも、どっちかっていうと「やさしい」と言われる側の人間ではあるのですが、そのむかし、けっこうドキッとするようなことを言われたことがありまして。
そのときのことを思い出しながら書きました。

「やさしい」って、いいことばではあるんだけど、それならではのつらさとか、生きづらさがあるような気はしていて。そういった思いを抱えて悩んでるひと、思い詰めてるひとに読んでいただきたいなぁ。

このお話も、noteの記事の転載です。今回はほぼそのままのかたちで載っています。小見出しはつけたけど。

一か所、noteでは本文だったものを、小見出しにした箇所があります。
合わせて読むとおもしろいかも。みなさまはどちらがお好みですかね。

この記事はダメです.用に9月に書き下ろしたのですが、ちょっと色々あって宙に浮いておりまして。
編集長に許可を受けた上で、先にnoteに書かせていただくことになった作品です。結果、noteからの転載が2記事続くようなかたちになってしまいました。次こそは書き下ろしで書きたいなぁ。

これ、書いたときは「ただ自分が救われたい」って話にならないかなぁ、と頭をかかえていて。ただの愚痴や嘆きになってしまうと、これは書く意味がないよなっておもっていたので。
そういう意味で、ものすごくかんがえて悩んで書きました。書き終わりをどうするか、書いては消して書いては消してを繰り返して、気づいたら2時間経ってたという笑えない思い出もあります。

結果的には、初稿とほぼ変わらないかたちになりましたが、noteではけっこう評判がよくて。うれしいのと同時にほっとしたのを覚えています。きっと、ダメです.でも愛される文章になってくれるんじゃないかなぁ、と期待しています。

よかったらぜひ、読んでみてください。ダメです.、あったかくていいメディアですよ。

 

 

 

CRAZY STUDY(通称:クレスタ)やサンポーへの寄稿も、こちらのブログも、今まで通りゆるゆるだらだらとやっていきたいとおもっておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

そんなわけで告知でした。オチはありません。

 

こちらのサイトともども、少年Bをみなさまどうぞよろしくお願いいたします。

お仕事のご依頼も承っております。
TwitterのDM、もしくはraira21hot■gmail.com(■は@が入ります)までご連絡ください。

 

 

2018年12月を振り返るまとめ

 

 

さて、2018年も今日で終わりです。
 思えば昨年の11月に始めたこのブログ、自由ポータルへの投稿、さまざまなイベントの企画やレポート、CRAZY STUDYへの寄稿、フリーライターとしてのはじめてのお仕事……この1年のあいだにほんとうにいろいろなことがありました。
今年も1年お付き合いくださり、みなさまほんとうにありがとうございました。

さて、どんな記事を書いたのか、どんな思いで書いたのか、という
おれ以外誰得なかんじの1ヶ月振り返りです。

興味があったらどうぞ。

 

 

 

・本格派チキンカレー vs 簡単ケプリカレー 美味しいのはどっち?? 食べ比べようとしてみた(12/1)

 

 

結論から言うと、「食べ比べてねぇじゃん」。なんですよね、これ。
友達の佐々木かえでさん、の木さんに協力してもらって、はじめての記事広告に挑戦しました。広告提供先への営業から、記事の構成、企画、配役、ライティング、ぜんぶやったのでたのしかったです。
……なんていうとえらそうですが、これも友達の子持ちししゃもさん、ねおみのるさんにも協力していただいて。特にかえでさんにはもうほんと、かなり手伝ってもらったのでありがたいです。感謝!わたしはこの1年、ほんとみなさまに助けられてきたなぁ、というありがたさを痛感しました。構成に関しては編集長のじきるさんにもだいぶ迷惑かけたな……

記事に関しては、家族というテーマを出してもらって。そしたらあとは早かったです。広告なので、徹底的にわざとらしくしよう。そして設定は説明せずに放り投げよう。という2本柱。読んだかたがおもわずツッコまずにはいられないような記事にしたいな、とおもいました。

お父さんは自分がやるので、ひどい目に遭ってもいいかな、ともおもったんですが、やっぱりケプリのカレーはおいしくて、家族をしあわせにするものであってほしい。
そういう想いから、最後のオチはああいうかんじになりました。

なんだかんだで、あたたかくてほっとするような記事に仕上げたつもりですが、いかがでしょうか。笑ってもらえたらうれしいです。

 

 

・「忘平成会」で、まるごとぜんぶ忘れたかった(12/5)

 

 

「忘年会やりたいよね」
「1年だけじゃなくて、人生まるごと忘れたくない?」
「平成最後だし、平成ぜんぶ忘れよう」
そんな会話から始まった企画。この1年間でたくさんのイベントを企画して、たのしいことも、つらいことも、けっこう色々あったんですが、そういうのもぜんぶひっくるめて書きました。

このイベントを一緒に主催してくれたもひもひさん千鳥あゆむさんがちがった視点から書いてくれたので、自分はこの1年の振り返りや心境を含めて書きました。
このチームができてから、すごくいい風にイベントができるようになって、改めてよかったなぁとおもいました。前回の記事も合わせて「おいおい、ラッパーか」ってくらい感謝をしてしまったけど、そういう出会いも多くて、トータルで見るとめちゃめちゃいい年だったな、2018年。色々ターニングポイントになった1年かもしれない。

 

 

・逆に、焼きそばを煮て作ってみた(12/13)

 

 

しばらく投稿をお休みしていた自由ポータルに、久々に応募してみたいなぁとおもって書いた1本。投稿自体が5ヶ月ぶりかな?通算6回目の掲載です。

この5ヶ月のあいだは、ぜんぜんこういうおもしろ記事を書いていなくて。
noteをはじめた影響もあったのかな、まじめなエッセイみたいなのや寄稿のお仕事、ブログもイベントレポートが中心になっていた気がします。

ただ、デイリーポータルZのライター通信講座で砂糖ラーメンを作る記事を書きまして。これがほんと難産だったんですが、久々に書いたおもしろ記事がたのしくて。
原点回帰のつもりで書きました。久々だったので、けっこうドキドキでしたが、見事入選。

クレスタライターのこやしゅんさんと一緒に載ることができました。トップ掲載狙ってたんだけどなー。くやしい。
でも、こやしゅんさんも遠山さんの記事もおもしろかったので、もっともっと精進します。

カップ焼きそばに合わせて、焼きそばを煮てみるとどうなるのか。よかったらぜひ読んでみてください。

 

 

・2018年12月に書いたnote(12/26)

 

 

