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音楽に対してはまじめに、それ以外はゆるゆるとへんなことを。月に何度か、不定期に書き綴ります。

日本一早い初日の出が見れる!?犬吠埼に行ってみた(前編)

※こちらはbe-topiaで2019年12月23日に公開された内容です。記事内に登場するサービス・商品は公開当時のもので、現在とは異なる場合があります。

 

みなさまこんにちは、ライターの少年Bです。とんでもない髪型で失礼します。

まじでとんでもない髪型になってて笑う

本当に失礼いたしました。いやいや、これは寝ぐせではないのです。

本日は、千葉県は銚子市に来ております。銚子は風速が10m/sを超える日が年間に143日もあるという、風の強い町。本日も風が強く、撮影時に運悪く髪が舞ってしまったわけです。決して、始発電車が朝早く、車内で爆睡していたから、なんてことはありませんよ……本当ですってば!

さて、この銚子から電車で18分。犬吠埼(いぬぼうさき)という場所があります。

犬吠埼は関東でもっとも東端にある岬。実はここ、国立天文台が毎年出している「国内の初日の出時刻ランキング」では12位だそう。

離島や山頂を除き、日本で一番早く初日の出が見えるというスポットなのです!

そんな犬吠埼、ほかにはいったい何があるんでしょうか。気になったので、今回は日帰りの旅行をしてきました!

犬吠埼へは銚子電鉄で!

都心から犬吠埼へのアクセスは主にふたつ。

ひとつは浜松町・東京駅から高速バスで向かうルート、もうひとつはJRの電車で銚子駅まで行き、銚子電鉄に乗り換えて犬吠埼に向かうルートです。電車の場合は、特急「しおさい」が銚子駅まで利用できます。今回は電車で向かいました。

犬吠駅に向かうまでの銚子電鉄がとってもよかったので、ぜひとも紹介させてください。

JR銚子駅から銚子電鉄に乗り換えるには、有人改札で一声かけて入場し、切符は電車内で購入するシステム。めずらしい!

JRで銚子駅まで来た場合、下車する必要はありません。2・3番線のホーム前方に向かうと、なにやら建物があります。Suicaで乗車した場合は、黄色のラベルの読取機にタッチするのを忘れずに。

建物をすぎると、銚子電鉄の電車が。レトロでかっこいい!さっそく乗り込みましょう!

車内にはチーバくん!?テンションが上がります。

路線図は手書きでした。なんかあったかい。

犬吠駅までは片道350円。往復700円ですが、銚子電鉄一日乗車券の「弧廻手形」も700円なので、こちらを利用するのがおすすめ。途中下車も自由にできるだけでなく、犬吠駅売店で100円引き(1000円以上の買い物時)や、沿線施設の割引などが受けられます。

犬吠駅で名物のぬれ煎餅を!

電車に揺られること18分。終点のひとつ手前、犬吠駅に到着です。タイル張りのアーチがおしゃれ!

犬が吠えてるイメージで記念撮影をしました。BOW!

駅構内には銚子電鉄名物・ぬれ煎餅の売店があります。

なんと、焼きたてのぬれ煎餅が買えます(1枚86円)。1枚1枚、おばちゃんが手焼きしてくれるのが嬉しいですね。

そんなわけで、さっそくいただきましょう。焼きたてなのに、しっとりした食感がふしぎ……でもおいしい!

ほかにも銚子産の鯖を使った「鯖威張る(さばいばる)カレー」(450円)や、銚子に向かう上り列車にかけた「上り調子きっぷ」(840円)など、オリジナルのお土産も充実しています。まだ着いていないのに、さっそくたのしい~!!

犬吠埼……の前にちょっと寄り道

犬吠駅を出て、正面の道路を左へ曲がれば犬吠埼なのですが……その反対側、右側にちょっと気になるものが見えていました。

この建物が気になっていました

なんだあれ!?めちゃめちゃカラフルだし金ピカじゃありませんか。行ってみたい!!!

ということでやってきたのは「満願寺」。犬吠駅からは歩いて5分という近さ!おおきな朱色の門がかっこいいですね……!

おなじポーズではい、チーズ!

境内の満願堂には、西国、坂東、秩父、四国の188ヶ所のご本尊を祀っていて、ここに参拝すると、189カ所のお寺をお参りしたのと同じご利益があると言われているそう。

元旦、犬吠埼で初日の出を見たあとに、そのまま初詣……なんてのもいいかもしれません。

ご本尊の「十一面観世音菩薩」は、その年の一番大きな願いを叶えてくれるそうですよ。ちなみにわたしは「痩せますように」とお願いをしました。神頼みダイエットです。

また、このままさらに10分ほど山を登ると、水平線の見える大パノラマの「地球の丸く見える丘展望館」もあります。こちらもあわせて行ってみてはどうでしょう。

犬吠埼灯台がスゴい!

さて、駅まで戻り、改めて犬吠埼に向かいます。案内の看板が出ているので、方向音痴でも迷うことなくたどり着けるのがうれしいです。

道路の舗装が変わると、まもなく目的地の犬吠埼

2019年1月にオープンした「犬吠埼テラステラス」やお土産物屋さんが立ち並びます。
そしてその奥に見えてくるのが……!

日本に5基しかない第一等灯台のひとつで、国の登録有形文化財にも登録されている「犬吠埼灯台です!

海上保安庁からは「Aランク保存灯台」に指定されていて、これは関東地方で唯一なんだとか。国産レンガで作られたというこの灯台は、犬吠埼のシンボルです。

この日はあいにく工事中でしたが、ふだんは見学(大人200円・小人無料)ができます。貴重な灯台の展望台に登るチャンス!

また、灯台の横には「幸せを呼ぶ」と言われる白い丸型ポストがあります。灯台の赤ちゃんみたいでかわいい!

こちらのポストに郵便物を投函すると、銚子郵便局の風景印を押して届けてくれるというサービスもあります(ただし12月15日~1月7日を除く)。

海岸に降りてみよう

灯台のすぐ近くには、海岸沿いの景色が楽しめる遊歩道がいくつも整備されています。行ってみましょう!

岬周辺にある白亜紀の地層は、国の天然記念物に指定されています。1億2000万年前にできたものなんですって。板が積み重なったようなかたちで、かっこいい~!!

海岸も板状の地層が重なったようになっているのが特徴。こちらは砂と泥が交互に重なってできたんですって。転ばないように注意して進みましょう。

タイミングがいいと、ダイナミックな波しぶきと一緒に写真が撮れちゃうかも。最高~~!!!

そうそう、波しぶきと言えば、某映画会社のオープニングロゴが頭に浮かびますが、なんとあれもこの犬吠埼で撮影されたものなんですって。

文字とフォントを盛大に間違えました

撮影現場は現在立ち入り禁止ですが、近くで撮った写真に文字を入れてみました。場所もフォントも文字もぜんぶちがうのに、なんとなくそれっぽい感じになったのがすごい。

そのほか、犬吠埼高浜虚子佐藤春夫といった文人が訪れたことでも有名。海岸のちかくには歌碑や詩碑がいくつも立っているので、文学に興味があるかたはぜひ見てみてはいかがでしょうか。

犬吠崎を堪能した少年B、次回はさらにご飯とお買い物……!

また「後編」でお会いしましょう!