Low cost, Low price & High return

音楽に対してはまじめに、それ以外はゆるゆるとへんなことを。月に何度か、不定期に書き綴ります。

ダサい格好で飲み会に参加した

 

「じぶん至上一番ダサい格好で集まって飲む会をやりたい。」

平成最後の夏、そんなツイートがバズっていた。

へぇー、なんだそれは。おもしろいな。

そう思いながら眺めていたのだが、実際にそれをやろうというひとがいるのだという。

誘われたので行ってきました。

 

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ダサい飲み会を企画してくれたかたは直接面識のないかただが、

おれの友だちと仲のいいひとなのだという。

今回は友だち経由でお声かけいただいた。

いったいどんなひとたちが集まるのだろうか。

興味半分、こわさが半分、そんな気持ちで日々を過ごした。

 

グループトークで予定をまとめていく。

諸々の事情を総合した結果、7月7日の土曜日に決行することとなった。

史上最大にダサい七夕である。

短冊に「ファッションセンスが良くなりますように」と書く必要がある。

 

だが、開催の二日前。事件が起こった。

 

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ダサさに対する向き合いかたがすごい。※画像は一部加工抜粋をしてあります。

 

この気持ちはわかる。

おれもふだん、自分がダサメンであるという自覚はある。イケてないのだ。

華やかなかっこよさとは縁が遠い。

 

だが、いざダサい格好をして集まるとなると、

「ちがう!こんなんじゃぜんぜんダサくない!」

と叫びながら、タンスの中の服を出しては投げ捨ててゆく自分がいた。

おいお前、ダサいんちゃうんかったんかい。

 

己の中で、ダサさに対する意識が変わった瞬間である。

そうか、おれはダサくなかったのだ!!

 

しかし、この参加者の方々の熱意はすごい。

中途半端なダサさを許さぬ厳しさがある。

生きるか、死ぬか。

 

「半端なダサさを晒すくらいなら、参加しないほうがマシ。」

なんという潔い姿であろうか。彼の想いが、おれたちの心に火をつけた。

なまじ醜態をさらしては、彼の魂に申し訳が立たぬ。

そうだ。われわれはいま、一途にダサさを追い求める求道者となった。

 

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そしてダサさに対する向き合いかたがすごい。※画像は一部加工抜粋をしてあります。

 

ダサさとは何か。噴出する想いの数々。嗚呼!

未だかつておれたちは、ここまでダサさと向き合ったことがあっただろうか。

もう一度言おう。われわれは本気だ。

 

先ほどはつい「ダサくなかったのだ!」などと血迷ってしまったが、

冷静に鏡を見ると猛烈にダサい男が立っていた。

傷つき、傷つけられるのはもうたくさんだ。

おれの格好で、ほかの誰かが涙する姿は見たくないのだ。

 

ならば、問おう。

愛のあるダサさとは、いったいなんなのか。

いいだろう。

その答えを、いまここで出してやろうじゃないか。

 

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腕が日焼けでえらいことになっているが、これは狙ったダサさではない。

 

おれのすきなバンド、「カラスは真っ白」のライブグッズTシャツである。

断っておくが、おれはこのバンドを愛している。

このシャツを「ダサい」などと言うやつがいたら確実に見開きでぶっ飛ばす。

だが、どう贔屓目に見ても、このかわいらしいデザインのTシャツを

30代男性が日常使いするのは無理があることにはご納得いただけるのではないか。

 

もちろん、ライブグッズなのだから、日常使いは考慮されない。

じゃあライブに着ていけばいいじゃないか、とおもうだろう。

だが、このバンドは2017年、惜しまれつつも解散している。

おれが彼らのライブに足を運ぶ日は、もう来ない。

 

だが。

今日こそはダサい格好をする日である。

すなわち、おれがもう、二度と着ることはできないと思っていたこのTシャツを

いま一度着ることが許される、最初で最後の日なのではないか。

 

これが、おれの出した答えである。

今日のおれはひと味もふた味もダサいのだ。誰にも文句は言わせない。

 

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ダサさが写る角度に反映された。

 

上着を着よう。

これはおれがかっこいいとおもって一昨年買った服である。

ざんねんながらダサいものがなかったので、しかたなく床に3日間放り投げておいた。

いいかんじに、よれよれのしわくちゃになったところがダサいだろう。

 

おい誰だ、ポイントのチェック柄がダサいなんて言ったやつは。

これはおしゃれポイントだぞ、わかってんのか。

 

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ズボンはこいつだ。

 

黒いズボンを履こう、と思ったが、

そう言えば先月整理してしまったばかりだったのだ。

上着同様、おしゃれなズボンしかないのだが、しかたない。

アクセサリーに頼るとしよう。もう見えてるけど。

 