今月書いたnoteのまとめです。

12月は意識的にnoteをがんばって書いたこともあって、無駄にボリュームがあります。
10本も書いてたとは思わなかった。今月は寄稿も1本、ブログも5本書いてるので、ふだんどれだけ書いてないのかがばれますね。

note酒場に行ったってのがけっこうでかくて。ちょっとやってみるかなって時期でした。モチベーションだいじ。来月どれだけやるかはまだ未定ですが……色々書いていきたいなぁ。
実質2週間ちょっとのあいだに10本は、さすがに短期間に集中して書きすぎたかなって気持ちはありますが……もうちょっとバランスよくがんばります。

 

 

・Bちゃんアワード2018~今年出会った音楽たち~(12/30)

 

 

昨年に引き続き、今年はじめて聴いたアルバム10選の記事です。 
一昨年はTwitterで勝手に発表してて、昨年にブログに発表の場を移しました。
今年は「ベスト10」というくくりだけ発表して、こまかい順位を付けないことにしました。
と、いうのも、やっぱり自分がジャンルは違えど創作の場に足を踏み入れて、あまり露骨に順位をつけるのっていけすかないな、という思いが出てきたからです。
もともと、自分がこのアルバムがすきだ!みんな聴いてくれ!!!って想いだけで勝手に推してたわけで、10個のアルバムのなかで順位を付ける必然性もなかったんですよね。

今年も、聴くのが今さらなメジャーアーティストから、インデックスバンドの手売りの新譜から、いろんなアルバムが入りました。ややギターポップレストラン参加者に偏った気もしますが……!

どのアーティストもすごくいいので、もし気が向いたらどうぞ。お正月のお供とかにいいとおもいますよ。作業用BGMってことでぜひ。

 

 

今月の記事は以上です。

 

今月のアクセス数ベスト3は

 

逆に、焼きそばを煮て作ってみた

料理の「さしすせそ」でラーメンを作りたい

ダサい格好で飲み会に参加した

 

次点で

鶴見線ツアーへようこそ。

地味ハロウィン2018に行ってきた。

 

といったかんじでしょうか。

 

1位は自由ポータル入選の「煮そば」。デイリーに載るとやっぱり強いですね。
上にも書きましたが、あんがいおもしろい結果になったので、ぜひ読んでみてほしいです。

 

2位は砂糖ラーメンの記事。「煮そば」とおなじで、家で麺料理を作るという記事だったので、合わせてよく読んでいただけた印象。デイリー石川さんが編集してくださったので、雰囲気がかなりデイリーになってます。必見です。

 

3位はダサ飲み会。これはやっぱり人気ですね。個人的にも気に入ってるので、ぜひ読んでいただけたらうれしいです。

 

次点は久々に鶴見線が来ました。この記事がきっかけでCRAZY STUDYに書くことになったので、思い出深い作品です。個人的にも思い入れのある記事です。
新年早々、かんがえてみたら今年最初の企画なんですよね。
そして地味ハロウィンの記事がなんと同数。まじかよ。今年はいろんなメディアで地味ハロウィンの記事がたくさん上がりましたが、たぶん日本でいちばん詳しく書いたという自信があります。だてに愛情はかけていない。よかったら見てね。

 

また、今月はクレスタに寄稿した架空の会社の飲み会記事が日経MJさんに取材されました。

はじめて寄稿のお話をいただいたサイトに、少しは貢献できたかな、という気持ちです。
さて、来年も早々に、ちょっとおもしろい記事が書けそうです。どうぞおたのしみに!

 

さて、そんなこんなで本年度最後の更新となりました。
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。みなさまよいお年を! 

 

ブログ以外にこちらのサイトもゆるーっと書いていく予定なので、どうぞ、合わせてよろしくお願いいたしますねー!

記事のご依頼はTwitterのDM、もしくはraira21hot■gmail.com(■は@が入ります)まで、どうぞよろしくお願いいたします。

Bちゃんアワード2018~今年出会った音楽たち~


毎年勝手にBちゃんアワードというものをやっている。

いや、なんのことはない、ただ今年買ったCDアルバムのうち、
気に入った10枚を発表しているだけである。

権威なぞはまったくない。
そもそも音楽はすきだが、語れるほどの音楽知識など持ち合わせていないのだ。
完全なる自己満足の世界なんだけど、「おー、おまえがそんなに言うならちょっと聴いてみてやろうやんけ」って思ってもらえたらうれしいな。

全国流通版もM3で売っている同人音楽も、ライブ会場で手売りしているCDも、新譜も旧譜もぜーんぶいっしょくただ。
条件はただひとつ、おれが今年初めて聴いたアルバムである、ということ。
4曲以上収録されているCDが対象です。

それでは行ってみよう!

 

 

 

SAD COMMUNICATION/POLTA 2015年
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POLTA、「あれはいいぞ」という話はさんざん聞いてたんですが、聴いたのは今年がはじめて。
春のギタポで見たのが初だったんじゃないかな。

物販で買えなかったので、翌日タワレコでCD全部まとめ買いした記憶があります。正直、どのアルバムもすごくいいんですが、個人的には総合力でこの1stアルバムを推したいです。

リード曲の「遠くへ行きたい」はもちろんですが、個人的には「ステマステル」がめちゃめちゃすきで。「すみっこがかり」や「みそじれーしょん」、「キラーサンセット」とかもう、名曲が目白押し。「POLTAってどんなバンド?」って聞かれたときに答えるの、このアルバムなんじゃないかな、っておもいます。いや、最新アルバム「LOVE TO DIE」も「失踪志願」を中心にめちゃめちゃいいんだけどさ……!!

 

 

 

 

ナニコレ/ざ・ぷー 2015年

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ザ・プーチンズという名前でずっとやっていたバンド(?)が外圧に負けてザ・ぷーと改名したのは去年の7月。そのライブ模様はわたしの大好きなデイリーポータルZでも記事になっていたし、Twitterで仲良くさせていただいているかたが前々から応援していたので、存在は知っていたのだけど、これも聴き始めたのは今年から。そういうのおおいな。

やっぱり、なんといっても「ナニコレ」の魅力がすごい。この意味のわからなさ、なのに、どうしてこんなに胸に響くんだろう。とりあえず1回聴いてみてほしい。この曲に関して、1つエントリを書こうとおもったくらいだ。が、調べているうちに断念した。その理由はこれだ。めちゃめちゃ魅力的なブログが昨年書かれていたので、ここはぜひこちらを紹介したい。いやまじでこれ見たほうがいい。そして聴いてくれ。ぜひ。

もちろん、この1曲だけではない。ザ・ぷーの魅力のひとつテルミンをふんだんに使った「すしてるみん」や、恋愛模様を斬新な切り口で歌った「恋愛契約書」など、名曲がたくさん詰まっている。生再生で放送しているアルバム内放送局の「怪電波放送局」もぜひ。

 

 

 

 

