Low cost, Low price & High return

音楽に対してはまじめに、それ以外はゆるゆるとへんなことを。月に何度か、不定期に書き綴ります。

パズルで遊べるカフェに行った

 

みなさまはパズルがお好きでしょうか?


なーんて聞いといてなんだが、おれはパズルがにがてだ。

だってそうだろう。

ああいうのは頭を使う。試行錯誤を繰り返し、ロジカルに解く方法を組み立ててゆく。

おれは、頭がわるい。その上、飽き性である。根性がないのだ。ついでに言えばやる気もない。まったくもってこういうものに向いていない。おれには縁のないものだとおもっていたのだ。

 

だが、ひょんなことからパズルに挑戦することになった。しかも、世界的なパズルデザイナーさんのお宅に訪問するのだという。

おいおいまじかよ。おれみたいなやつがそんなところに行っていいのかしら。ジグソーパズルのピースを撒かれて追い返されたりはしないか。

 

おっかなびっくり、行ってきました。

 

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新たな扉が開いたよ。

 

 

 

きっかけは、さいきん知り合った友人が声をかけてくれたことだ。

なんでも、彼の友人に世界的パズルデザイナーのかたがいらっしゃるとのこと。そして、パズルとカフェを合体させた「パズルカフェ」を経営しているそうだ。なんだそれは!

「よかったらぜひ行きませんか?」その問いに不安を感じつつも、気がついたら「ぜひ!!」と書いた返事を送っていた。

 

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本厚木駅にきました。新宿から急行でだいたい1時間弱。

 

そのパズルデザイナーさんが運営するパズルカフェ「パズラボ」は本厚木駅からバスで向かう。13番乗り場から、53・54・55系統のいずれかに乗り、「戸田」バス停で下車すればいい。

……と書いたが、じつはこのあたりはおれの生活圏内である。戸田にある大型のホームセンターには仕事でよく来ていた。

よって、本日は車である。まさかこんな近くにこんなへんなお店(失礼だがあえてそう言わせていただこう)があるとはおもわなかった。

駅で、友人であり声をかけてくれたほうどうさん、そしてルービックキューブが得意だという惰眠さんと待ち合わせをした。この3人でパズラボに向かうのだ。

 

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ということでやってきました。

 

パズルカフェ、という文字からいまいちイメージできない建物だった。ここがほんとうにそうなのか。どっちかって言うとお寿司屋さんとかじゃないのか。

 

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まちがってなかった。よかった。

 

 

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中に入るとたくさんのパズルが!

 

入場料は不要。カフェ内にあるパズルは遊び放題!

ただ、あくまでもカフェなので、ドリンクは注文しておこう。

 

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メニューはこちら。パズル遊び放題なのに、良心的なお値段。

 

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店長のえぢナガタさん。フレンドリーでおもしろいかただが、世界的なパズルデザイナーだそう。

 

店長のえぢさんと奥さま、そして2人のお子さんが迎えてくれた。

2人のお子さんはとてもなつっこくて、かわいらしくて。カフェに来たと言うより、まるで先輩の家に遊びに来たような感覚になった。こういう雰囲気、すきだよ。

 

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ルービックキューブだけでもこんなに種類がある。

 

右上の矢印のついたものは「ラッチキューブ」と言い、矢印の方向にしか回せないという特徴がある。三角形のものは「ピラミンクス」という名前なのだと、惰眠さんが教えてくれた。

ルービックキューブといえば、3×3マスの四角形というイメージだったが、こんなに種類があるとは!へぇー!おもしろい!!

 

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えぢさんが世界コンクールで優勝したというパズル。

 

これはこのケースのなかに、この4つのポロシャツをうまくはめ込んでいくパズルだ。ケースの表と裏にそれぞれちがう形の枠があり、難易度がちがうのだという。

めちゃめちゃむずかしく、途中で投げ出してしまったのだが、ルービックキューブが得意な惰眠さんはさすが、見事に正解を導き出した。すごいぞ!!