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100円ショップにやってきた。おまえもダサくしてやろうか。

 

今回のコンセプトはおれの黒歴史である。

自分が本気でかっこいいとおもっていた、どうかんがえてもダサいあのかっこうだ。

高校を卒業してはや10数年。いまこそなつかしいあいつに会いに行こう。

 

ただ、予算の関係がある。おれはいま求職中の身。無駄な買い物は避けねばなるまい。

それっぽく見えるもので代用できるものはしておこう。

そしてこういうものを買った。

 

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100円で、ダサさは買える。いいですか、ここテストに出ますよ。

 

ガーデニングチェーンとS字フック、そしてスポーツ用のサングラスである。

ああ、ちゃんとしたひとに買ってもらえれば、おしゃれな実用品となれたものを。

己の運命を呪ってくれ。わるいな。

 

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ちゃんとしたチェーンのように見えるが

 

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じつはS字フックでひっかけているだけだ。

 

〆て200円でインスタントダサが完成した。

 ダサくないはずのものがダサくなった瞬間である。

かわいいは作れる。同時にダサもまた、作れるのだ。

 

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ライブシャツついでに、ライブグッズは身につけたい。

 

左から、ロックバンド・侍文化イラストレーターの中村佑介さん、

2人組ユニット・OTOIGI、ポップバンド・ボタントビートのグッズである。

デザイン的にはどれもかっこよかったりかわいらしかったりなのだが、

なかなか30代男性が身につけるには抵抗のあるものばかり。

缶バッチやキーホルダーはなかなか持ち歩きづらいのだ。

いいや、ぜんぶつけてしまえ。ダサくたっていい日なんだもの!!

 

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ネコのブローチも。

 

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ちなみに目が光る。

 

これもおもしろくて、かっこいいとおもったのだが、

なかなか身につける機会のなかったものだ。ぜんぶつけてしまえ。

ひとつひとつはかっこいいが、ごちゃごちゃしてるとダサくも見えてくるだろう。

たまにはすきなものを身にまとうのもいいものだ。

 

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あと、扇子も買った。

 

センスのあるなしにかけているわけではない。

高校生のころ、やたらと扇子にあこがれていた時期があったのだ。

うちわじゃだめだ。あれはかっこよくない。この和の雰囲気がいいのだ。

いまの100均はなんでも売っている。いいところだ。

 

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チェーンを2つ買ってしまったので、ボタンにひっかけて腕に巻いた。

 

これはやばい。かなり破壊力がありそうだ。

なかなかのダサさになったのではないか。

昔のおれが見たら、目を輝かせてあこがれるにちがいない。

 

そして、実はこの前に、髪を切りに行くタイミングを逃して、

そのまま10日ほど旅行に行ってしまっていたのだ。

髪の毛はかなり伸びた。帰ったらすぐに切ろう。ええい、うっとおしい。

そうおもっていたタイミングで、このダサい飲み会の連絡が入った。

 

髪の毛を切ったら、さわやかになってしまうのでは……

 

髪を切るのは中止だ。清潔感のなさが、きっとダサさにつながるはずだ。

会場でのひと笑いのために、自分史上でも1、2を争う髪の長さとなった。

 

以上がおれのダサい格好のコンセプトである。

それでは、いざ会場に向かうとしよう。

 

 

 

会場に向かうまでの間に気づいたことがある。

 

家から駅まで、めっちゃつらい。

 

そうだ、ここはまだやさしい空間ではないのだ。

地元で周囲から突き刺さる、白い視線。

いや、実際はみんなそれほど見ていないのかもしれない。

だが今日は自分から率先して、ダサい格好をしているのである。

そりゃあ、自意識過剰もしかるべきである。

 

電車に乗っても落ち着かない。

立っているひとがいる程度には混んでいる車内で、

おれの隣にだけだれも座らなかったのはちょっと心が痛んだ。

いや、こんな格好だからそりゃいやだろうけど。

 

ほかの参加者からも

「電車でとなりのひとがチラチラ見てきます」

「周りがこっちを見ている気がするので、空いてる先頭車両に移りました」

「先に着いたのでお店の前にいますが、店員さんが目を合わせてくれません」

などと連絡が入っていた。よかった、皆おなじつらさを味わっていたのだ。

おれたちは、ひとりじゃない。

 

いや、いまおもえば、会場で着替えればよかったものを、

なぜむき出しのダサさで向かってしまったのか、というところなのだが。

感覚がマヒしていた、としか言いようがない。

 

★ダサい格好のままで会場に向かうのはおすすめしません。

 近くのトイレ等で着替えましょう。

 

 

 

さて、いよいよ会場入りである。

会場は新宿だったのだが、予想外におしゃれなお店でびっくりした。

 

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このお店がいまから、ダサに蹂躙される。

 

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お料理もひじょうにおしゃれでおいしかった。

 

自己紹介がてら、順に自分の服のコンセプトを説明する。

なお、写真は飲み会終了後、極力邪魔にならないところで撮影をしたものである。

また、この飲み会中に地震が発生し、ちょっとしたパニックに陥った。

われわれの想いはひとつ。

「さすがにこの格好では死にたくない」だった。

さすがにそうである。だってダサい自覚があるんだもの。

 

さて、それではみんなの格好を紹介させていただこう。

 

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ダサッ!

