Low cost, Low price & High return

音楽に対してはまじめに、それ以外はゆるゆるとへんなことを。月に何度か、不定期に書き綴ります。

第4回 #ウェブメディアびっくりセール に出た

 

1/19に「第4回ウェブメディアびっくりセール」が行われた。

「ウェブメディアびっくりセール」とは

「日本のよみものウェブメディアがあつまる展示・即売会。ネットの中にいる人たちがリアルな本、グッズなどなどなどを会場で頒布します。」

というイベントです。ウェブメディアがやる、「ゆるいコミケ」みたいなもんだと想像しておけばいいとおもう。
デイリーポータルZ、オモコロといったおもしろメディアの大御所から、ねとらぼやガジェット通信、togetter、はてはノオトや幻冬舎plusにwithnews、TBSまで。
とにかくいろいろなウェブメディアが参加しているのが特徴だ。ここの文章、前回記事の使いまわしですまん。
 


さて、そんなウェブメディアびっくりセールに、「CRAZY STUDY」(クレスタ)のメンバーとして初参加してきた。

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二子玉川駅。たぶん、初めて降りる(前回は仕事で参加できなかったのだ)

 

10時15分に当日売り子をするメンバーで集合するはずだったが、全員が遅刻した。編集長に至っては余裕で着くはずが、2度電車を乗り過ごし、あまつさえ別路線に乗ってしまうという事態になった。意識のひくいウェブメディアである。

 

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駅を出てそのまま真っすぐ進むと、階段を登った先に会場がある。

 

なんとなく「ウェブメディアっぽいひと」がたくさんいた。かんじんのウェブメディアっぽさがどういうところに現れるのかはよくわかっていない。

 

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会場である。「びっくり」という看板があったが、おどろくほど存在感がなかった。

 

遅刻したわれわれが会場に着いたときには、すでにおおぜいのメディアのかたが準備をはじめていた。

 

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メイン入口が空いていなかったので、脇から入る。

 

集まったメンバーはじきる編集長をはじめ、ライターのねおみのるさん、千鳥あゆむさん、佐藤花太郎さん、有栖川兎さん、そしてわたしの6名(さんしちさんが昼過ぎから合流して7名となった)。
長机半分のスペースにしてはあきらかに多すぎである。クレスタのみんながこのイベントにかける想いが伝わってくるようだ。全員遅刻してるけど。

 

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さっそく準備をはじめる。素人ばかりのため、準備は困難をきわめた。

 

なんとイベント経験者があゆむさんひとりしかいないため、彼女にかかる負担はおおきい。
友達のもひもひさんのサークルである「さかさまダイアリー」が隣であったため「もひさんが来る前に机に品物並べておこう」「もひさんのスペース1/4くらいでいいでしょ」などといった、わるい会話が繰り広げられていた。

 

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なお、もひもひさんのほうもそんなことはお見通しのようで、しっかり逆襲された。

 

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それどころか逆にしっかりはみ出された。極悪サークル「さかさまダイアリー」をゆるすな。

 

 

もひもひさんと隣になったのはほんとうにただの偶然だったが、そんなこんなで開場してからも仲良くケンカした。ズブズブの関係である。

 

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話は戻るが、配送依頼していたエ○本も無事に到着していた。

 

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会場オープン30分前、無事に設営が完了した。

 

弊ブースで売ったものは

・エ○本(クレスタライター合同誌) 

・ズボラに味わう魯山人本(千鳥あゆむ 既刊)

・アイスクリーム2018summer(千鳥あゆむ 既刊)

・消しゴムハンコ(千鳥あゆむ)

・ペットボトルキャップのキャップ(ねおみのる)

・佐藤花太郎ブロマイド(佐藤花太郎)

・セーフ教カレンダー(少年B)

・少年Bが高校生のころに書いた黒歴史小説をまとめた本(少年B 既刊)

・諸説「●●●●●●」(もひもひ+千鳥あゆむ 既刊)

まったく統一性がない。ちなみに、販促用ポスターも作ったのだが、陽の目を見なかったのでここで供養させてください。

 

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場所の関係であんまり目立たなかった。持ってくるものがおおすぎる。

 

「#セーフ教」でTwitter検索して出てくるツイートのうち、縦の長さとうまそうさをてきとうに判断して作った。Photoshopillustratorなんか持ってないし使えないので、ペイントでしこしこつくった。今年はあたらしくアプリを使いこなせるようになりたい。

あと余談だが、メシ通さんの「飯テロカレンダー」とコンセプトがかぶった。
おそるおそるメシ通さんのブースにご挨拶に行ったら「うちは肉がメインなので大丈夫ですよ」とお声をかけていただいた。よかった。

 

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黒歴史小説のポップは内容はさておいて文字数で攻めた。「あのころ」流行った手法である。

 

00年代前半の(おもに01年~03年にかけて書かれた)本なので、ポップもそのころをイメージして作ろうとおもった結果、こういうかんじになった。たしかロッテリアでこういう手法があったような気がしたからだ。

 

 

と、おもって、いまあらためて検索してみたのだが、この手法が出たのは06年~07年にかけてのようだった。ちょっと時代がずれていた。まぁセーフってことで。

 文字に修正の赤波線が出てるのにそのままになっているところもポイントである。

 

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諸説「●●●●●●●」であるが、当日急遽販売されることとなった。

 