なお、正解の写真を載せてしまうと、見たひとが簡単に解けてしまうため、撮影はNGだ。「パズルは解きかたをかんがえるのがおもしろいんですよ」とは作成者のえぢさんの言葉だ。みなさんもぜひ足を運んで、自分の手で正解を見つけていただきたい。

ちなみに、解いた瞬間を見ていたにもかかわらず解けなかった男が約1名いたということも記しておきたい。いやね、これむずかしいんすよ。まじで。

 

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こちらは、はみ出したちいさな三角を、大きい三角の枠の中にはめるパズル。

 

これは比較的かんたんなものだそうだが、おれが人生で初めてクリアしたパズルとなった。いやぁ、勝手なのは承知の上だけど、解けるとパズルってのはたのしいもんだな!!

このパズルをクリアしたおれに、えぢさんが「じゃあこれはどう?」などと持ってきてくれたのがこれだ。

 

f:id:raira21:20180719040248j:plainこちらのラッキーキューブは

 

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特定の動かしかたをすることでどんどん開いてゆく

 

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組み合わせることもできる。

 

本来は問題集を開いて、そこに描かれたかたちを作っていくものだそうだが、おれはしっちゃかめっちゃかにいろんなかたちを作ってあそんでいた。こういうのっていろいろいじってみたくなりませんか。いやーたのしい!!想定した遊びかたではないんだろうけど。

 

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こんなでっかいものまで。パズルに大きさの制限はない。

 

このでっかいやつは、下の輪っかを外すのが目的のパズル。ここまででかくする必要があったんだろうか。見た目のインパクトとシンプルなゲーム性につい笑ってしまった。

座って解くのはなかなかむずかしく、最終的にみんなほぼ立って遊んでいた。解くために、持ち上げたり、上下さかさまにしたり。めちゃめちゃ身体をつかう系のパズルであった。

色々なやんでいると、えぢさんご夫婦やお子さんが「おっ、そうきたかー」「さかさまにしたねー!みんな見てー!」なんてちょこちょこ声をかけてくれるのもたのしい。

 

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こちらは座って遊べるやつ

 

球がコの字型に繋がったコマを転がしながら右下のゴールを目指すパズル。

オレンジの球を指定の場所に配置することで、初心者から上級者まで難易度を調節して遊ぶことができるすぐれものだ。

惰眠さんが速攻でクリアして、場の全員から大歓声を浴びていた。なんだこのひと、キューブだけじゃなくてパズル全般めっちゃうまいやんけ。すげぇ。

 

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こちらのチロルチョコ

 

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元通りにしまうだけでもむずかしい。

 

お聞きしたところ、チロルの向きを考慮しない場合、なんと206万通りのしまいかたがあるそうだ。本来は決められたかたちを作るパズルだそう。このチロルはなかなか手ごわかった。ただ出して片付けただけなのに。

このチロルチョコはうかつに手を出してはいけない。危険である。

 

パズルがにがてだ、などと言っていたが、気付けばあっという間に4時間が経っていた。えぢさんが、おれたちの興味や難易度に合わせて、色んなパズルを持ってきてくれるのだ。提案型のお店である。ほんとうにパズルがすきなかたなんだなー。

おれも、にがてだからいやだーなどと思わずに、もっと早くやってみたらよかったのかもしれない。いやー、こんなにたのしめるとはおもわなかった。

えぢさん一家、どうもありがとうございました!

 

この「パズラボ」の営業日は基本的に、土・日の各1日ずつの月2回。ふらっと行っても、やっていないので注意が必要だ。

営業日はホームページから2ヶ月分確認することができる。営業日のリクエストも受け付けてくれるそうなので、気軽に連絡してみてもいいとおもう。

パズルに初めて挑戦するひとたちにも最適な場所だとおもいますよ。

 

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ずっと、めちゃめちゃ爆笑してた。

 

 

 

取材協力:パズラボ

神奈川県厚木市戸田2517

【電話番号】090-9824-2679

【営業時間】10:00~18:00 (最終入店は17:30まで)

※月に2回程度の営業のため、ホームページからご確認を!