 

こちらのシャツもライブグッズだそうだ。

「ライブグッズ=ダサい」の公式は、音楽好きの間ではほぼ共通認識になっている。

「うわぁ、ダサいなぁ」と言いつつ、ファンは今日も推しバンドのグッズを買うのだ。

※もちろん中にはダサくないグッズもあります

 

また、腰に巻いているのは学生のころにかっこいいとおもっていたベルトだそう。

「ぜんぶこれ10年ものです!!」と笑顔の彼女。物持ちがよすぎなのでは。

 

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ダサッ!!

 

こちらも長年愛用していた服を久々に外に着てきたそう。

ボロさがダサさになるか、という観点からのチャレンジである。

ちなみに、雪駄も普段から愛用されているものだそうだ。

また、本来は「サイズの合わないブカブカの帽子」も着用していたが、

現地でサイズが合うひとがおり、譲渡が成立した。なんだそれは。

 

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ダサいぃぃぃ!!

 

「NICE DESIGN」と書いてありつつ、まったくナイスでないデザインなのがいい。

マクドナルドの「クォーターパウンダー」の販促品であるそうだ。

なんか文字がたくさん書いてあるやつがあったなとおもってたけど、

こんなんも作ってたんかマクドナルド。

ズボンはダボっとしたやつだが、親に「タヌキの●玉みたい」と言われて

思わず納得してしまったため封印したのだという。捨てなかったんだ。

さらに、ダサさを極めるために、なんとすっぴんできた彼女。

役作りならぬ、ダサ作りへの執念が半端ない。さすがに公開できませんが。

 

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ダサすぎる!!!

 

「ハルキっぽい」シリーズの作者で友人のもひもひさん。サングラスが被った。

売れないYouTuber「もひちゃんねる」のもひもひという設定で現れた。

ポイントは「チャンネル登録お願いします」の字幕が出るのでズボンは白、

上着はインパクトを出したいのでごつめ、ということだった。

動画とプライベートは別にしたいタイプなので、無断の撮影は断るとのこと。

「あっ、すみません。いまちょっとプライベートなんで。」設定がこまかい。

 

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イケメンなのにダサい!!

 

原宿のアパレル関係で働いていたという彼。

このシャツはコロッケさんのものまねライブで買ったのだという。

「おれ、自分でおしゃれだって自覚はあったんですよ。

それでこれ、普通にいいなって思って買ったんですけど、家に帰ってその……」

 

わかる、ライブはひとをくるわせる。音楽だけじゃなかったのか。

 

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ダッサ!!!!

 

友人のTKMさん。「特になにもコンセプトはない」と言っていたが

なんだこの絶妙なダサさは。目がちかちかする。

ポーズもいいかんじにダサい。

「サイズの合わないブカブカの帽子」の譲渡先であった。

3人目のサングラス着用者である。

 

★ダサ要素を構成するために、われわれはサングラスに頼りがち

 

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ダッセェ!!

 

タテとヨコの縞模様に黄色のウインドブレーカーにビニール袋。情報量がおおい。

シャツがヨコ、スカートがタテ、ビニール袋が奥行きを

そしていまを生きる自分自身が時を表現している。

四次元空間がコンセプトだ、と話されていた。設定がめちゃめちゃ細かい。

薬屋のビニール袋がいい味を出している。本屋のビニール袋ではこうはいかない。

あと、ウインドブレーカーに、なくさないように収納袋がくくりつけてあって、

それがまたいい感じにダサくなっていて爆笑を誘っていた。さいこうです。

 

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なつかしいダサさー!!!

 

実際に小学校のころに着用していたものだそう。

10代の可愛い系アイドルがめちゃめちゃはやってたころの小学生だ。いた!!