Magical brinq Tour/brinq 2016年
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正月にブログ書きながら延々とYouTube見たりしてたときにひっかかってきたかた。
いまは「ハレトキドキ」ってユニットで活動したりもしてるらしいです。今年の春にアンテナガールさんと一緒に出した「サヨナラ」もめっちゃよかった。

基本は作曲とDJで、女の子がボーカルを取るってスタイルがメインなのかな。ライブはまだ行けてないんだけど、ほんと行ってみたいです。
小室哲哉さんみたいな、90年代ダンスミュージックがすきなかたはぜったいにハマるのでは。

このアルバムにもアンテナガールさんが歌った「question」って曲があって、ほんとこれものすごくいい。そして、なんと言ってもリード曲の「baby baby」。
アイドルグループ・lyrical schoolのminanさんがボーカルを取っているんだけど、めちゃめちゃうまいんですよ。さいこうによかった。
そして、PVやアートワークも含めてめちゃめちゃいいです。これ、ぜひMVを見てほしいなぁ。北村みなみさんのイラスト、映像。ほんと世界観がさいこうなんです。いやほら、もうさいこうとしか言えないから見てよ。たのむ。

 

 

 

 

手紙/辻林美穂 2018年
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「つばし」こと辻林美穂さんの最新作。
このひとはほんと、なんなんだろうな。Twitterではいいかんじにおもしろおかしい、くるってるひと(褒めてます)だし、実際にお会いしても明るくて気さくなお姉さんなんだけど、音楽になると一気に雰囲気が変わるって言うか。ポップで明るいのは印象通りなんだけど、とにかく綺麗で繊細な音。
わたし、冗談めかして「稀代のシンガーソングライター辻林美穂とTwitter芸人のつばしさんは別人」なんて言ってますけど、けっこう本気ですよ。魅力の振れ幅がすごい。

で、それはCDの中にもふんだんに発揮されていて。
彼女のアルバムには毎回「つばしラジオ」が必ず入っているんだけど、今回のはとくにひどい。友達のやぎぬまかな(ex-カラスは真っ白)さんまでひっぱりだしてのやりたい放題。
11分以上も、ほんと自由気ままに、勝手にあっちこっち話をしまくったあげくに、「聴いていただきましょう、辻林美穂さんで、『forêt』」の声に合わせてインストの名曲・「forêt」が始まるわけですよ。こんなんあり?リスナーの手を引っ張って連れまわす悪女。確信犯ですよ。

待望の音源化となった全英詞の「tick tock tea time!」や、盟友ワタナベタカシとのデュエット「魔法が使えなくなる日」に表題曲「手紙」。この名曲たちとラジオの落差。
しかも最後にもうひとつラジオが入ってる。あーもう!!ほんとうになんなんだこのひとは。来年もちゃんと見張っとかないと、なにするかわかんねぇぞ。

 

 

 

 

SUPER VIRTUALBOYS/バーチャルボーイズ 2018年
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ベッド・インの振り付けでもおなじみのジーニアス・朝日太一とわれらがエイプリルズのイマイケンタロウの2人からなるチップチューンユニット。8bitの、ファミコンみたいなピコピコ系のことをチップチューンって言うらしいよ!今年はじめて知りました。勉強になるね。

スーパーと名の付いた3枚目のCDは、いままでのファミコン的な音から音楽的に劇的な進化を遂げた、その名に恥じぬ1枚。そう、ファミコンサウンドからスーパーファミコンを意識させる音に変化!!ってそっちかーい!!!
ドラクエの名曲「LOVE SONG 探して」やマザー2の「SMILES and TEARS」のカバーアレンジや、前作に収録されていたオリジナルの名曲「銀河の二人」などのセルフカバーも収録。その名も「スーパー銀河の二人」!っておいタイトル!!

と、まぁツッコミどころも満載なんだけど、これがいいのよほんとうに。お互いそれぞれメインの活動があってのバーチャルボーイズ。手に力が入っていないところがじつにいい。このCDの収録音源がないので、1stのときの音源を参考までに。

 

 

 

 

憂鬱イズポップ/OTOGI 2018年
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ハッカドロップス・マイさんとモローンズのリーダー・ヒロヒロヤさんが組んだ2人組。モローンズについては去年も藤岡みなみ&ザ・モローンズの曲を紹介させていただいてるので、よかったらそちらもぜひ。

先行してたデモを聴いたときは、あれ?ずいぶんアコースティックだな、とおもったりもしたんだけど、全国流通盤の音源を聴いたら、やっぱりヒロヒロヤさんらしい、鮮やかなメロディー。

リード曲の「流れ星みたい」のほか、「レモン」や「おしゃべりがとまらないよ」といったデモCDからの3曲を含む、全5曲入りの「はじめまして」。
新人と言ってもキャリアのあるおふたり。今後がとてもたのしみです!

 

 

 

 

ござりかけのRadio/侍文化
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現代に甦った4人の侍たちによるバンド、侍文化。というとなんかコンセプトバンドっぽいけど、ガバガバなので気にしなくても大丈夫。ライブのMCでは途中で語尾に「~ござる」をつけ忘れて「ござっていこうな」と再確認するなど、まぁ自由なスタイル。だが、それがいい

台本なし、奔放で見てるこちらがはらはらするようなMCと、ロキノンをフィーチャーしつつも、素直に「好き」とは言えない、まるでこじらせた高校生のような、そんな愛情がこもった楽曲。これがまたさいこうにいいんですよ。

シングル2枚に加えて2曲のライブ定番曲を加えた手売りのミニアルバム。どれを紹介するかと迷ったけど、1stシングルの表題曲「なんで」を紹介させてください。
爽快で心地よくて、でもなにひとつ進んでいない歌詞。まさに、一筋縄ではいかない侍文化を代表するかのような一曲。
「スモーク・イン・ザ・ウォーター」かと思いきやがくっと期待を裏切る「ZOO」なんかもおすすめ。YouTuberとしても活躍してるので、よかったらそちらもぜひ。

 

 

 

 

羊の皮をかぶった山羊/meiyo 2018年
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侍文化やPOLLYANNAでも活躍するワタナベタカシがmeiyoと名義を変えて再登場。1stにしてベストか!?と錯覚するかのような、「ワタナベタカシのいいとこあつめました」なアルバム。

なんと言ってもワタナベタカシのポップな魔法が炸裂している。「シトラス」や「魔法の呪文」といった名曲が1枚にまとまっててちょうお得。
いまのうちに知っておいたほうがいいですよ。ぜったい売れるから。鮮やかなメロディーと素直じゃないひねくれた歌詞、好きだなぁ。

YouTubeにも曲はあるんですが、あえてeggsでしか聴けないこの「シトラス」を紹介させてください。この曲、ほんとめちゃめちゃすきなの。「僕が居なくて寂しくないと寂しい」って、なんだよこれ。さいこうでは。
meiyoのアルバムトレーラーとかも作ってほしいなぁ。