なにかと言うと、元々黒歴史小説本はクレスタライター・千鳥あゆむさん、もひもひさん、わたしの3人で企画したイベント「忘平成会」のために作った本なのだが、もひもひさんとあゆむさんの2人もわたしの黒歴史小説をネタにした本を作ってきたのだ。
自分でネタにするだけでなく、まさか共同開催者にまでネタにされるとはおもわなかった、わたしの黒歴史

さかさまダイアリーで頒布すると言うのをその場で買い取ってクレスタで売ることにした。もひもひさんは確実に残部が売れ、わたしは知らんひとに過去のイタさを知られずに済む、というwin-winの関係だ。そう言えばさいきんwin-winってあんまり言いませんね。

で、かと言って売れ残ってしまうとわたしの財布を直撃するので、「同人誌は全部クレスタ公式Twitterフォローで100円引き」というのを利用して「100円なのでフォローしてくれたら実質タダ!」「あのもひもひさんがこんな本について書いたのを読めるのはびっくりセールだけ!!」などとあの手この手で売りまくった。結果、頒布物のなかで唯一完売した。手法があくどい。

 

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なお開場前の状況であるが

 

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信じられないほどの行列ができていた。まじかよ。


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とくにオモコロは専用列ができるほどの賑わいだった。さすがだな。

 

これはとんでもないところに出てしまったぞ、とこのとき今さらながらおもった。

予想通り、開場の声とともに、もうものすごい状況になったのだ。

 

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3時も過ぎ、すこし落ち着いた状況でさえこの賑わいだ。

 

そしてうれしいことに、フォロワーさんがたくさん駆けつけてくれたのだ。
地味ハロウィンで出会ったかたや、音楽からつながったフォロワーさん、おおくのかたが「Bさんがんばって」「売れるといいね」と声をかけてくれ、頒布物を買ってくれたり、差し入れをくださった。

この日食べたチョコレートといちご大福の味はたぶん、一生忘れないとおもう。ありがとうございました。

 

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おもわず写真に撮ってしまうほどにはうれしかった。

 

さて、基本的には売り子・呼び込みをしていたので、あまりよそのブースには行かなかったのだが、いくつか回ったブースの紹介を。

 

 

もひもひさんのブース「さかさまダイアリー」ではこちらも友達の佐々木かえでさんが売り子をしていた。彼女のファンを取り込もうと、勝手にうちの売り子と詐称するツイートをするなどした。このとき実際に店番をしていたのは「佐藤花太郎」「有栖川兎」「千鳥あゆむ」の3名。

 

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なお、もひもひさんの頒布した「インフルエンサー本」であるが

 

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しれっと「#セーフ教」「#ラーメンはカロリーが低いからセーフ」と書かれている。

 

一緒にお買い求めになったかたは、こういうところにも注目して読んでいただけたらうれしい。

 

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チームタナゴのスペース。スロットのインパクトすごい。

サイバーおかんがお出迎えしてくれたのは「チームタナゴ」。

 

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予備抽選。

 

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この機械で何回スロットを回せるかが決まる。わたしはなんと20回も回せることになった。

 

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結果、大当たりの第一号となり、デカい林バッヂをもらうことができた。

 

「ウェブメディアびっくりセールに行ってきました」バッヂも買った(写真を撮りわすれた。すみません)

 

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デイリーライターのオカモトラボさんのブース。

オカモトラボさんは岡山からの参戦。この記事で気になっていた「Hicarix Badge」が売っていた。
何気なく黄色を選んだのだが、黄色は通販でも売っていないレア色なのだそうだ。ラッキー!

 

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試し書きしたものを店頭に並べてもらった。

 

少年Bの「B」と書きたかったのだが、センスがないため「8」になった。

 

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Twitterで告知ツイートをやたらとふぁぼってくれたちいき新聞さんのブース。

 

千葉への偏愛を語る本を売っていた。10年ぶりの新品種「Qなっつ」の試食もしていて、これがうまかった。

 

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2018年最大のニュースだったらしい。外環道の開通とか、なんかほかにもいろいろなかったっけ???

 

うちの母校は神奈川県の秦野市というところにあって、ここもじつは落花生が名産なのだけど、これは油断ならないな、という気がした。千葉に負けるわけにはいかない。
またお互い出展したときにいろいろお話をうかがっていきたい。情報戦ははじまっているのだ。

 

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斎藤充博さんブースと玉置標本さんブースには友達の米田梅子さんも参加。ちょうど真ん中にいらした。

 

玉置標本さんの本は冬コミで買ってしまっていたのだけど、斎藤さんの新刊やプロマイドなどを買った。

 

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デイリーライターの乙幡さんのブース。

 

民藝スタジアムを買った。めちゃめちゃおもしろそうだ。気になる。

 

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この記事で出たアヒールも展示されていた。

 

あこがれのライターさんと直接話すことができるのもこのイベントのいいところだ。

 

さて、われらがCRAZY STUDYの本がどれだけ売れたのかと言うと、
エ○本が約25部、わたしの本やカレンダーは10部とちょっと、といったところだ。
決して売上的に成功である、とは言えない。

 

でも、頒布物を手に取っていただき、ネット上での出会ったことのないかたにもお会いできたり、まったくクレスタを知らないかたにも興味を示していただけた。

この経験はきっと、次に生きるとおもう。こういうところが、スタートアップに参加するたのしさだな、なんてことをかんがえたりもした。クレスタとともに、わたしも一緒に成長していけたらいいなぁ。

 

 

そうそう、友達の嘉晶さんがレポートを書いてくれたので、もしよかったらこちらも合わせてどうぞ。

 

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カレンダー、そこそこ残ってるので、お声かけいただけたらいつでも売ります。と言うか買って!!!