「わたしはこれがかわいいと思ってたんですけど、3歳下の弟の卒アルを見たら、

こういう服を着た女の子ってぜんぜんいなかったんですよね……」

わずか3歳の差なのに。卒アルでジェネレーションギャップを感じたパターンだ。

 

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アップでもダサい

 

あと、これは意識したわけじゃなかったそうなのだが、

「メイドインパラダイス」って書かれているのをほかのひとたちに発見されて、

現地でめちゃめちゃいじられてた。

 

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乗っかったタイプのダサさ。

 

むかし勤めていた会社の地域清掃で配られた、関係者用のシャツだそう。

既存のフォーマットに乗っているのに、妙に素直になれずに

ハートの色を変えているところがダサい。そしてネコなんや。という。

でも、なんでそんなシャツをいまだに大事に持っているのか。こんなにダサいのに。

ほんと、みんなそうだけど、そういう愛を感じるとこ、すきだよ。

 

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うわぁぁぁダサいー!!

 

こちらは「1つ1つはいまも使っていて気に入っている服だけど、

組み合わせると致命的にだめになってしまう」というパターン。

黒いシャツに花柄のスカートを組み合わせてしまうのがダサいポイントなのだそう。

男性だと柄もののズボンはなかなか上級者向けなので、

おれのようなダサメンではそもそも買うこと自体もないのだが、

女性だと組み合わせ次第で一気にダサくなってしまうのだ。おそるべし。

 

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ダサ……ん?

 

いやいや、スポーティじゃないか。かっこいいぞ、ふつうに。

あなたはいったいどこがダサいというんだ。

 

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足元に注目。

 

ウェアはアディダス。靴はニューバランス。靴下はナイキ。

こういう方々はみんなメーカーを合わせてくるのがふつうらしい。

どれも一流ブランドのいいものだが、これも組み合わせでダサくなる例だ。

 

なお、バッグは会社に行くときのきれいなものを持ってきており、

「どこに行くにも致命的に合わない格好」だと話されていた。

TPOから壊していくタイプの高レベルなダサさだ。

 

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あああああ!ダサいー!!!

 

初対面の2人だが、いいかんじにまたこれがダサい。

「2人で「ブラザー」とか呼び合ってそう」とか

「ライブを後ろで腕組んで見てそう」なんて意見が出た。

右のかたはカタカナで書かれた文字がひじょうにダサく、

左の彼はこのシャツのバンド状況まで、愛を込めてダサさを巡らせていた。

 

★ダサさを目立たせるにはTシャツがいちばん有効な手段。

 

さて、それではいよいよおれのかっこうを披露するとしようか。

ご覧いただこう。

 

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優勝を狙いにいったダサさ。

 

ベルトのながさが微妙で、思いっきりびろーんとなってるところがポイントだ。

この角度だと見えづらいが、右の足には上に載せた写真のようにチェーンを下げた。

なお、このかっこいいシャツは「そのチェックのワンポイントがダサいー!!」と

言われてしまったため、このあと速攻で処分された。

 

さて、並み居る強豪を抑えて優勝したのは……

 

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貫禄のダサさ。

 

友人の惰眠さんだ。

中学生当時の学校指定ジャージ、ピンクのパーカー、ドクロのTシャツという

見事なまでのダサコーデで優勝を勝ち取った。

ちなみに、撮影時に「ジャージに書いてある苗字が映り込む」という理由で

こういうかっこうになっているが、飲み会ではシャツをインさせていた。

 

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チェーンもかぶった

 

「これ、実は中学のころ塾に行ってた格好なんですよね……

上着だけ着替えて、それで……」と語る惰眠さん。

 

パーカーは「SUPER NOVA!!」と書かれていて、これがまた秀逸なダサさだった。

また、中学当時の巻き取り型のイヤホンを装備していて、

これもノスタルジックダサとしていいアクセントになっていた。

「イケメンなのにダサい!!」「イケメンにダサさが勝った瞬間!!」と

文句なしの圧倒的なダサさで優勝となった。格好よすぎるぜ。ダサいけど。

 

元々のTwitterでバズった企画では、いちばんダサいひとは飲み代がタダ、

という企画だった。

今回はそういうことはなく、ただダサい格好で飲むだけ、という話だった。

解散直前に、おれがみなさんに聞くかたちで急遽No.1を決めることとなったのだ。

聞いた理由は単純に気になったからだが、その場で参加者のひとりが言った

「ダサさに貴賎なし。みんなダサい!」

という一言に思わず全員が熱い拍手を送った。

 

だれひとり、傷つくことなく。傷つかせることなく。

愛のあるダサさを共有できて、みんなの格好にお腹を抱えて笑った会だった。

ひとり、またひとりと参加者が登場するたびに「うわダサッ!!」

言ったほうも言われたほうも笑顔になる、そんな会だった。

 

またぜひやりたいな。こんどはぜひ冬にでも。

ダサクリスマスとかどうでしょう。

 

★彼女ができる予定はないのか、という質問はしてはいけない。

 

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ダサカップル合わせをした