 

 

 

DELICIOUS./TWEEDEES 2018年
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清浦夏美と沖井礼二(ex-Cymbals)の2人によるバンド・TWEEDEESの最新作。
Cymbalsを愛したファンのひとりとして、このアルバムは「TWEEDEESらしさ」というものが前面に出たものになったようにおもう。確実に、これはいままでとはちがう1枚になったと確信できた作品だ。

表題曲「DELICIOUS.」からの「花束と磁力」と初っ端からアクセル全開。中盤はしっとりと聞かせて、リード曲の「美しい歌はいつも悲しい」。この美しさは、なんだろう。MVも、正直特別な演出ではないとおもう。ただ、これを見た瞬間に鳥肌が、立ったのだ。これ以外にありえなかったとおもう、あまりに秀逸なタイトルも含めて、ぜひ見てほしい1曲だ。

そして、個人的にものすごくおすすめをしたいのが、9曲目の「間違いだらけの神様」。
わたしは、かつて神様になりたかった。ほんとうにいい奴なのに、どうしてこんなに不遇なのだ。そんな友人知人を、せめて照らしたいとおもっていた。やさしい傲慢を振りかざしていた。
そんなわたしに、この歌詞は刺さる。刺さりすぎる。はじめて聴いて、おもわず涙をこぼしてしまったほどだ。おすすめをしたいのに、この曲だけ、再生回数が異様に少ない。刺さりすぎて、どうしても聴けないのだ。
そんな2018年も終わる。来年はもっと、この曲と向き合えるようになりたいとおもう。

 

 

 

 

CDはもう売れない/ポップしなないで 2018年
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ポップしなないでの2ndミニアルバム。このアルバムについては個別に記事を書いてしまったので、もう今さら語ることはないのだが、いい。とにかくいい。

ぜひともみなさまに聴いていただきたい1枚である。いや、もうほんとうにいいんですよ。

 

 

 

 

以上でした。

その他、シングルだから紹介できなかった曲とか、この1曲がめちゃめちゃよかった!!とか、そういうのもよかったら紹介させてください。

 

今から渋谷で遊ばない?/C'mon C'mon 2018年

曲単位では、今年いちばん聴いたんじゃないか?ってくらい聴いた曲。
ポップしなないでの対バンとして出てきて、「いったいC'mon C'monってなにものだ!?」とおもってたんだけど、元ぽわんのメイビーモエさんのあたらしいユニットと知って納得。今後の活躍がたのしみでならない。さいこうですよ。

 

 

僕らの故郷、黄金の国ジパング/イエロー・シアン・マゼンタ

イエロー・シアン・マゼンタの最新MV。曲自体を聴いたのは去年なんですが、今年はじめて聴いたアルバムにも収録されてるし、ちょっと推させてほしい。
和風の香りがするロックなんですが、そんなにロックロックしていないところがいい。今年新メンバーのナカノさんも加入し、新譜も発売(タイミングが合わなくて、まだ入手できていないんだけど……!)今後の活躍がますます楽しみです。

 

 

失踪志願/POLTA 2018年

上でも書いたPOLTAなんだけど、もうこの曲さいこうだから聴いておくれよ。
「行方不明になりたい 死にたいわけじゃないけれど
行方不明になりたい 面倒なこと全部やめて」って歌詞、さいこうすぎなのでは。
ネガティブなんだけど、ネガティブすぎない歌詞。ポップでキャッチーなメロディ。「失踪したい!」ってコール&レスポンスしたい。落ち込んだときにがーっと聴いたらいいんじゃないですかね。ほんとうにいいのでぜひ。

 

 

ビター・エスケープ/やぎぬまかな

カラスは真っ白のやぎぬまかなが帰ってきた!!もうそれだけでじゅうぶんだとおもっていたのに、なんだこのかわいくて、かっこうのいいポップさは。
キャラソンということで、おなじ曲なのにぜんぜんちがうアレンジが施されているというのもおもしろい。とにかく「ビター・エスケープ」ざんまいのこの1枚。入手はコナミのサイトからしかできないのでハードルはたかいんだけど、ぜひ聴き比べてほしいとおもう。

 

wants/学園祭学園

学園祭学園の旧譜2枚をまとめた「ユーモラス・ユーモラス」からはこの曲を。
これは以前、学園祭学園を紹介した記事でも取り上げたんですが、やっぱりめちゃめちゃいいのでぜひ見てほしいなぁ。
途中ベースだけで曲を成立させているところとか、おもしろおかしくトークするだけじゃない、学園祭学園の実力のたかさも感じられる、いいライブ映像だとおもいます。
ひそかに人気がどんどん上がっている学園祭学園、いまのうちにぜひ聴いてみてもらいたい。おすすめです。

 

 

さて、2018年の通常記事は以上です。ありがとうございました。
来年もまた、すばらしい曲たちに出会えますように。みなさまも、もしよかったらぜひ聴いてみていただけたらうれしいです。君に音楽を。

2018年12月に書いたnote

 

今月もnoteを書きましたよ、というお知らせです。

 

先月も書きましたが、noteは、こちらとは基本テイストがまったくちがっておりまして、このブログはたのしいこと、おもしろいこと、わたしのすきなこと、をメインに書いております。というかそういうことしか書いておりません。

なんでこのブログがそうなのか、というと、読んでおもしろい、たのしい、笑えるものにしたかったからです。これを読んでくださっているみなさまが実際どうおもっているかはわからないのですが、わたしとしては、自分の「スキ!」を前面に押し出したブログを書いておるつもりです。

屁理屈こねたり、旅行記だったり、お店紹介だったり、へんな企画だったり、はたまた音楽記事だったり、ジャンルはもうむちゃくちゃなんですけど、わたしのすきなもの、読んでてたのしい気分になれるものという点では共通しているつもりです。

 

じゃあ、noteのほうはどうなのよってことなんですが、こちらは基本的に自分語りエッセイモドキ、みたいなかんじです。たぶんそこそこまじめに書いてます。いやーなこととかも書きます。読んでておもしろい、たのしいものではないかな、というような気もしますが、生きづらかったり、苦しんでるようなひとが読んでくれたらいいなぁ、とおもって書いてます。

どっちかというと、ブログが陽ならnoteは陰ってかんじなんですが、まぁ、せっかく書いたのでもし気が向いたら読んでよ、ってな具合に紹介だけさせてください。

 

・はじめまして、こんにちは(12/8)

 

 

3か月目の自己紹介です。ほんといまさらなんですけども。
そう言えばこのブログでも自己紹介ってしてなかった気がします。まぁ、いっか。

とりあえず「note酒場」というイベントに行くにあたって、なにもない状態で行くのもなぁ、とおもって書いた紹介文。
自己紹介ってにがてなんです。なにをどう書けばいいのかわからなくないですか。ひとのことのほうがよっぽどうまく説明できる気がします。
がんばって書いたは書いたけど、やっぱりうまく伝えられていないような気がするなぁ。なんなんでしょうね、消化不良感がどうもぬぐえない。

まぁ、こいつどんなやつなんやろっておもったかたがいたら読んでやってください。

 

 

・note酒場に行ってきた。(12/10)

 

 

行ってきたので、やっぱりnoteのプラットフォームで感想を書かねばならんなぁとおもって書きました。
「noteって意識がたかそう、こわい!」ってずっといやがってきたのですが、まぁ実際飛び込んでみたら、よかったなぁとおもいました。

このイベントをきっかけに仲良くしていただけたかたもいたりして、ありがたかったしうれしかったです。実際参加されていなかったり、会場でお会いしていなかったけど、つながってくれたかたもたくさんいて。

みんな色々書いているなかで、自分らしく、意識のひくい感想を書きました。まぁ、それがゆるされるのもnote酒場のやさしさ、ってことで。
参加者のみなさま、運営のみなさま、どうもありがとうございました。

 

 

・スキを、伝えることが(12/11)

 

 

わたしなりの「推し」について。

よくもわるくもオタク気質なので、推しへの愛は叫びがちなんですよ。ライターになってから、こういう人種って世間だと少数派なんだなってことに気がついた。遅い。

「自由ポータルに応募してるひとも、プロのライターも、関係ないひとも、関係なく推しますよね」ってさいきん言われまして。褒められてるのかわかんないですが、とりあえず褒めことばだとおもっています。

やっぱりその、いいものはいいし、みんなに紹介していきたいって気持ちはつよいので、基本的にはこのスタンスでいきたいとおもっています。

 

 

・やさしさって、なんだろう(12/12)


 

元々ダメです.に寄稿するために、9月に書き下ろしで書いてた1本。

ダメです.の編集長がちょっといまたいへんなので宙に浮いていたのですが、今年じゅうにはどうしても世に出したかったので、了解を取った上で先にnoteに書かせていただきました。そのうち転載というかたちで載るかもしれません。

ダメです.に載せるために、やっぱり前向きな文章にしたかったのですが、いまはちょっとやりきれない気持ちのほうがつよくなってしまったりして。終わりをどうするかめちゃめちゃ悩みました。
書いて、消して、また書いて……結局、悩んだ末に元々の原稿とほぼおなじようなかんじになりました。表現とかは変わったけども。

で、この最後の終わりかたの反響がよかったの、ほんとうにうれしかったなぁ。喜んでもらえたらなんでもうれしいけど、特に悩んだ部分が「よかった」って言われると、ほんとうに悩んだ甲斐があったな、ってかんじがします。

やさしいひと、むずかしいけど、無理しない程度にやりたい。

 

 

・キミとの、はじめての(12/14)

 

 

久々にお題に参加してみたnote。

基本的に恋愛に向いていない、というのは自覚しているんだけども、じゃあどうしようとおもうとなかなかむずかしいところがある。思い出よりも思考に寄せて書きすぎたきらいはあるけど、どうでしょうか。これもけっこう評判がよくてうれしかったです。

ライターの中村慎太郎さんに「Bさん、めっちゃ乙女ですね。冒頭は男性なんだけど、どんどん女性になってる」って言われた作品。若いころはよく「女性脳」なんてことを言われたんだけど、さいきんまた久々に言われたような気がします。
まぁ、それもたぶんわたしの特性のひとつだとおもうので、いい意味で発揮していきたいなぁとおもいます。

甘酸っぱいような、ほろ苦いような。そんな青春時代の思い出話。

 

 

・東大を舐めるな、に思う(12/17)

 

 

Twitterで友達から流れてきたので、ついつい物申したくなってしまった一件。

学歴コンプ、めちゃめちゃあります。「あたまのいいやつって内心おれみたいなバカのこと見下してるんだろ?」みたいな気持ちもけっこうずっと長いことあって、それを捨て去るのはけっこう苦労したし、もしかしたら、いまでも奥底でくすぶっているのかもしれない。なのでまぁ、言う側の気持ちもわからんでもないな、と思いつつ。

逆に、前職で建築士の資格を手に入れたら、言われる側に回ったりもして。
なので、言われる側の気持ちもわかるんですよね。ただまぁ、批判にたいして「うるせぇ、学歴ないくせに」とか「仕事できないくせに」とかって言い出したら終わりのような気がするよなぁ、と思って、こういうかんじになりました。

基本的には「今さら手に入らなかったものにどうこう言っても仕方ないしなぁ」というスタンスで、自分が属していないコミュニティも尊重していけたらいいんじゃないですかね。コンプで殴るのはかっこわるい、ってのはあくまで自分の価値観なんですが、たいせつにしていきたいなぁとおもいます。気を付けたい。

 

 

・一方的な愛を、ここで叫ぶ(12/18)

・一方的な愛を、ここでも叫ぶ(12/19)

・一方的な愛を、さらに叫ぶ(12/21)

 

 

すきなひとたちを紹介するシリーズ。Twitterではよく個別の記事に引用RTをしているのだけど、そういえばnoteでやってなかったなぁ、とおもって書きました。

「スキを、伝えることが」のところでも書きましたが、基本オタク気質なので、推しについての愛を叫びがちなところがあります。
ただ、すきなものの紹介文を書くのって、「自分がこの作品の、この作者のどんなところがすきなのか、自分がどういったものがすきなのか」ってことをもう一度見つめ直すきっかけになるのでいいとおもうのですよ。

やっぱり、すきなものに包まれて生きていきたいし、自分でも自分のすきなものを作っていきたいじゃないですか。それを再確認する作業として、たいせつなんじゃないかなぁ、なんて。

文章を書くひととして、やっぱり気持ちを言語化するってのは必要だとおもうので。まぁ、よく語彙力を失って「さいこうじゃああーーー!!!」みたいに騒いでますけども。できる限りやっていきたいなぁ。

 

 

・クリスマスという名の日常(12/25)

 

 

個人的に思う、クリスマスについて。

キラキラした雰囲気、きらいじゃないです。特別な一日であっていい。ただその、「特別な日」であることを強要されるのはちがうんじゃないかなっておもったりもして。
今年のクリスマスはほんと、イブはただ友達とライブに行ってだべって、当日もひとりでライブに行って……ただそれで終わったわけですが、ただここ数年でさいこうにたのしいクリスマスになったような気がします。

ほんと、クリスマスと関係のないただの「満足度のたかい一日」だったわけで。でも本来それでもいいんじゃないかなっておもいました。家族や恋人と過ごす「満足度のたかい一日」も、こういう過ごしかたも、すべてが尊重されたらいいなぁ、とおもって書きました。

もちろん、「クリスマスに楽しむこと」を強要しているわけでもなくて、ただ人生にこういう「たのしいって思える日」がたくさんあったらいいだろうな、って。
人生が終わるときに「たのしかったな」って思えたら人生勝ちだと思います。たのしむぞ。

 

 

さてさて、そんなかんじで、今月は10本書いてました。今月は意識的にnoteをたくさん書こうって気持ちでいたのですが、それにしてもめちゃめちゃ多いな。信じられない。
またペースは元に戻るかもしれませんし、がんばって書いていくかもしれません。もし気が向いたら読んでやってください。

もちろん今後もこちらのブログは書いていきますので、どうぞ合わせてよろしくお願いいたします~!

逆に、焼きそばを煮て作ってみた

 

カップ焼きそばというものがあるだろう。

あれがすきだ。いや、「すき」と言っていいのかはわからないが、たまに猛烈に食べたくなる。焼きそばでも、カップラーメンでもだめなのだ。あのちょっとチープな、カップ焼きそばが食べたくて仕方がないときが、ある。

ただ、お湯を入れているときに毎回おもうのだ。「これ、うそじゃないか」って。
だって「焼きそば」とか名乗っているくせに、実際はほぼ煮て作っているじゃないか。これではカップ煮そばだ。けしからん。

でも待ってくれ。じゃあ、逆に焼きそばを煮てみたらどうなるんだろう。これってトリビアになりませんか。

 

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「煮そば」を作りたかった。

 

さて、そうと決まればさっそく調理に取り掛かろう。
近所のスーパーに行って、材料を調達してきた。

 

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きわめてシンプルな具材たち。

 

カップ焼きそばの具として一般的なのは、キャベツと肉だろう。本家(?)にならって、シンプルな構成にしたい。ただ、わたしがすきな野菜ランキング第一位の玉ねぎはどうしても入れたい。ということでこうなった。ちなみに、ふつうに焼きそばを作るときは、かならずにんじんも入れます。たまにもやしも。

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ざっくり

 

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ざっくりと

 

基本的には「豪快!男の料理!!」なので、切りかたの雑さには目をつぶっていただけるとうれしい。

 

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沸騰したお湯を用意。

 

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切った野菜をぶち込む。一気にお湯が落ち着いた。

 

さて、野菜を煮込んでいる間に麺の紹介である。

 

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焼きそば、おまえは今日から煮そばだよ!

 

使う麺は、むかしから我が家で親しまれている「マルちゃん焼きそば」。わたしはこの麺に絶大なる信頼を置いている。きっと煮てもうまいはずだ。たのむぞ。

ただ、ひとつ気になっていることがある。焼きそばの麺には、茹で時間がいっさい書いていない。かんぜんにメーカー保証外のことをしようとしているのだ。この麺はいったいどれくらいの時間茹でればいいのだろうか。
かなりの細麺である。うーん、1分くらいにしておこうか。

 

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そうこう言っている間に野菜が煮えてきたので、肉を投入。

 

肉が固くなってしまってはおいしくないだろう。肉に続いて即座に麺を投入することにした。

 

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急げー!!!

 

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煮込みます。お鍋の最後みたいになった。

 

と、あわててひとつ重大なミスを犯してしまった。豚肉で一気に冷めてしまったお湯が、沸騰しないのだ。肉の量を減らすべきだったか、それとも麺は別鍋に分けておくべきだったか。しかし、もう間に合わない。ガッデム!!

さらに、写真を撮るのに四苦八苦している間に、あっという間に過ぎる1分間。結果的に、沸騰しないお湯で1分20秒くらい茹でることになってしまった。煮そば、いそがしすぎるのでは。

 

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味見をして、まぁこんなものだろうとザルへ。

 

使ったザルのせいか、一瞬「ラーメン二郎かな?」とおもったが、二郎のヤサイには麺も肉も入っていなかったし、なんなら玉ねぎも入っていない。共通項がキャベツしかなかった。おおいなる勘違いであった。

そして、湯切りを後のお湯を見ると、油が浮きまくっていた。ただでさえおおい豚肉の脂に加え、焼きそばの麺にはほぐしやすくするための植物油がまぶしてあるのだ。
茹で上がったときに油が落ち、独特のテカリがなくなった麺は、ちょっと細いスパゲティのような見た目になっていた。

 

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どうだろう、この焼きそば感のなさ。

 

丼に移したら焼きそばっぽくなるのではないか、とおもったが、想像以上に焼きそば感がない。具の焦げ目のなさ、特にキャベツがクタッとしているからだろうか。
あと、粉末ソースを混ぜるときに粉が部屋に飛び散ったら掃除がめんどうだな、とおもって丼に入れたのだが、はからずも油そばっぽい雰囲気が出た。

 

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焼きそばソースを振って

 

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かき混ぜる

 

茹でて油が落ちた麺がかたまってしまい、粉末ソースを混ぜるのになかなか苦労した。粉がうまく溶けて混ざってくれないのだ。
通常、焼きそばをつくるときは、

肉野菜炒めをつくる→麺を投入→水を入れて麺をほぐす→水がなくなったら粉ソースを投入

という手順を踏む。麺がじゅうぶんにほぐれているし、麺の油や豚肉の脂がちゃんと文字通りの「潤滑油」になってくれるだろう。それがないだけで、こんなにも混ぜるのがたいへんになる、というのはあたらしい発見だった。

おもえば、カップ焼きそばのソースは液体だ。あのソースは油分もたっぷり入っている。なるほどそうか、カップ焼きそばは数々の研究を重ねた上に作られているのだな、というのが、あらためてよくわかった。

 

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できました。

 

混ぜるのにだいぶ苦労したが、見た目はかなり「焼きそば!」という感じになった。ソースの力は偉大である。3枚前の写真と比べると雲泥の差がある。うまそうだ。

なお、混ぜる際に丼のふちまでソースでめちゃめちゃに汚れてしまったので、あわてて拭いて取り繕った。みなさまも煮そばを作る際には注意をしていただきたいポイントだ。

 

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いざ、実食!!

 

食べてみると、うん……味が、薄い……?

わたしはマルちゃん焼きそばを作る際、およそ3玉に粉2袋を入れるようにしている。
粉末ソースの味が濃いのだ。ぜんぶ入れてしまうと、しょっぱくて食べられない。
今回は1玉なので、ふつうであれば2/3袋でいいはずなのだが……ふしぎと味が薄いのだ。これはまったく想定外の事態であった。

追いソースをして、1袋を丸々入れても、まだ少し薄い。結果、自分がちょうどいいとおもえる味にするためにはなんと、1と1/3袋を使うこととなった。倍量である。
なお、追いソースを終えたあと、丼を拭くのをわすれたため、写真の上では麺を持ち上げたとたん、一気に丼がよごれたように見えてしまった。味ではなくて、ツメが甘い。

おそらくこれは推測だが、しっかり湯切りをしたとは言っても、焼いた麺とは含まれている水分量がぜんぜんちがうのだろう。まさかこんなに味の濃さがちがうとはおもわなかった。何事も、やってみなければわからないことがあるものだ。たぶん、今後二度と使わないであろう知識がひとつふえた。

そして、かんじんの味について、である。
ふつうの焼きそばに比べて油分が少ないためか、味の濃さがおなじでも、まろやかでやさしい味がするのだ。ほら、鉄板で焼いた焼きそばは、けっこうこってりしたパンチのある味だろう。
だが、ちがうのだ。煮そばはやさしく頬をなでるような味なのだ。なんということだ。ボクシング漫画だとおもって読んでいたらラブロマンスだった、くらいの衝撃である。焼きそばとも、チープでジャンクなカップ焼きそばともちがう、第三の味わいがここにはあったのだ。

で、じゃあありかなしか、と言われると、ぜんぜんありだとおもう。
濃いものがにがてなかたやお年寄りには、むしろおすすめできる味だ。キャベツのシャキシャキした歯ごたえや、わかりやすい派手さはないのだが、あっさりしていて、けっこううまい。
麺がすこし柔かったが、わたしが写真を撮ったりしてバタバタしていたせいもあるだろう、1分程度茹でればいいとおもう。茹で時間がきわめて短く、味見をしている余裕がなかったため、ざっくりした目安で申し訳ない。どうかこの煮そばの味のように、やさしくあたたかい目で見ていただけたら幸いだ。うわ、まったく伝わらない表現になってしまった。でも、もしよかったら試してみてください。これはこれで「アリ」だ。

 

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ふつうの焼きそば。こっちは問答無用でうまい!

 

こちらの記事もおすすめです。

「忘平成会」で、まるごとぜんぶ忘れたかった

 

2018年になって、きゅうに数々のイベントを企画することとなった。

 

きっかけは地味ハロウィンで出会った方々がめちゃめちゃおもしろかったので、
単純にまた会いたいな、話をしたいな、と漠然とおもったことだった。

リンク先は2018年のもの。わたしは2016年から3年連続で参加している。

 

その想いが高じて、今年の2月に行った「地味ハロ同窓会」が最初の企画である。

めちゃめちゃ個人的な日記である。とにかくたのしかった。

 

3月からは個人の主催で15人規模の飲み会をし、4月には30人を集めて花見をした。
あまりにも個人的すぎたので、このへんはいっさい記録に残していない。
ただ、このくらいの人数になると「おいおい会社か」ってかんじになる。

いきおいあまって、5月にはほんとに架空の会社を作った。

めちゃめちゃ盛り上がったし、たのしかったし、正直記事はバズった。

 

夏には花火を見に行ったり、キャンプをした。ほとんど毎月なにかしらのイベントをやっていた気がする。

2年前からの付き合いである、友達のもひもひさんを通じて、千鳥あゆむさんと出会ったのもこの夏だった。
「好きなものを好きなだけ持ち寄って、自由なあんみつを作りたい。」あゆむさんの一言に乗っかって、こんな企画が生まれた。

記事はあゆむさんが書いてくれた。共通の友達のもひもひさんは、否応なしに主催グループに巻き込まれた。

 

もひもひさんもブログを書いていた。アウトプットはだいじである。

 

ここから、もひもひ・千鳥あゆむ・少年Bの3人でイベントを企画するという機運が高まった。
9月には「あついのがやだ、知らんひとがこわい、でも祭りはたのしみたい」という、とんでもないわがままを体現したガバガバなおまつり、通称「ガバまつり」を開催した。

記事はあゆむさん。5時間があっという間に過ぎた。意味がわかんなかったけど、さいこうにたのしかった。

 

もひもひさんは翌日にはブログを書いていた。仕事がはやい。

 

「平成最後の夏」という、わずか数ヶ月で消費されきった言葉をつかうのもいやなのだが、この夏はなんか、遅れてきた青春ってかんじがした。

 

ガバまつりの打ち上げとして3人でコリドー街を歩いていたとき*1、ふとこんな会話になった。

「忘年会やりたい。1年じゃなくて、どうせなら人生まるごと忘れたい」
「われわれの世代なら人生=平成じゃない?平成最後だし平成忘れよう」
「おれの平成を紹介し合おう」
「「それだ」」

立ち話どころか、飲み屋をさがしてうろつきながら話していた企画が、このたび実現した。

 

前置きがながかったが、今年最後の企画がこれだった。

 

具体的には、まず蒲田のスナックを借りた。3人ともDPZの愛読者であり、「宴会と言えば蒲田」というわたしの提案がすんなり通った*2
当初はこのまんま蒲田温泉を貸し切る方向で話が進んでいたが、日程の都合等があり、結果的に蒲田のスナックになった*3。昭和の雰囲気が出てよかった。「なんで?」と聞かれたら平成が終わり、昭和が復権するのだ!!とギリギリ昭和生まれであることにかこつけて強弁しようとおもっていた。

 

そして平成を代表する飲食物を用意するなどした。

用意した食べものは。

狂牛病豚丼*4

ヒ素カレー*5

・偽装餃子*6

ミートホープ*7

などである。なお、没ネタとしては「食べ残し(手付かずのお料理、と読む)」「スカスカおせち」「段ボール肉まん」などがあった。

飲みものは

・スーパーヤリヤリサワー*8

・アル中カラカラハイボール*9

ヤマンバギャルと白ギャル、もしくは下妻物語*10

ストロングゼロ

などが用意された。ノンアルコール飲料として「わたしは寝ていないんだよ!」のコールで提供される「ミルク」も用意しようかという案もあったが、おもにノンアルを欲するわたし*11が牛乳ぎらいなため、あえなく却下となった。

その他、参加者から「平成各年に流行ったお菓子」「平成20年に日本食宇宙食に採用されたので宇宙食」といった平成を代表する差し入れや「地元のおまんじゅう」「家にあったお酒」など、平成とは関係ないがたいへんありがたいものをいただいた。参加者の善意で成り立っている会である。

 

この忘平成会は、官房長官元号発表から始まった。

 

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ジモコロの記事を読んで、ライターの村中さんにオファーをした。

 

続いてはわたしのアイスブレイク紙芝居。

 

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一気に昭和の雰囲気になり、コンセプトがあやうくなった。

 

平成に始まった生配信やキャスのようなものの元祖である。元祖に敬意を表するのはたいせつなことだ。とかなんとか言っているが、おまつりのときに1万円の身銭を切って道具を買ったので、1度で終わらせるのは忍びない。というだけである。機会があればまたやりたい。

 

平成を代表する同人誌の即売コーナーもあった。

 

 

自分の黒歴史を売るはずが、もひもひ・千鳥あゆむ両名による合同誌「少年Bの黒歴史小説を解読する本」まで並んでいて、その場から崩れ落ちた。地獄は作れる。

 

歓談タイムを挟み、平成を代表するプレゼンを行った。
わたしの役目としては、初っ端に極端にレベルの低いものを披露して、参加者の心理的ハードルを下げる、というものだったが、そんな心配など必要なかったほどに、興味深く、おもしろいプレゼンが続いた。結果、わたしだけが滑った。忘平成会なので、そのまま平成の記憶として忘れてもらえてよかった。

 

 

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テーブルの上が「あの頃の友達の家」みたいになった。

 

主催の一員にもかかわらず、写真もほぼ撮らずにただただたのしんでいたのだけど、みなさまのツイートから様子を紹介したい。

 

 

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平成キャラクターの変化についてのプレゼンや、平成を代表するバンドの演奏があった。

 

 

この1年のイベントの企画って正直、めちゃめちゃたのしかったんだけど、くるしかったり、つらかったこともあった。自分の手に持て余すような企画もあったし、綱渡りもあった。
ただ、この3人ならなんとかなるんじゃないか、と信頼できる仲間ができたことは嬉しかったし、なにより企画をおもしろがって参加してくれた、みんながいてくれたことが大きかった。

正直、ただの飲み会を企画するほうが楽だし、ぜったい失敗しないんだけど、やっぱりこういう「へんなこと」をみんなで作り上げていくたのしさを知ってしまうと、もう戻れないなとおもう。これからも自分が「たのしい」とおもえるイベントを企画していきたい。

あたまがわるいので、喉元を過ぎれば熱さを忘れるのだ。まるごとぜんぶは、忘れられないようだった。つらかったことはきれいさっぱり流して、たのしいことだけ覚えていきたい。

願わくば、つぎの元号が終わるときも、すてきな仲間たちと一緒に時を過ごせますように。

 

もひもひさんの記事と

千鳥あゆむさんの記事も貼っておく。

 

 

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打ち上げで行った居酒屋の壁には、平成を代表する流行語が書かれていた。

 

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しかも2ヶ所も。

*1:なお、結果的にコリドー街では飲まずに、新橋の外れの中華料理屋で飲んだ

*2:なお、主催は3人とも蒲田とはまったく別の場所に居を構えているため、この提案により単純に移動がめんどくさくなった

*3:この時点でもはや蒲田である必要性がまったくないような気がするが、気にしてはいけない

*4:おいしい豚丼であった

*5:おいしいカレーであった

*6:おいしい餃子だった

*7:おいしいソーセージだった

*8:けんぜんなカクテル

*9:けんぜんなハイボール

*10:白と黒のカクテル

*11:こう見えて下戸である

【CRAZY STUDYで記事を書きました】パパの本格派チキンカレー vs ママの簡単ケプリカレー 美味しいのはどっち?? 食べ比べようとしてみた

 

※今回はただのお知らせです。

 

 

 

わたくし、CRAZY STUDY(通称:クレスタ)というサイトで、たまーに記事を書かせていただいております。

 

本日、久々に記事が配信されました。

クレスタ初となる記事広告です。

 

 

詳しくはもちろん記事を読んでいただきたのですが。

 

兵庫県にあるカレー屋さん「ケプリ」の記事広告となっています。

こちらのカレーはわたしも友達から勧められて買ったのですが、めっちゃうまいのですよ。辛いのがにがてなわたしには、ぜんぜん辛くないというのもうれしい。

カレーはもちろん、コーヒーやチャイの通販もやってるので、よかったらぜひ。

 

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友達でありライターの佐々木かえでさんと、

 

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こちらも友達の、の木さんが撮影に協力してくれました。

 

 

お二人とも、ありがとうございました。

今回は架空の家族という設定で撮影をしたのですが、佐々木かえでさんが見事な老けメイクをしてくれまして。

 

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ちなみにこれは老けてないときのわたしとかえでさんの写真です。お好み焼き。
女性はやっぱりメイクでかわりますよねぇ。老けメイクをするのは特殊な状況ですが……

今回は「どう見ても若いひとが、あからさまにわざと老けている」という違和感、ヤラセ感を出したかったので、本物のお母さんではだめだったんです。

ここまで身体を張ってくれる女性ライターさん、貴重だとおもいます。ほんとうにありがたかったです。感謝!!正直、この企画を一緒にやってくれるひとを思い浮かべたとき、真っ先に浮かんだのがかえでさんでした。

 

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わたしはお父さんになりました。なかなかナイスミドルなのでは?と自分ではおもっているのですが、いかがでしょうか。ほら、なんかマリオみたいなさ……

ふだんはあんましこういうのやらないのですが、今回はめっちゃ顔芸をやったので、そのへんもぜひ見ていただけたらうれしいです。

 

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怒ったり

 

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踊ったり

 

ゆかいなお父さんですが、実際にいたらめっちゃウザそうな気がします。

 

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かえでさんの写真はちょくちょく煽り力のたかい写真があって、さいこうにいいです。

 

せっかくなので記事で不採用になった写真をいくつか。

 

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現場で「フリー素材感がすごい!!」と話題になった「スマホをいじる娘」。

 

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躍動感がなさすぎてNGに。記事で使ったのは奇跡の1枚を集中線で加工したもの。

 

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「なにこれ……?」と言わんばかりの顔をしたママ。煽り力がつよすぎてNGに。

 

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これ、熟年の夫婦感が出た気がする。キッチンで料理しながら、たわいもない話で笑える夫婦ってよくない?

 

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いじけるパパと苦笑いの娘。

 

撮影開始前「みんなで明るくたのしい家庭を築きましょう」と言ったところウケました。なにひとつまちがってはいない。

 

衣装や撮影機材も佐々木かえでさんが、記事の案はかえでさんと、友達でライターのねおみのるさんが、構成はクレスタ編集長のじきるさんが協力してくださいました。
はじめてのことで、色々たいへんだったり、あたまをかかえたりもしたけども、周囲のみなさまに支えてもらってなんとかがんばれた、というかんじです。

ほんとうにみなさま、ありがとうございました!

もちろん、これを読んでくださってるみなさまにも感謝です!
もし記事がおもしろかったら、ぜひカレーも買ってみてくださいね。おいしいので、損はさせないとおもいますよっ。

 

 

 

そんなわけで告知でした。オチはありません。

 

こちらのサイトともども、少年Bをみなさまどうぞよろしくお願いいたします。

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